ページID:87817更新日:2018年11月9日

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知事記者会見(平成30年11月8日木曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

 

発表事項

知事コメント

発表事項以外の質疑応答

知事記者会見写真

 平成30年度県政功績者表彰について

知事

平成30年度県政功績者表彰について発表いたします。県政の各分野におきまして功績が顕著である個人又は団体を、毎年、県政功績者として表彰しております。この度、平成30年度の受賞者を決定いたしましたので、発表いたします。受賞者は、49の個人で、その内訳は、特別功績者1名、特別感謝状3名、県政功績者45名、また県政功績者45名のうち3名が女性の方でございます。受賞者のお名前、主要経歴等につきましては、お配りした一覧表のとおりでございます。なお、表彰式は11月20日の火曜日に実施することにしております。

 

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 防災月間における県の取り組みについて

知事

本年3月に防災基本条例を制定し、施行後初めての11月、防災月間を迎えました。この月間中に7つのイベントと4つの普及啓発事業を行うことといたしました。お手元に資料があると思いますが、それをご覧いただきながら、お話ししたいと思います。

イベントとしては、明日、平成23年3月11日の東日本大震災の際に「釜石の奇跡」を導いた片田敏孝東京大学特任教授をお招きし、県幹部職員を対象とした「防災研修会」と、県民の皆さん方を対象とした「山梨県防災シンポジウム」を開催することにしております。また、11日の日曜日には、南海トラフ地震を想定した「山梨県地震防災訓練」や、また9月の富士山噴火を想定した図上訓練を踏まえた実動訓練を11月21日・25日の2日間にわたって実施します。

また、普及啓発事業ですが、災害時の行動の理解促進のためのわかりやすいやまなし防災力向上テキストにつきまして、小学生向けは8月までに県内すべての学校で配布を終了しておりますので、今後、順次、中学生、高校生にも配布してまいることとしております。また、自助・共助の重要性を理解していただくため、「じじょちゃん」、「きょうじょちゃん」という二体の防災キャラクターが登場する防災啓発映像を新たに制作しました。お手元にDVDがあると思いますが、わかりやすい形で作ってありますので、ぜひご覧になっていただければと思います。

今年の豪雨・台風等々で災害は本当に大変なことだと多くの県民の皆さん方が感じられたのではないかなと思います。今回初めて11月を防災月間ということでイベントの実施や啓発を行ってまいります。防災キャラクターを作成することにより、わかりやすい形で啓発映像をご覧になれると思いますので、皆さん方におかれましては、ぜひ、多くの方に周知いたけますよう、ご理解とご協力を賜りたいと思います。

記者

知事は、このDVD見られましたでしょうか。

知事

まだ見ておりませんが、担当課長からわかりやすい内容と聞いています。全体で何分ですか。

防災危機管理課長

32分です。

知事

32分と少し長いので、必要であればダイジェスト版みたいなものも作らなければとも考えています。私も時間を見つけて、できるだけ早く見たいと思っています。

記者

わかりやすく伝えることの重要性はどういうところにあるでしょうか。

知事

例えば、豪雨や台風の場合には、避難準備、勧告、指示がどこまで逼迫性があるものなのか、また、それぞれの段階でどう対応したらよいのかなどについて、理解を深めておく必要があります。7月の西日本豪雨での報道を通じて、県民の皆さんも、この3つの段階をご理解されたのではないかと思います。また、地震の場合には、2つの段階となっていますが、それぞれの段階の内容や逼迫性、また、どこに避難すればよいのか、また、避難のためには何を準備しておけばよいのかを平時からご自身で意識してもらうことが重要です。こうしたことから、「じじょちゃん」、「きょうじょちゃん」というキャラクターを用いてわかりやすく啓発映像を作成いたしましたので、県民の皆さんには改めてご理解いただければと思います。

 

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<発表事項以外の質疑応答>

 あずさ回数券の廃止について

記者

JR東日本があずさ回数券を廃止して、新しい料金体系を春にも導入するということで、県にも報告があったと思います。この回数券の制度が廃止されることによって、県庁内でどんな影響が出ているのか、それから県内でどんな影響が出ているのか。また、(乗車日の)13日前(のネット予約)だと割引率が高いということですが、ネットが使えない人もおられるだろうし、急に出張する人にとっては、割高になると思います。JRの利用を促進してきた立場からして、今回の方向性をどのように捉えていますか。

知事

正直言って唐突感はありましたが、内容を精査すると、あらかじめ分かっている旅行や出張の場合は、今のあずさ回数券よりも割引率が高くなるということで、プラスに働くのではないかと思います。一方、急な出張や用事などの場合は、割引率が低くなるわけですから、利用する側に立ってみれば、コスト的に困ったなという印象があると思います。実際に、どの程度プラスマイナスの影響があるのか、正直、JR東日本さんも読みきれていないと思われますし、県庁全体でも読みきれておりません。ただし、県庁では、職員が霞ヶ関やイベントへの参加も含めて、この制度で年間約1万6千枚の回数券を使っていると報告を受けています。あらかじめ分かっているもので減額となる部分と、急に行かなければならない出張等で今よりも割高になった部分は、対応してみなければ分からないかもしれません。定期的なイベントなどあらかじめ出張が分かっているものの比率を部局毎にある程度整理をさせています。もし必要があれば、報告ができるように整理したいと思います。いずれにしてもプラスの部分もマイナスの部分もあるし、高齢者の方も、ある程度インターネットをお使いになる方もいらっしゃいますから、周知する時間がもう少し欲しかったという思いがあります。いずれにしても、民間企業が決定したことでありますから、行政運営や出張業務に支障がないように、うまく活用していきたいと考えています。

