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知事記者会見(平成16年9月14日)

詳細内容

9月定例県議会提出予定案件について説明する山本知事(JPG:68KB)知事臨時記者会見
平成16年9月14日(火曜日)11時00分から
本館2階特別会議室

<発表事項>
○「平成16年9月定例県議会提出予定案件」について

(知事)それでは「平成16年9月定例県議会提出予定案件」について発表致します。9月定例県議会は、9月21日に招集することとし、本日、招集告示を行ったところであります。
提出案件は、条例案2件、予算案3件、その他の議決案件14件、認定案件1件、報告事項13件の予定であります。
このうち、条例案につきましては、都市公園内に放置された工作物等の処分に関し、保管した場合の公示方法や売却する場合の手続きの規定を設けるなどの所要の改正を行います「山梨県都市公園条例中改正の件」などを提出することと致しました。
また、平成16年度9月補正予算についてでありますが、補正予算の規模は、一般会計で4億5,344万3千円であり、既定予算と合わせますと4,752億2,707万9千円であります。また、特別会計は、流域下水道事業特別会計で4億6,820万円の減額、企業会計は、病院事業会計で1億6,191万円の増額であります。
今回の補正予算は、新たな補正要因で緊急を要するもの、懸案事項とされていた事業で、その取り扱い方針が決定されたものや、国庫補助金等の特定財源が決定したものなどを計上することとしたものであり、内容と致しましては、子育て環境の充実を図るための児童福祉施設や、医療水準の向上を図るための医療施設設備等の整備に要する経費、本年6月の台風6号により被害を受けた果樹等の病害の発生を予防するため、被災農家が行う緊急防除事業に助成する経費、ヴァンフォーレ甲府のJ1昇格基準を満たすとともに、本県のスポーツ振興を図り、観光面を含めた経済的な波及効果を期待できる、小瀬スポーツ公園陸上競技場の改修に要する経費、国庫補助決定に伴う公共事業費の減額などであります
以上であります。

<質疑応答>
○「富士スバルライン・清里高原有料道路について」

(記者)今回の提出予定案件の中に有料道路の案件が入っています。これには全国で初めてとなるスバルラインへの環境保全を目的とした維持管理制度導入の件も含まれていると思われますが、この件を含めて道路関係は今回の提出案件の目玉であるとお考えですか。

(知事)これは、目玉というよりも、道路公社の運営に絡めた問題であるということです。それともう一つは、地域観光振興と併せて清里有料道路の無料化という方向付けをさせて頂くということです。

(記者)債務は30億円余りと一部報道されていましたが、このあたりは議会からの理解は得られそうでしょうか。

(知事)これは放っておくとどんどん膨らんでいってしまいますので、県道として公社から県が買い取る方がこれからの運営上の問題を考えると効率的ではないかという判断によるものです。

○「公共事業費の減額について」

(記者)公共事業費が大幅に減っていますが、この減らさざるを得なかった理由と、それに対する思いを教えてください。

(知事)これは三位一体改革の流れのなかで、国庫補助金(の削減)が決定されて、いわば全国的にこの配分ベースというものが縮減されたということで、本県には20億円余の減額が強いられたというように解釈しています。
したがって、三位一体改革の中で徐々に色々な分野でこういう風なことが行われてくるだろうと、特に公共事業に対しては、今回の税源移譲対象にするかしないかという議論もあったのですが、もう少しこれを先送りしてという風なかたちの中ですが、現実の問題としては、国全体の財政計画の中ではこういう(縮減の)かたちをとらざるを得ない状況下にあると、こういうことですので、地方としても努力して行かなくてはならない時であると思います。

(記者)これだけ(国庫補助金が)減らされたことにより、どうしてもやりたかった事業が着手できなかったというような影響はありますか。

(知事)集中的には農政・治山・林道・土木これらが全体的に減っておりますし、また住宅建設なども入っております、そういう風なことからすると、当面農政などの場合は地方の要望等もありますので、そういう風なものが少し先送りされてくるということは懸念されるところであるし、そういう中でもう一度私どもとしても来年度以降よく精査して、これだけはというものは言わば費用対効果をしっかりみて取り組んでいかなければならないんじゃないかなという風に思います。

(記者)今年の当初(予算)で盛ったものを、また補正(予算)で減らさなければいけない、(このことからすると)来年以降もより厳しいことも予想されると思いますが。

(知事)特に今年の場合は、(昨年)九州方面での集中豪雨等による災害もありましたので、それらも治山関係では影響していると思います。被災地に対しての予算の配分がなされているということではないかと思います。

○「小瀬スポーツ公園陸上競技場スタンドの改修について」

(記者)ヴァンフォーレ(甲府)関連で、スタジアム改修費として9億5千万円余り計上されています。(改修方法により)5(億)から11(億)という数字が一部報道ではされていましたが、この金額に落ち着きました。この9億5千万円には、知事のスタジアム建設に対するどんな思いが盛り込まれたのですか。

(知事)(J1基準の座席数が)1万5千席ということですので、(現状の1万席に加え)当初は芝生部分への5千席(の増設)で1万5千席という考え方もあったのですが、正面とバックスタンドとの高低差や(競技場全体の)バランスの関係もありまして、そういうことへの(配慮への)要望も強かったということで、本当はバックスタンドで5千席確保できればという思いもあったのですが、それだと予算的にももう少し高額になっていくと、こういうことで両サイドにも振り分けたと、結果的にはそういうことです。

(以上)

リリース日:2004年9月15日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
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FAX:055(223)1525

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