ページID:82520更新日:2017年10月18日

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知事記者会見(平成29年10月17日火曜日)

本館2階特別会議室

14時00分から

 

知事コメント

発表事項以外の質疑応答

知事会見写真

 ベトナムでのトップセールスについて

知事

私の方から最近の動向につきまして4点ご報告申し上げたいと思います。

まず、ベトナムでのトップセールスであります。今月の9日から11日にかけて、2泊3日でベトナムを訪問させていただきました。ベトナムは我が県と遠い存在と考えていらっしゃる県民の皆さまもいらっしゃいますけれども、昨年でもインバウンドの宿泊として25,000人を超えるお客様が実はベトナムから訪問していただいております。成長がこれからも続いていく大変元気な国ということで、今回は観光業界の皆さん、そして日本酒業界、ワイナリー関係、地場産業の皆さん方と一緒に「やまなし魅力説明会」を開催し、さらにはベトナム政府観光総局やベトナム旅行業協会と人材の育成だけではなく、相互の観光交流、さらには旅行業協会とは、インバウンドのお客様をベトナムから山梨へ今までよりも多く促進していただけるという趣旨の覚書を締結させてもらいました。特に2日目の(在ベトナム日本国)大使公邸で開催しました「やまなし魅力説明会」では、政府関係者やメディア、100人を超える皆さま方のご参加をいただいて盛大に開催できたことを大変うれしく思っております。今後は、さらに旅館業を含む観光業界の皆さん方や地場産業の皆さん方とともにお互いの交流を深めながらベトナムの成長を山梨の成長に生かしていくと、そんなことをこれからも努力して参りたいと思っています。

さらに1点、ベトナムはまだリンゴとナシしか(2カ国間の合意により)輸入が認められておりませんが、今回特別の許可を得て、シャインマスカットを魅力説明会の中で試食をすることになりました。ベトナム人の皆さま方からも高い評価を受けたことをここで申し上げておきたいと思います。

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 先進政策バンクにおける優秀政策の受賞について

知事

続きまして、先進政策バンクにおける優秀政策の受賞についてです。先進性、発展性、改革性という3つのポイントにより選定される優秀政策は、1年間におよそ3,600の政策が、それぞれの都道府県から先進政策バンクに登録され、有識者等の審査、評価を経たうえで、9分野で優秀政策が決定されます。昨年度に引き続き、人口減少対策分野で「全国初、県内どこでも利用できる」を目指した、病児・病後児保育体制の構築というのが1位になりました。環境分野では、「天に選ばれし、名水の地。やまなし。」これは私が大好きなキャッチフレーズですけれども、育水から始まる水のブランド化が2位に入賞することができました。いずれにしても、優秀政策として、昨年の3分野同様、2分野について全国知事会の中で選ばれたということは、私も大変嬉しく思っていますし、担当する職員、また関係する地域、産業界の皆さん方にも、いろいろな工夫を重ねれば、こういう評価もいただけるということで、これからも我が県の地域の特性、そして地域資源を生かしたものを、来年度に向けてもさらに強化して参りたいと考えています。

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 「やまなし未来ものづくり推進計画」の策定について

知事

3つ目が昨日の庁議の後、第1回目になります山梨県地域未来投資推進本部会議を開催させていただきました。この制度は従来の企業立地促進法から法律の名前と中身が変わりまして地域未来投資促進法に衣替えしました。これを山梨県のこれからのものづくり、地域産業に生かすということで、「やまなし未来ものづくり推進計画」を山梨県と全市町村と連携して対応を進めて参りまして、9月29日に国の同意を受けました。従来の企業立地促進法(に基づく、企業立地基本計画)は、半導体、電子機械を中心とした、いわゆる製造業に特化した部分でありますけれども、今回の新しい地域未来投資促進法(に基づく、やまなし未来ものづくり推進計画)は、それに加えて宝飾や織物など地場産業を事業の対象に入れ込んだ(計画となっています。さらに)、観光や農林業という、部局的にいうと産業労働部の所管以外にも事業が対象に(なるように法改正されたので、国の同意を)受ければ、それぞれ税の優遇措置等を受けられるという組み立てになっております。これから製造業のみならず観光、農林水産業分野でも今9月の議会で認めていただきました新しい10年後の山梨県の産業政策を見据えた部分と連動しながら、さらに観光産業、農林業政策を充実強化する中で、この制度を活用していただいて、それぞれの企業また法人単位でより元気度が増していく、そんな施策を採っていきたいと考えております。

