ページID:33293更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成22年9月7日火曜日)

 

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

配付資料「「甲斐の国マルシェ」の開催について」 

発表事項以外の質疑応答

 県立射撃場整備に係るコスト削減方策の検討結果等について

知事

 

お手元に資料が渡っていると思いますけれども、(県立)射撃場整備に係るコスト削減方策の検討結果につきまして発表させていただきます。

県立射撃場の移転整備につきましは、甲州市塩山上小田原地内の甲州市有地を移転候補地として、県の厳しい財政状況を踏まえ、韮崎市内の旧計画地で見込まれていた事業費約30億円の半分程度に抑制することを基本として進めてまいりました。

しかしながら、騒音・鉛対策や、新たな防災対策が必要となることなどによりまして、当初の想定事業費約16億円から7億円程度の増額が明らかになりましたために、本年度当初予算への事業費の計上を見送った上で、更なるコスト削減方策等の検討を行うことにしたところであります。

コスト削減におきましては、排水計画の変更、立木伐採費の節減、駐車場等付帯施設・設備の見直しなど、様々な角度から詳細に検討を行ってきたところでありますが、新たな増額要因が判明したこともありまして、コスト削減額は、約8千万円程度に留まることとなりました。

こうしたことから、スポーツの振興や鳥獣被害の抑制などにおける射撃場の重要性とともに、本県の財政状況等も総合的に勘案しながら、この際あらためて幅広く検討した上で結論を得ることが適当ではないかと判断するに至りました。

関係団体や一般利用者の皆様には、大変、ご不便をおかけしているとともに、甲州市や地元関係者の皆様には、これまで深いご理解と多大なご協力をいただいてきたところでありますが、最終的な方針を決定するまでの間、今しばらく時間をいただきたくご理解を賜りたいと思います。

次のページにコスト削減結果が載っております。

当初の想定事業費が22億6千万円ということでありました。これは今年の2月時点であります。そこでこれまでコスト削減について検討してきたわけであります。施設の規模は当初の想定どおりクレー射場4面、(内訳として)トラップが2面、スキートが2面、大口径ライフル射場150メートルというのが施設の規模であります。

伐採費の削減で5千万円、駐車場の規模縮小で1千万円、管理棟の見直しで9千万円、排水計画の見直しで2千万円、合計1億7千万円の削減が見込まれます。しかし、給水施設、電気施設について9千万円の増加が必要となるということになりまして、削減額は8千万円ということになりました。

従ってコスト削減後の想定事業費は、21億8千万円と見込まれるところであります。その他様々なコスト削減方策を検討したところであります。

射撃場のレイアウトそのものを抜本的に変えてみたらどうかとか、着弾範囲に施設を設けて、もう少し安上がりにならないかとか、造成地の斜面部分に構造物を設置して、切盛の土量を少なくできないかとか、あるいは着弾範囲における遮水シート等の材料を他のものに変えたらどうかとか、いろいろな検討を行いましたけれども、こういうものは変更しても削減額には至らないということで、削減額はゼロということであります。

以上であります。 

質疑応答

記者

そもそも論的な話になるのですが、当初は韮崎を検討されていたのを、知事のお考えとして、政治決断で塩山に移転候補地を変更されたという経緯があったかと思うのですが、地元の方に聞きますと塩山の土地は砂がちで非常に土地が弱いと、簡単に開発してしまうといろいろな災害も予想されるということが、前々から言われていたという意見もあるのですが、そもそも半額程度に抑えられるという見込み自体が非常に甘かったのではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

知事

本県は、全県的に地すべり常襲地帯でありますので、確かに土質が弱いというところは全県的にあるわけであります。これは別に、この地域だけに限りません。峡東地域にもかなりたくさんあります。従ってそういうことは当然想定していたわけでありますけれども、約半分の建設費で可能であるという見込みを立てたわけであります。それが結果として、そうならなかったということについては、これは見込み違いということでありまして、この点は大変に残念に思っております。

しかし、当然計画を立てる段階では、コンサルタントにしっかりとした調査をさせて、概ね30億円の半額程度でできるという結論を得て、甲州市に計画したということは確かであります。しかし、その後精査していくと、防災施設だとか、あるいは騒音対策とか、そういうもので費用が嵩んできて、半額程度という条件に合わなくなったということであります。この点については残念に思っております。