記者

金額を考えると、JRを使うよりもバスを使った方が良いということもあると思いますし、バス会社にとっては、逆に言うとチャンスになるのかもしれませんが、いわゆるコスト削減として、職員にできるだけバスを使うように促すなど、他の対応策というのは検討されているのでしょうか。

知事

そこまで具体的に指示しておりません。いずれにしても、例えば私がバスを利用するか、電車を利用するかは、同じ時間で移動ができるのであればもちろん安い方を使います。当然電車の方が高くなれば、バスの方を利用するというお客さんもいらっしゃるでしょうから、もう少し様子を見た方が良いと思います。当然、バス会社もそういうPRをすると思います。必要な業務は、きちんと対応しなければいけないという前提の中で、移動のコストをできるだけ縮減する工夫をしながら、今のご指摘も含めて考えていきたいと思っています。

記者

知事が掲げている交流人口という点から見ると、実質的な値上げは厳しいと思うのですが、その点についてはいかがですか。

知事

海外のお客様であれば、通常1、2ヵ月前には行き先を決めて、バスや電車を選択していると思われますので、すぐに交流にブレーキがかかるということはないと思います。また、大きな団体やツアーが利用するバスというものも大きな移動手段であるので、すぐにブレーキがかかるということではないと思います。JR東日本自体も収入減少につながるようにはしませんから、これからのICT、SNSの時代に向けて、こういうサービスを提供した方が経営的にも、お客様のニーズにも応えられるという判断だと思います。もし、どこか急ブレーキがかかる分野があれば、課題解決に向けて何らかの対応策を取らなければいけないと思いますが、今のところ、県庁に特段の苦情は寄せられていないと聞いています。

記者

県としてはJR東日本に特急の増発など、要望活動をされていると思いますが、この件に関して今後要望していくことはありますか。

知事

来週、中央東線高速化促進広域期成同盟会の会長として、JR東日本に要望活動に行きますが、事前に開催された総会で決まったことをベースとした要望活動ですので、ひとつの話題として出るものと思います。周知や使い勝手など必要に応じて、直接JR東日本さんにもきちんと私からもお話をしていきたいと思っています。

 

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 次期知事選について

記者

知事選に関しての質問ですが、一昨日、自民党本部が長崎幸太郎氏の推薦を正式に決めました。選挙構図がこれでほぼ固まった状況だと思いますが、まず、選挙構図についての知事としての現状認識と、それからこの選挙をどう勝ち抜いていくのかというところをお聞かせください。

知事

特段、選挙構図については、私自身がどうこう言う話ではありません。どう戦うかということは、この4年間とその前の議員活動を自分の生い立ちも含めて、県民の皆さん方にご理解いただける努力を今まで以上にしていきたいと思っています。

記者

昨日の国民民主党の推薦のときにも知事はおっしゃっていましたが、1期目は、与野党相乗り候補として当選されて、県民党を前面に打ち出してきました。ここは今後の戦いも全面的に県民党と位置付けていらっしゃいますか。

知事

はい。県民党という立場は、これからも継続・堅持して、きちんと県民の皆さん方にご理解いただけるよう対応していきたいと考えています。

記者

前回は自民党から知事の推薦を得られたと思いますが、今回は、長崎氏に推薦するということで選挙戦略上、影響とか体制の構築の面で一定の影響が出ると考えられると思います。その辺り県民党と今おっしゃった中で、自民党の人たちが今度は、事実上、敵に回るということについてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知事

敵味方という言葉は、適切ではないと思っています。県民の皆さん方に、今までの活動や私の思いがどう理解されるかということに尽きると思いますから、それに徹底して(対応を進めて)いきたいと考えています。

記者

先ほど甲府市長会見がありまして、樋口市長が元々同じ党の出身ということだと思うのですが、今回偏らずに対応したいとおっしゃっていましたが、それに関して受け止めを伺います。

知事

先ほど話したように、私は、県民党という立場でこれからも対応したいと思います。おそらく、樋口市長は、市民党という立場で対応したいという趣旨だと思います。

記者

知事選関連ですが、政策論争がこれから出てくると思いますが、知事として考えている政策であるとか、何か表明する機会があったら教えてください。

知事

どこかの段階で話をさせてもらいます。主要な部分は、10月11日に立候補表明した際に、お話しした6項目ですが、どうブラッシュアップして今やっている全体の流れと合致させていくかを、今、自分なりに検討しているところです。

 

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 北杜市で発生したいじめの重大事案について

記者

北杜市のいじめ問題に関して知事がどのように受け止めているのか。特に、今朝の一部の報道では、県教育委員会の担当者が中立性を疑われるような言動があったとされています。今日の午後、会見があるそうですが、知事の受け止めを伺います。

知事

以前も同趣旨の事例があったときにも申し上げましたが、私は、いじめは絶対にあってはならない事案だと強く思っています。もし、いじめというものが事象として現実となったときは、速やかに、芽が小さいうちに摘み取ることが必要だと考えています。今起こっている事案については、子どもさんがどういう思いでいらっしゃるのかも踏まえ、第三者委員会をできるだけ早く設置し、まず原因究明をしていただくことが必要だと思います。また、他の地域や学校でこうしたことが二度と起こらないように、またあった場合でも、できるだけ早くそうした体制ができるよう、11月6日に市町村教育委員会教育長あてに文書を出しました。体制の整備やいわゆる再発防止を徹底的にやっていただきたいと思います。

 

以上

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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