ページID:10201更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成16年1月16日)

詳細内容

会見の様子1(JPG:95KB)知事定例記者会見
平成16年1月16日(金曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

<発表事項>
なし

<質疑応答>
○「次期参議院選挙について」

(記者)今日開かれる自由民主党の党大会で、知事選で戦われた横内正明元衆議院議員が、次期参議院比例代表の自民党公認候補となりますが、これについて知事の思うところというのがありますか。

(知事)自由民主党が党として決定することですが、今までも山梨県選出の国会議員でしたから国政で山梨のために頑張って頂けるということを思います時に、目的を達成されてこれからも山梨県のためにお力を出して頂くことを大いに期待を致しています。

(記者)横内さんは、国会議員レベルでは唯一、山本県政に対するスタンスが明確ではなかった方でしたが、基本的には山本県政を後押しするというスタンスを打ち出しました。
2月議会で新長期計画を打ち出すなど山本県政をアピールしていく節にあたって、知事選では対立してきた方が山本県政を後押しするという布陣がスタートとしたということについては、知事にとっては喜ばしいことですか。

(知事)そうですね。選挙は選挙の時のことであり、どういう立場になっても県を思う気持ちというのは同じだと思いますので、そういう方向から県政に対するご支援を頂けるということは大変ありがたいことだなあと思っています。

(記者)自民党については選挙区の候補がまだ決まっていませんが、民主党は輿石東現参議院議員が立候補するという中で、次期参議院選挙に対する知事の政治的スタンスをお聞かせください。

(知事)まだ、自民党の候補者は確定していないようですが、どなたがなっても県政のためにご活躍頂けるように願っています。
選挙戦ということについてはまだ先のことですが、常に公平なスタンスでいなければいけないということは、念頭にあります。

○「国の『地域再生構想』について」

(記者)(自治体が抱える問題を地域独自のアイディアで解決してもらおうと)国が「地域再生構想」を募集していまして、県も応募したとの報道がありましたが、それについてお聞かせください。

(知事)地方分権ということの中で地方に自主性、主体性を持たせていくためには、地方独自の提案の内容によっては、今までは出来なかったたくさんのものの規制を外すとか、規制を緩和していくための提案をするようにとの話です。

(記者)具体的には何を提案されたのですか。

(知事)例えば国立公園に対するいろいろな規制ですとか、農地関連のものなどのいくつかのもので規制が外れるのかなどについて、これまで県が取り組んできたものでネックになって出来なかったものを拾い上げて、なおかつそれが地方再生につながっていくのかということを吟味しながら提案していくということです。

(記者)昨日が提出期限だったのではないでしょうか。

(知事)(国からの照会が)急だったものでちょっと聞いていないのですが、総合政策室で対応しているようです。
具体的には、光ファイバーの利活用(地上波デジタル放送に備えた「地域公共ネットワークの民間解放」)と、農地転用の部分(土地の再利用を促進する「農地法の規制緩和」)です。
農地転用の件については、牧丘町においてゴルフ場の開発許可が出たのに事業を実施しなかった土地の利用が容易にできるようにとのことで、昨日の時点では国に報告したようです。

○「在留資格のない外国人の国民健康保険加入について」

(記者)昨日、最高裁で「在留資格のない外国人でも国民健康保険に加入できる」という判決が出ましたが、山梨県の場合もそういった人たちが各自治体で国民健康保険への加入を拒否されているケースが相当あるのですが、昨日の判決を受けて県として(県内の各市町村に)指導とかをされる予定はありますでしょうか。

(知事)各市町村で対応していきますが、過去、各市町村ともそのことについては、各方面から申し入れ等が盛んに行われていることは承知しています。
したがって個人的見解ですが、そういう判決が出たということと同時に、国際化の時代でもありますから必要な手続を採って、できるものはしていった方が良いのではないかと思っています。