記者

先日も職員の方が説明された時に、地元の方から防災面での対応と付帯道路の方はきちんと対応して欲しいという要望があったわけなのですが、それに対してはどう対処されるのか、お考えをお聞かせください。

知事

 

防災面の対応というのは、射撃場ができる、できないに関わりなく、例えば地すべりの危険があるところとか、そういう土砂災害の危険があるところは、危険性の程度に応じて安全対策を講じていかなければならないわけであります。要は優先順位の問題でして、その危険度等を勘案して優先順位に従って整備していく。従って、この地域もそういう中で、危険度が高いということであれば、渓流についての防災対策は、これは県土整備部の砂防課ということになりますけれども、そこでそういう対策を講じるということになると思います。

それから道路の話は、これは林道ということになりますけれども、これは「高芝林道」という名前の林道でありまして、射撃場のアクセス道路として捉えられているのですが、我々は当初から林道は林道として、射撃場と切り離しても必要な道路であると判断しておりました。それはなぜかと言いますと、「高芝川」という川ですけれども、その上流に非常に広い県有林があって、この県有林は来年度から始まる第2次県有林管理計画において、間伐していくことになります。間伐していくということになりますと、今からの間伐というのは、間伐で切った木をそのままそこに捨てるのではなくて出してきますから、やはり高性能の林業機械を持って行ったり、あるいは大型のトラックを持って行ったりして、間伐してその木材を出してくるということになりますから、一定の林道は必要だということは当然あります。

それともうひとつは、あそこは私も行って視察しましたけれども、ゴルフ場の予定地であっただけに、上にかなりフラットな所があって、いろいろな意味で使える土地だという感じがいたします。皆さんも一回ご覧になったらいいと思うのですが、甲州市はここについて、「里山創造推進計画」という計画を20年度につくって、21年度に改訂したと思いますが、そういうものをつくっております。そして、(甲州市)里山創造推進協議会をつくったり、シンポジウムをやったりして、そこで企業だとか、あるいはボランティア団体とか市民とか、そういう人たちが参加して、新しい里山づくりのようなものをやろうという計画を持って進めているところです。

そうなりますと、かなりの人がそこに入っていくわけですから、林道が必要になるということがございまして、射撃場のアクセスということもあるけれども、それを切り離しても、この「高芝林道」というものは整備が必要だという判断をいたしまして、今年度の当初予算でも、射撃場の方は予算は凍結いたしましたけれども、林道については2億円の予算を計上しているところであります。

従って、これは予算を執行するための準備は進めていかなければならないと思っております。

記者

今の林道などの件ですが、いつ頃を目処に完成を予定されているのかということと、旧韮崎射撃場の土壌改良の方はどのように考えていらっしゃるかということと、最終的な方針というのは、知事としてどのような方針を考えていらっしゃるのか、教えてください。

知事

 

林道の完成時期については、まだ具体的にいつまでということは決めているわけではありません。今年度は2億円の予算。(全体事業費は)3億6千万円ですから、来年度また残りの予算が必要なわけでありますけれども、やはり地元と協議したり、あるいは用地交渉のようなこともあったりしますから、そういう着工に入るための地元との協議とか、あるいは国道と接続しますものですから、交差点改良協議みたいなものをやったりとか、着工していくための準備作業をやっていくということであります。その中で非常に難しい議論が出てくれば、先にいくかも知れませんし、そういう意味でいつまでに造るということを、はっきりと決めているわけではありません。

それと韮崎射撃場の土壌の問題でありますけれども、これはご承知のように今年度予算におきましては、当然のことながら、あそこは40数年間にわたって散弾を撃ち込んできたわけですから、鉛はかなりあるわけです。要はそれが地下水とかに溶け出しているということがあると。そして地下水あるいは川の水を汚染しているということがあると、これは非常に問題ですので、地下水、河川水のモニタリング調査というものは、今年度1回やって、あとまた2回やることになっております。それともうひとつ今年度予算でやることにしておりますのは、射撃場前面の河川敷の表面に、クレーの破片だとか散弾などが、かなり散乱しておりますので、これを清掃する、きれいに撤去するという作業を、今年度予算でやることになっております。

次にやることは、河川敷について土壌汚染対策上の調査、具体的にどの範囲にどれだけの鉛が存在しているかという調査をやることになるわけであります。それは来年度当初予算で計上してやっていきたいと思っております。相当広い範囲でもありますし、河川敷で川が流れていますから、(川の)中をどうやって調査するのかとか、この辺のことは河川関係者と相談したりしなければなりませんし、調査の方法について、前例を調べながらやっていきますので、来年度当初予算に計上して、土壌に関する調査を進めていくということであります。

