ページID:15701更新日:2019年2月1日

ここから本文です。

知事記者会見(平成18年9月13日)

詳細内容

平成18年9月13日知事記者会見の様子(JPG:129KB)知事定例記者会見
平成18年9月13日(水曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

<発表事項>
○「飲酒運転の根絶」について

(知事)ご苦労様です。飲酒運転の根絶について発表させていただきます。
飲酒運転の根絶につきましては、これまでも再三の注意喚起を行うとともに、氏名の公表、懲戒処分の基準強化などを実施してきたところであります。
しかし、本年度においても、飲酒運転で職員が逮捕される事案が発生したことなどにより、県政に対する信頼が著しく損なわれる事態となっております。このような状況から、より強力に飲酒運転に対する取り組みを徹底するためには、「飲酒運転は決して許さない」という県の組織としての強固な決意を明らかにする必要があると判断し、飲酒運転に対する懲戒処分の基準を見直し、原則として免職とすることとしました。
この基準は、本日から実施することとします。
なお、今後も、研修や職場会議などにおいて、飲酒運転の根絶に向けて、職員意識の徹底を図り、繰り返し注意喚起を行って参ります。

<質疑応答>
○「飲酒運転の根絶について」

(記者)原則として免職という話ですが、「原則」という部分についてどういうケースを想定していますか。

(知事)「原則」とはこういうものだということは、明確に示していません。その都度、(原則から)除外できるかどうかということについては、一つひとつのケースで検討していくということです。

(記者)基本的には、飲酒運転で摘発されたら免職と考えればいいのですか。

(知事)摘発です。(人事課長確認)

(記者)今回の基準の見直しですが、福岡市の3人のお子さんが亡くなる事件がありましたが、このことが県の姿勢を後押しするきっかけになったのでしょうか。

(知事)そればかりではありません。あの事件以前から、本県の場合、何件かのそういう事例が発生しておりました。その都度、罰則を強化してきたわけでありますが、これ以上迷惑のかかることが起きないようにするためには、懲戒免職という措置をとらざるをえない、そういうところに至ったということです。

(記者)「原則」というのは例えば、明らかに飲みに行った後、車を使ったというケースと一旦家に帰って寝ていたけれども、翌朝出勤途上に酒気が検出されてしまったというようなケースで使い分けるといったイメージでよろしいでしょうか。

(知事)一つひとつのケースを取ってみても、今のような話だと原則除外という範疇ではないと思いますね。

(記者)企業局で職員の処分を行ったときに、名札を付けるとか、企業局長名で職員の家族に手紙を送るとかの取り組みを行うことになったのですが、それを知事部局の方で、何らかの形で取り入れていこうというお考えはありますか。

(知事)企業局で取り組まれたことは、常日頃の意識喚起という面ではいいこと
ではないかと思います。
そのこと以上に、(今回の知事部局の措置は)飲んで摘発されるようなことがあれば、これは即刻免職だという規定でありますので、一人ひとりが十分に意識を持って頂いて、飲んだら乗るなということを厳に守って頂かなくてはならないことだと思っております。

(記者)これまで記者会見の場であったり、議会の質問等でも厳罰化ということに対しては、否定的なスタンスに立っているような印象を受けているのですが、今回厳罰化に踏み切った理由をもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。

(知事)罰する以前に自ら判断する意識を持ってもらえればと思っていましたが、あいまいなことではなく、明確に規定を作って免職とした方がよいのでは、ということです。
本来は、公務員ですから、それだけの自覚を持って、もし過ちを犯したならば、自らが身を処する判断というものを持ってしかるべきだということで話をしてきましたが、その辺をもっと明確にすべきだということで免職という規定を設けたと、こういうことでご理解をいただきたいと思います。

(記者)簡単に言うと、知事ご自身としては、職員のモラルに訴えていきたいという気持ちはあったけれども、それだけでは止まらないということで踏み切ったということでしょうか。

(知事)そうですね。まあそういう意識をもって対応している職員がほとんどだと思います。でも一部、そういうことが理解できない職員がいたということで、今回のような厳罰を処するということに繋がっていったということでして、非常に組織の中の皆さんにも迷惑をかけているし、それ以前に社会的にやってはならないことをやったということに対する自覚、これが足りなかったと言うことは非常に残念なことであり、今回厳罰の方向に規定を変えたということです。

(記者)以前、処分を強化するしないの議論をされているときに、人事委員会に持ち出された時に、場合によっては決定が覆る恐れがあるということをおっしゃっていましたが、その辺りはクリアできそうでしょうか。

(知事)ですから、そういうところが原則論というところに入るのではないかと思っています。

(記者)全国的に厳罰化の傾向が進んでいる中で、もう一歩踏み込んで、先ほど公務員の自覚という話をされましたが、同乗して行った場合も、停職や懲戒免職にするという神奈川県の実態もあるようですが、その辺も踏み込んで考えていくようなことをお考えでしょうか。

(人事課長)当然、厳正に対応するということですけれども、ケースに応じて対応していくというつもりでおります。

○「知事の進退表明について」

(記者)9月議会が近づいてきています。知事の方から9月議会で、何らかの進退について表明するお考えはあるのでしょうか。

(知事)今現在、議会対応ということのなかで、どういうふうな質問がなされるか、この件を見極めた中で、対応していきたいと思います。

○「横内氏への出馬要請について」

(記者)今日、かつて知事選で戦った井上さんを支持したグループが、横内さんに出馬要請するという動きがあるようですが、そうした動きについては、知事はどんなふうに受け止めていらっしゃいますか。

(知事)それは人それぞれ考え方がありますから、特別私が触れるものではないんじゃないかなと思います。それぞれの立場がありますので、そういう中でどのように対応されるかということではないかと思っています。

(記者)こうした動きというのは、知事の判断に影響を与えますか。

(知事)私は今は、毎日毎日与えられた仕事をしっかりとこなしていく、対応していく、そうした努力を毎日毎日しているということであって、仕事に影響するようなこともないし、職を全うしていくということが今の私の責務だと思っています。

(記者)9月議会で、出馬する、しないという判断への影響というものはどうでしょうか。

(知事)平常心ですね。

○「自民党総裁選について」

(記者)今、自民党総裁選が行われていますが、知事として、自民党総裁イコール首相になる可能性が高いわけですが、国のトップに、同じ政治家として誰がふさわしいと思われますでしょうか。

(知事)そうですね、今、3人の候補者が出ておられるわけですが、どなたも皆すばらしい方だと思います。どなたがなられても、やはり地方が元気になる、そんな政策を是非展開していただきたいと、期待をいたしております。

○「県立博物館について」

(記者)来月、(県立)博物館が(開館から)1年を迎えるかと思いますが、知事はこれまで何回ぐらい(県立)博物館に足を運ばれましたでしょうか。

(知事)3回ぐらい行きましたね。3回か4回ぐらい行ってるかな。

○「秋篠宮家御長男悠仁さまについて」

(記者)秋篠宮家の御長男悠仁さまのことなんですが、お名前の字とか響きを聞いた感想などをいただければと思いますが。

(知事)素晴らしいお名前だと思います。本当に、我が国の悠久な発展というものをしっかりと見通した中で、日本の国がこれからも平和で、そして明るい日本の国が持続していく、そんな感じを抱かせていただきました。

○「職員の飲酒運転について」

(記者)飲酒運転の件に関して確認ですが、実名の公表は継続されるということでしょうか。

(知事)はい、そうです。

(以上)

リリース日:2006年9月14日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop