ページID:8839更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成15年11月7日)

詳細内容

知事定例記者会見
平成15年11月7日(金)11:30~
本館2階特別会議室

<発表事項>
  なし

<質疑応答>
○「小瀬野球場の芝生改修について」

(記者)プロ野球ジャイアンツのオープン戦が来年の3月に小瀬球場で予定されています。
 水はけが悪いなど、芝生の状態が悪い小瀬球場ですが、過日の高野連の改修要望も踏まえて、ビッグイベントを控えて大規模改修を行うなど、知事の対応も変わるのでしょうか。

(知事)土の所から芝生の所に移る段差の改修などは直ぐに行いますが、芝生の張り替えは部分的にはやっていくということです。

(記者)本格的な改修はまだ先ということですか。

(知事)部分的改修は、来年の高校野球には何とか間に合うようにはと考えています。詳細については、まだ担当から話が来ていません。

(記者)12月補正予算に急遽多額の改修費を計上することはないのでしょうか。

(知事)  現在、補正には出ていません。

(企画部長)今、小瀬スポーツ公園の全体計画を整理しているところですので、全体的なことについてはまた知事の判断を仰ぎます。

(記者)一部改修はやるのですか。

(知事)一部改修はやります。

(記者)一部改修というのは、段差を解消するということですか。

(知事)その部分については、早急に改修をやります。

(記者)今年度は、大規模改修はやらないということですか。

(知事)今年度は予算を計上していません。

(記者)来年度以降にやっていきたいということですか。

(知事)平成16年度にやっていくという予定になっています。

○「県警の不祥事について」

(記者)先般は出会系サイトでの事件、今度は甲府署の課長が女性の自宅に侵入と警察の不祥事が続いていますが、知事としての所感をお伺いします。

(知事)大変遺憾なことであります。警察本部長も全職員に綱紀粛正を訓示されたと聞いています。今後こうした事のないようにそれぞれ所属長を通じて厳重な対応を図っていくべく努力をしていくということだと思っています。

(記者)県下警察署長会議で厳しく本部長が言われた後でまた甲府署の課長が事件を起こしたということになりますと、綱紀粛正を図ってということで済むのかと、県民の警察に対する信頼感が著しく落ちているのではないかと思うのですが、いかがですか。

(知事)あってはならないことです。警察のみならず公務員として自己研鑽を図ると同時に、常に職員研修をやっています。
 いわばモラルの問題ですから、一人一人の意識というものをしっかり持ち、公務員としてのみならず人としてのあるべき姿というものをしっかりと身に着けていってもらわなければならないと、このように思います。

○「コイヘルペスウィルス病について」

(記者)山梨県でもコイヘルペスウィルス病が発生していますが、一昨日、水産技術センターに取材をしたところ「コイヘルペスウィルス病感染が疑われる例も含めてない」という回答を頂きました。
 しかし、その前日に水産技術センターでは、石和町の現場でコイが死んでいるのを立入検査して知っていました。
 全国的にもこの問題をできるだけ早く解決しようとする取り組みが行われている中、こうした事実を隠そうとする隠蔽体質についてどのようにお考えですか。

(知事)そんなことはありませんね。隠していたら大変なことですよ。隠すつもりで話をしたとは私は思っていません。
 コイヘルペスウィルス病は死亡率の高いものであり、放っておけばどんどん蔓延していく恐れもあるということで、重大な問題であると受け止めていますので、隠蔽するなどいうことは全く考えていませんし、取材を受けた時点ではたまたま発生の報告がなかったということなのではないでしょうか。
 その後はしかっりとした対応を持って、持続的養殖生産確保法という法律に基づいて養殖業者に対して立入検査を行っており、この病気が拡大しない方策をしっかり採っています。
 また、県内に入って来るコイのチェックはもちろん、コイヘルペスウィルス病が終息するまでの一定期間は、コイを他へ移すことのないようにお願いするなど、担当においては問題に対して真剣に取り組んでいますので、御理解をお願いします。

(記者)お言葉を返すようで申し訳ありませんが、取材をした時点では水産技術センターの職員が現地調査を行っており、確認をしているのにも関わらず「疑いのある例も含めてない」という回答については、問題はなかったとお考えでしょうか。

(知事)その時点ではなかったということではないでしょうか。単純に考えてそういうことだと思います。
 決して、隠蔽しようなどいう気持ちはあるはずがないと思います。

○「衆議院議員総選挙について」

(記者)出陣式での環境整備事業団理事長の行動について伺います。

(知事)その立場立場で自分の思いを述べたということだと思います。

(記者)知事は公示日当日には2区の出陣式に出席し、翌日に1区、3区の候補者の所へ行きましたが、当日2区だけに行ったのはどうしてですか。

(知事)当日は皇室関係の郡内地域への御来県が予定されていまして、時間的にも皇室への対応の後、その近くで行われる候補者の出陣式に出席することが可能な計画になりましたので、先方へも予定を報告してありました。
 皇室の御来県は雨で中止になったのですが予定は予定として、先方へも立ち寄らせて頂いたということです。
 そこから国中へ戻って来ても日程的に無理なので、翌日に1区、3区の候補者の所へ御挨拶に行ったということです。

(記者)1区、3区へ行くことは予定されていたのですか。

(知事)たまたま翌日の時間が取れましたので伺いました。

(記者)当初から1区、3区へ行くことは予定されていたのですか。

(知事)ごあいさつには当然行くべきだと思っていました。

(記者)確認ですが、知事が1区、3区で行かれたのは自民と民主の4候補者ですよね。

(知事)そうです。

(記者)投開票日の結果が出た後には、当選者の選挙事務所へはあいさつに行かれる予定ですか。

(知事)お祝いに伺おうと思っています。

(記者)当選者全員の所へですか。

(知事)そうです。

(記者)3区の自民党候補が当選した場合も行くのですか。

(知事)当選した方の所へは全員伺います。

(記者)今回の選挙は盛り上がりについてはどう感じていますか。

(知事)ちょっとまだ一歩少ない、足りないかなという感じはしています。

(記者)盛り上がりに欠けるとしたら、何が原因だとお考えですか。知事選なんかは盛り上がりましたよね。

(知事)首長選、県議選など身近な選挙は、直接住民のみなさんに関わりがありますから当然に盛り上がりというのが生まれて来るのでないでしょうか。
 国政選挙は政党間の戦いのようになっており、いわゆる無党派層の方の中にはどうしたらいいのかという考え方をお持ちの方も多いのではないかなと、こんなところも原因の一つではないかと思っています。

(記者)今回は政権選択選挙と言われていますが、候補者の訴えが有権者に届いていない部分というのがあるのでしょうか。

(知事)政権公約のマニフェストの戦いになっていますが、この点が選挙民に対しての理解度というのがまだ浸透していないのではないかと思います。

(記者)くどくて恐縮ですが環境整備事業団理事長のことですが、出陣式の後も特定候補を応援していることは周知の事実だと思うのですが、あくまでも個人という立場であったり、知事の後援会の幹部という立場であったりということでやってらっしゃるようですが、法的には問題はないのでしょうが、環境整備事業団の理事長という準公務員ともいうべき立場の方の発言ですから社会的には全く問題がないのかどうか、知事はどうお考えですか。

(知事)そこまでは考えていませんが、個人の発言ですからねえ。公務員というわけでもありませんし、個人の自由な発言で、支持していくというのは全く自由なのではと、思いますね。

(記者)ただ、準公務員というか、半ば公の立場を持っていると思いますが、いかがですか。

(知事)よく出てくる言葉ですが『お世話になった人には御恩返しをするんだ』というのは、「選挙のみならず人としての歩む道としては当たり前のことだ」と、「お世話になった人には御恩返しをするというのは、選挙に限らず人として当たり前のことだ」と本人が言っていました。
 ですから私としてもそれ以上は、選挙のみならずその考え方は間違っているとは思っていません。

(記者)理事長は「知事の名代として」とはっきり言っているのですが。

(知事)そのことは聞いていません。

(記者)「山輝会の幹部として」とも言っているのですが。

(知事)そのことも聞いていません。

(記者)知事の代理で言ったのではないというのが知事のお考えですか。

(知事)そうであるとか、そうでないとかではなく、御本人の判断に委ねるべきであるし、また、受け止める方も御自由に受け止めるべきものだと思います。

(記者) 知事が言ってくれと頼んだのものではないのですね。

(知事) ここへ行って、こういう話をしてくれと言って、話された話ではないということです。

(記者) 投票率の希望はどれくらいですか。またどのくらいになるとお思いでしょうか。

(知事) 希望は70%ぐらいいけば良いのですが、難しいでしょうね。60%から70%の間ですかね。

(記者) 前回より上がるとお思いですか。

(知事) 上がる所もあれば、下がる所もあるのではないでしょうか。

(記者) 民主党が政権を獲得した場合、長野県知事は知事と地方分権の大臣を兼務することになるようですが、現職の知事が大臣を兼務することについてはいかがお考えですか。

(知事) 現行の制度では兼務はできないだろうと思います。
しかし、政党間の選挙ということで、二大政党の形が築かれていくとすれば、欧米諸国のように連邦政府と州政府に分かれていくとすれば兼務ということも可能にはなるでしょうね。
先の事は分かりませんが、万が一そういうことを想定しての話であれば分かりますが、今現在の日本の状況の中では不可能だと思います。

(記者) 知事の責務があるから兼務はできないとか、不可能だという具体的理由につてはいかがお考えですか。
島根県知事とか、兼務はできないと批判されている知事が多いのですが。

(知事) 今申し上げたように、連邦政府、州政府というようになると自ずと役割分担が違ってきますよね。
連邦政府は国全体のことを、州政府は地方の行政ということですが、日本はどちらかというと中央集権的な状況であり、地方が国に従属した形を乗り越えて、地方主権にしていこうと言っているところですよね。地方に全てのものが与えられるようになって、その過程として道州制ということも出てくるでしょう。
そのような形が造り上げられた時に、地方政府というものが出来、しっかり区分されてくれば兼務ということもやってできないことはないでしょうね。

(以上)

関連サイト

リリース日:2003年11月10日

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