それからこれについての最終的な方針ということでありますけれども、先ほど申し上げましたとおり、この際あらためて幅広くいろいろな可能性について検討して、結論を出したいということでありますので、今の段階でどうするということを決めているわけではありません。

記者

幅広くというところで、規模のことについては、そのままでというお考えなのでしょうか。そこも見直す考えはあるのかということと、予定地の甲州市のその土地以外のところも考えてられているのか、教えてください。

知事

おっしゃるように、元に立ち返って幅広くいろいろな可能性を検討していくということでありますので、規模を現在4面(クレー)で、150メートルのライフルの射撃場ということになっておりますが、規模そのものも、これを縮小するということでどうなのかということも当然可能性としてあると思いますし、それから甲州市以外の他のところに、約30億円の半分で整備できる適地があるかどうかということの検討も当然あると思います。幅広く検討するということでございますから、いろいろな可能性を狭める必要はないわけであって、いろいろな可能性について幅広く検討するということです。

記者

そうしますと、ずばりこの計画は白紙撤回という理解でよろしいでしょうか。

知事

そういうことは申し上げてはいないわけです。要は幅広く検討するということでありまして、もちろん甲州市塩山で整備すること、あるいは規模の問題、他の地域での検討も含めて、幅広くいろいろな可能性について、もう一度元に立ち返って検討するということです。従ってこの計画そのものの白紙撤回ではありません。

記者

元に立ち返るとは、白紙とは違うのですか。

知事

要するにもっと基本に立ち返って、もう一度元に戻って検討してみるということです。その際には甲州市での計画というのも、可能性としてはもちろんありますし、他のところで造るというのも可能性としてあります。いろいろな可能性を幅広く、もう一度検討してみるということです。

記者

その幅広くの中に、そもそも県立の射撃場を造るかどうかということも含まれているのでしょうか。

知事

おっしゃるように、造らないで有害鳥獣対策ができるかどうかということも、当然幅広く検討する以上は、検討の可能性はあると思います。

記者

原点に立ち返って検討されるということですけれども、「今しばらく時間をいただきたい」という表現があったと思うのですけれども、知事としてはどのくらいの時間を見込んでいるのでしょうか。

知事

例えばもう一度適地を探すとか、そのようなことになると、かなりの時間がかかるということがありますから、2年も3年もというわけにもいかないと思いますけれども、少なくとも1年以上はかかるだろうと思っております。そんな程度の感じを持っております。

記者

射撃場そのものが必要かに関しても検討対象のひとつだというお話しですけれども、そもそも県議会での県教委の答弁では、必要な施設だということはご答弁されてきているのですけれども、その答弁との整合性についはどのようにお考えか、ご所見を伺いたいと思います。

知事

必要な施設であると私は今でも思っていることについては変りありません。ただしかし、そうはいっても巨額なお金がかかるとなった時に、必要な施設ではありますけれども、しかし例えば学校とか図書館とか、そういうもののように、広く一般の方が使うものではなくて、ある程度限られた人が使うものでもありますから、そうなった時に、これは国の補助とかはありませんので、県民負担が当然かかってくる。その県民負担が非常に巨額になった時に、他に代わるべき措置はあるのかということも、あわせて検討の対象にするということは、あるべきではないかと思っております。

記者

造らないとなった場合の代替措置なのですけれども、猟友会やクレー射撃協会が、他県に練習に出向く際の助成のような部分も検討されているのか、あわせて伺いたいと思います。

知事

今、そこまで具体的に、こういう方策ということを検討しているわけではありませんけれども、要は再三申し上げていますように、元に戻って幅広くいろいろな可能性について検討したいということであります。従って今の段階で、こういうことは検討しないとか、あるいはこういうことを検討するとか、あまり検討の幅とかを絞ったり、方向性をはっきりと決めたり、そういうことはしないで、いろいろな可能性を幅広く検討することが必要だと思っております。

記者 

 検討の方法についてですけれども、こういった一種の迷惑施設に関しては、県の内部でいろいろな検討をされたといっても、なかなか住民の方が納得しないというケースが多いと思います。もう少しオープンに検討しないと、新たな場所を決めるにしても、理解は得られないかと思うのですけれども、検討の過程をオープンにするというお考えはあるのでしょうか。