○「副知事について」

(記者)副知事の人事ですが、2月議会には提案するのでしょうか。

(知事)引き続き検討中です。

(記者)検討中というのは、2月議会で提案するかしないかも含めて引き続き検討中ということですか。

(知事)検討中です。

(記者)いずれにしろ、遅かれ早かれ副知事を置くという考えには変わりはないのですか。

(知事)そうですね、(副知事設置は)私は簡単なことかなと思っていましたが、簡単でもなさそうで、なかなか難しいものでして・・・。そういう意味では明確にいつとも申し上げられないのですが、引き続き検討していきたいということです。

(記者)簡単でもないというのは、どういうところが簡単ではないのですか。

(知事)どういう分野からの起用が良いのかとか、どういう人が良いのかとか、いろいろな角度から検討しなければなりませんね。

(記者)検討段階ということですが、知事ご自身で検討していくことなのか、それとも(どなたかに)相談していくことなのですか。

(知事)これは、私がしていくことです。

(記者)どなたかに相談して、具体的な人選の詰めとかまではいっていないのですか。

(知事)いっていません。

(記者)繰り返しで恐縮ですが、2月議会での提案の可能性は否定はしないということですか。

(知事)今はまだそんな状況ではありません。そこまでいっていません。

(記者)任期中には置きたいというお気持ちには変わりはないのですか。置かないこともあり得るのですか・・・。

(知事)検討中です。

○「次期参議院選挙について」

(記者)参議院選の比例代表は支持団体の支援を得て選挙戦を戦いますが、横内候補は山梨という地域性も全面に打ち出していく意向のようですが、山本知事はご自身の後援会組織、支持者を「山梨のために力を出して欲しい」という横内候補支援のために活用しようというお考えはありますか。

(知事)参議院選の比例代表の場合は、それぞれの党派はもちろんのこと、全国組織を持った支援団体が主体となって選挙をやっています。ですから、私の支持者の中にそういう団体の方がいれば、その団体の一員として頑張っていくことは当然あると思いますし、そういう人たちは当然応援をするということになると思います。

○「舞鶴城公園の天守閣について」

(記者)甲府城の天守閣を復元するということになった場合、舞鶴城公園の謝恩塔は移転するようなことになるのですか。

(知事)(謝恩塔が建っている場所と天守閣のあったと言われている場所は)場所が違うと思います。謝恩塔が建っている場所は、お城の中心の所ではないということのようです。
移転(が論議になる)とかいうところまではいっていませんし、謝恩塔は由緒ある建造物ですから移転などという話にはならないと思いますね。

(記者)天守閣の復元話も方向が決まっているものではありませんが、復元することになった場合、お城と明治に作った謝恩塔とでは見た目のアンバランスということもあると思うのですが・・・。

(知事)(当時、水害にあった山梨県のために、明治天皇から御料地を)御下賜頂き、恩賜県有財産としていますが、謝恩塔は、それを記念した記念塔であり、歴史的に由緒あるものです。
天守閣ということになると、その時点でまたどんな議論になるか分かりませんが、天守閣についての議論が再燃して来るということは十分考えられますので、そのためにも私どもとしても、もっと、もっと研究しておく必要があるのではないかということを先日の記者会見でお話ししたわけですが、この(議論の)推移に基づいて必要な整備をしていかなければならないということです。

○「平成16年度の予算編成について」

(記者)2004年度の予算についてですが、今、予算編成の真っ最中でまだ決まっていないと思いますが、これから査定する際に気を使っていくこととか、目玉の事業について、今お考えになっているところをお聞かせください。

(知事)まだ、各部でやっている段階ですから、それが上がって来ないと具体的なものについてはまだです。

(記者)どういう分野に力を入れたいとかのお考えはありますか。

(知事)事業的にはこれからですが、組織的な問題としては、観光というものをどういうふうに取り扱っていくかということです。今の観光と、農政、林政をどういうふうに絡ませていくかということですが、まだ具体的には決まっていません。もう少しで組織体制が出来上がってきますので、それに基づいてその部分の予算配分が出来ますので、全体構想というものも徐々に作り上げられてくるというところです。

リリース日:2004年1月19日

会見の様子2(JPG:89KB)
会見の様子2
会見の様子3(JPG:58KB)
会見の様子3

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