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 弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の実施について

知事

4点目が弾道ミサイルを想定した住民避難訓練の実施についてです。今日の9時30分から山梨市におきまして国、具体的に言えば内閣官房と消防庁、そして県、山梨市と共同で弾道ミサイルを想定した住民避難訓練を行いました。雨の中ということで若干、住民の皆さま方にはご苦労をいただきましたが、幼稚園の園児、小学校の児童、そして高等学校の生徒、そして地域住民の皆さん、延べで1200人に参加いただきました。弾道ミサイルを想定した訓練は、全国で19番目でありますけれども、参加人数では全国で一番多い人数だと今日、消防庁の方からお聞きしました。国民保護サイレンというのは、以前、記者会見でもお聞きしていただいたように、あまり気持ちのいい音ではありませんけれども、来る可能性がありますよ、という情報伝達をし、さらに被弾を想定して避難をしてくださいという呼びかけ、さらに3度目のサイレンは破壊がされましたという情報伝達を受けて住民の皆さま方が避難をしていただきました。県内では初めてのことでしたから画期的なことだと思います。この訓練のふりかえりで私から総括したコメントをお話しさせていただきましたけれども、富士吉田市と富士河口湖町では防災行政無線を活用して情報の伝達の訓練も同時刻にさせていただきました。さらには27市町村全てにおいてエムネットの受信がしっかりと作動するかという受信訓練を行いました。先ほど防災局の方から、27市町村のエムネットの受信は全て正常に行われたという報告がありました。併せて富士吉田市、富士河口湖町の防災行政無線を通じた情報伝達もスムーズに行われ、住民避難訓練と併せて一定の成果を得たと認識しています。これから、今回足らざる部分がもしあるとしたら、しっかり市、国とも連携をしながら検証をして、それを次に生かすということで、防災局を中心に何か問題があったのか、なかったのか、どのようにしたら、よりきれいな音声で聞きやすく情報を伝えることができるかなどを整理し、検証を進めていきたいと思います。そのうえで万が一の場合においても県民の皆さま方の安全安心を守るという1点において市町村、国とも連携しながら、さらなる情報共有、そして訓練の成果を生かせる、そんな体制作りをしていきたいと考えております。

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発表事項以外の質疑応答

 衆議院議員総選挙の争点等について

記者

現在、衆議院議員選挙の期間中ですが、知事のお立場で、山梨2選挙区でどのような対応をされるのかと、今回の衆議院議員選挙の争点や意味づけについて、知事自身の受け止めを教えていただけますか。

知事

スタンスというのは従来からお話をしているように、一党一派に属さない県民党の立場を貫くというスタンスで、今回も臨ませていただいております。ただし、後援会ベースでは、要請いただく場合もありますので、いわゆる為書き等のご依頼があれば後援会の中で判断してそれぞれの候補者等にお渡ししているのが現状です。2点目の何が争点かという点ですが、争点はたくさんあると思います。よく私も候補者の立場で、一番の争点は何ですか、という質問を伺います。先ほど4つの報告をさせていただいておりますが、安全保障・防災の観点、観光・地場産業の促進、ものづくり・製造業と産業政策、そしてそれを評価された先進政策バンク、動向の中でも4つお話したように、総合的にどの候補者、どの政党が自分に一番近いのか、自分の思いを託していけるかどうか、というのが判断の基準であるべきだと思っています。1つのもの、これだけというよりも、今は多様性というものが、人間の生き方だけではなく、働き方改革も含めて、仕事と生活を両立するという、「アンド」という、1つではなく、いくつか自分の関心があるものを託す候補者や、託す政党にというのが判断の基準であるべきだと思っています。

 

以上

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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