知事

ひとつは検討の方法として、これは県庁でいうと教育委員会の所管ですけれども、県土整備部とか森林環境部とかも皆関わってきますから、やはり全庁的なプロジェクトチームとか、検討委員会といった組織を設けて、検討していくことになると思います。その際に、できるだけいろいろな有識者の意見を聞いていかなくてはならないと思っております。

検討の過程で、検討内容をオープンにするかということでありますが、確かにそれは適当な段階で説明をすることは、あるいは必要なことだと思いますので、そういうことはもちろん考えていきたいと思っております。

記者

確認なのですけれども、幅広い検討を今後1年以上2~3年未満でというお考えがある中で、スケジュールとして確認したいのですけれども、先ほど白紙ではないということを踏まえた上での質問なのですが、いわゆる必要の有無をまず検討されて、その上で必要とされた場合、候補地選びからスタートするという、そのくらい原点まで立ち戻るというお考えでよろしかったでしょうか。

知事

手順をどうするかはともかくとしまして、もちろん必要性の再確認をしていくことは当然のことだと思います。それから、甲州市の現在の候補地もひとつの候補地としてもちろんあるわけですけれども、それ以外に30億円の約半分程度で建設できる適地があるかどうか。これは平成19年に検討した時に、かなり詳細に検討して、なかなか難しい、他にないとの結論が一度出ておりますから、これは容易なことではないと思います。しかし一応、やはりそのことも検討しなければならないと思っております。

記者

 その中で、閉鎖した韮崎の旧県立射撃場の再開も視野の中にあるのか、次の候補地が決まるまでの間、あらためて地元の方に理解を求めることが、お考えとしてあるのかどうかという点と、このような結果になったことを甲州市の方にも説明されてきたかと思うのですが、甲州市の反応は、どのように受け止められているのか、この2点についてご所見を伺いたいと思います。

知事

 韮崎の閉鎖した射撃場を再開する可能性は、地域の住民の皆さんに我々としても、かなりの程度いろいろな接触をしてきたわけでありますけれども、再開することについては、非常に強い抵抗があります。期限を限ってここで造るということで物事が動いているから、あとこれだけの間だから是非、ということであれば、あるいはあり得るかも知れませんが、期限なく再開することについては、非常に住民の皆さんの強い抵抗があって、なかなか現実問題として難しいのではないかと思います。

それから甲州市の地元の皆さんの反応としては、県庁の職員が今ご説明しているようなことを説明に行きましたけれども、比較的に冷静に「分かった」と「では、検討の状況を待つ」と言っていただいたと聞いています。

記者

検討の期間についてなのですが、1年程度とのことなのですけれども、知事の任期内を越えてしまう形になるかと思うのですけれども、そのような場合の知事の今の立場で、任期を越えた後の話になるということは、事実上の白紙撤回なのではないかと、知事の任期内には解決できませんということをおっしゃっているのと同じと感じるのですが、その点はいかがですか。

知事  

言葉として、白紙撤回という言い方には抵抗があるのですが、これはいろいろなものが皆そうなのです。4年間の任期で決まらないものは、たくさんありまして、次の知事の任期に延びていくものはあるわけであります。これについても、そのひとつだと考えていただきたいと思います。

従って、私が知事を続けていれば、今申し上げたことを行いますけれども、しかし知事が代われば、当然のことながら新しい知事の判断で行うことですから、今申し上げていることが100パーセントひっくり返る可能性も、もちろんあると思います。これは前提として、私が続けるという条件の下で、このようにしたいということであります。

記者

確認なのですが、プロジェクトチームや検討委員会とおっしゃいました。まだ手順は分からないとおっしゃいましたけれども、必要性を検討するという以上、まず最初はそこからの検討になると理解したのですけれども、知事の任期中に検討委員会を立ち上げることは決まっているという理解でよろしいでしょうか。

知事

それはおっしゃるとおりです。

記者

それはいつ頃でしょうか。

知事

いつとは決めてはおりませんけれども、それほど延ばす必要はないものですから、適当な時期に立ち上げたいと思っております。

記者

それはつまり、場所とかではなくて、まずは必要性を議論する検討会を立ち上げるとのことですか。

知事

そうです。必要性だけではなくて、場所の議論はもちろんあるでしょうし、規模の問題だとか、いろいろな問題があると思いますけれども、そのようなことを幅広く検討する委員会・プロジェクトチームをつくりたいということです。

記者

(甲州市)塩山の方で、2年ぐらい地元の一部の方々が、強く反対されていて何度も陳情に来ているかと思いますが、その方々に対して必要だと強く説明されていたかと思います。その方々の意見というのは、今回反映されたことになるのでしょうか。

知事

もちろん、地元のそのような皆さんの意見もありますし、その他諸々の意見がありますから、そのような諸々の意見を全て頭に入れた上で判断したことです。そのような皆さんの意見だけを取り上げたということでは、もちろんありません。いろいろな皆さんの意見を頭に置いた上で判断したということです。

記者

もともと甲州市に場所を決めたときに、30億円の半額というのが、ひとつの基準で探されていたと思うのですが、もし今度必要という判断が出て、場所を探し直すときに、その時も15億円がひとつの基準になるのでしょうか。それとも、不況だとか税収減を見据えて金額面も考え直すことはあるのでしょうか。

知事

他に、いろいろ探していく時には、やはり30億円の約半額という基準の下に探すことになると思います。ただ、いろいろ検討をするわけでありますから、それでは(候補地が)まったくないと、しかし、必要性の検討をした上で、どうしても射撃場が必要だということになった時には、私の公約として30億円の半額と申し上げているわけでありますけれども、それを上回るけれども、どうしても必要だということが、県民に十分納得いただけるような根拠があれば、金額そのものを変えることはあり得ると、それもまた可能性として全く否定し去ることではないと思っております。

記者

確認で、プロジェクトチームは年内につくるとのことですけれども、任期中に射撃場の必要性の有無の判断を当然されるとのことでよろしいですか。

知事

任期中には、なかなか検討委員会の検討についての結論が出てこないと思いますので、任期中には判断は出来ないだろうと思います。

 

 「甲斐の国マルシェ」の開催について

知事

 

お手元に資料がありますけれども、9月16日から21日にかけまして「甲斐の国マルシェ」が開催されることとなりました。「甲斐の国マルシェ」は、商工団体などと協働いたしまして県が実施している「中小企業経営革新サポート事業」の一環として、県内中小企業者が開発した魅力ある商品を、直接消費者の皆様にPRし、販路拡大の足がかりとするため開催するものであります。

「中小企業経営革新サポート事業」は、新しい商品の開発や新事業への参入を支援する事業でありまして、県内の意欲ある中小企業者が専門家チームの支援のもとで、本県の地域資源を活かした新商品の開発や販路拡大を図ってきたものであります。

この機会に多くの県民の皆様に「甲斐の国マルシェ」に足を運んでいただきまして、県内事業者が開発した魅力ある商品を直接見て、触れて、味わっていただきたいと思います。

期間とか場所、出展者については、お手元の資料にあるとおりでありますので、是非皆さんも一度ご覧いただければありがたいと思います。

発表事項以外の質疑応答

 一括交付金について

記者

民主党の代表選に絡んでなのですけれども、小沢一郎前幹事長が、国の補助金の一括交付金化で、総額を約3割くらい減らすという主張をされていますけれども、これについて各県の知事からの反発などが出ていますが、知事ご自身どのようなご所見をお持ちか伺いたいと思います。

知事

これは全国知事会でもかなり議論があったところでありまして、一括交付金化そのものは良いのだけれども、総額を削られると困るということで、知事会として一致して、それはやめてもらいたいという意見を出しているところであります。

私ももちろん同じ意見なのですけれども、確かに一括交付金化することによって、効率的な使用が可能である。ある程度の節約は可能になると思いますけれども、しかしそれがどれくらいのものになるかは、よくよく精査しなくてはならないと思います。知事会としては、全額、額は減らさないでいただきたいというのが強い意見です。

記者

よく精査しなくてはならないということは、多少の目減りみたいなことは、容認されるというお考えでしょうか。

知事

例えば事務経費とかは、かなりの程度なくなるということが当然あると思いますし、曖昧なことは申し上げられませんけれども、その他にも節減というか、効率的な執行ができる可能性はもちろんあると思いますけれども、これはよくよく精査しなければいけないと思います。

記者

民主党の代表選の関連で、先ほどの知事のお話を伺うと、補助金を財源捻出の対象としていることも容認しているということでよろしいのでしょうか。

知事

知事会として一致して、全額を減らさないで確保してもらいたいと要望しているわけであります。私もそういう要望を持っておりますから、是非ともそうしてもらいたいと思っております。

 

(以上)

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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