ページID:32372更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成22年6月23日水曜日)

 

本館2階特別会議室

11時00分から 

                                                                     

発表事項

 「災害時における飲料供給に関する協定について」

※サントリーフーズ株式会社との共同記者会見

配付資料「災害時における飲料供給に関する協定の締結について」

災害時における飲料供給に関する協定について

知事

ただ今、サントリーフーズと山梨県との間で「災害時における飲料供給に関する協定」の締結をすることできたことを大変にうれしく思っております。

「災害は忘れた頃にやってくる」と言いますけれども、災害に対する備えというものは、片時も忘れることはできないものであります。災害が発生したときの一番大きな問題の一つは、いわゆるライフラインが途絶することに伴う電気、水道、ガス、そういったものが被災者、住民のところに十分届かなくなる、被災者の生活が危うくなるという問題があるわけであります。そういう問題に対応しまして、このたびこの協定を締結することによって、災害時に飲料水をご提供いただくという体制ができたということは、県民の生命を守るという観点から、大変に意義のあることだと思っております。

サントリーフーズは、皆さん言うまでもなく、白州に日本最大のミネラルウォーターの工場を運営していただいている会社であります。そういうご縁からこのたびの協定締結に前向きに対応いただいたわけでありまして、高橋支社長はじめ関係の皆様に深く感謝を申し上げたいと思います。

サントリーフーズにおかれましては、これからも県民の生活の向上のため、また、県政の発展のために、我々山梨の地域の企業として、地域貢献に是非ともご貢献賜りたい、よろしくお願い申し上げますとともに、サントリーフーズのますますのご発展をお祈り申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

本日は、どうもありがとうございました。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

本日は、山梨県と「災害時における飲料供給に関する協定」の調印式を無事終了させていただきまして、誠にありがとうございます。

私ども、サントリーグループと山梨県様は、本当に過去から深い関係がありまして、今、知事からもお話があったように、山梨ワイナリー、今で言う登美の丘ワイナリー、そして白州蒸留所、そして水の第1工場、本年度4月に竣工しました水の第4工場ということで、過去から本当に深い取引をさせていただいている県でございます。

そして、山梨県におきましては、ヴァンフォーレ甲府というチームもございますが、こちらにおきましても我々の方は、ドリンクサプライヤーということで、選手用の飲料水の供給ということも手がけさせていただいております。

昨今、安心・安全ということが、ここ何年か言われておりますが、災害時におきまして本当に一番大事なのは飲料水です。その飲み物を私どもが今回の協定により、供給できる体制をしっかりとつくっていき、山梨県及び県民の皆様に安心・安全の一端の仕事を担うということを非常に感謝し、また、責任を感じている次第でございます。

そして、我々メーカーとしましても、災害時に向けてどういう活動がとれるかということにおきましては、私ども災害時に対応できる自動販売機ということで、災害ベンダーの開発をメーカーとさせていただきました。この自動販売機は、災害の時は電気も水道も止まります。ですけど、この機械におきましては、電気が止まっても48時間商品が供給できる自動販売機で、スイッチを変えていただければ、この機械は無償で商品が出せる自動販売機を開発しております。このような機械を山梨県及び関連施設につけていただければ、飲料の供給の間、この機械には約580本入りますが、これが施設の皆さんに飲料が供給できると、このような機械の開発をしておりますので、今後、山梨県及び関連施設にベンダーの展開を、我々も積極的に安心・安全の一環として進めさせていただきたいと考えている次第でございます。

最後になりますが、我々企業としての山梨県及び県民の皆様に対して信頼できるようなメーカーであるように尽力をつくすことと、皆様より愛されるサントリーであるように尽力つくしていきたいと考えております。

本日は、どうもありがとうございました。

質疑応答 

記者

知事にお伺いします。今までは、災害時に飲料水については、水道が途絶えたときに、どのように供給されることを想定されていたのでしょうか。

 

知事

給水車です。第1次的には、自衛隊とかの給水車に頼ることが第1だと思います。緊急事態には、それしか無いわけでありますけれども、しかし、給水車だけだと量的にも限られてきます。やはりそれだけでは不十分だということでありますので、サントリーが、全国のネットワークを活かして、必要にして十分な飲料水を供給していただけるのは、大変に被災者の生活を維持する意味では、大きな意義を持っていると思います。

 

記者

有償ということですけれども、価格については、どのように決められるのでしょうか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

それに関しましては、幾らということは、今決めておりません。その時の状況に応じて考えさせていただくということで、今考えております。

 

記者

ミネラルウォーターとかを生産している企業は、多々あると思います。それで、災害時に、おそらく災害は日本全国同時に起きるものではなく局地的に起きるものなので、何か起こったときには、今までの例にありますように、あちこちから救いの手が差し伸べられたりということがあると思います。そのような時に、果たして最初から有償という協定で、どのようなメリットがあるのかと思ってしまうのですが、もう少しどのようなところが、お互いにとってのメリットになるのか教えていただきたいのですが。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

私どもコーポレート・メッセージは、サントリーは水でありまして、水に関しましては、シェアは一応国内でナンバー1ということで、私どもにとっては、その水に関して、生命のラインでありますので、これに関しては、災害時には、積極的に、私どもで動いていこうということで、過去から防災協定ということで結ばせていただくことで、会社として取り組んできている次第でございます。ただし、有償ということに関しては、その時に無償という形が本当は一番良いと思っているのですけれども、関係上、最初から無料ではなく、例えば1円でもという形のものを取るか取らないかということもありますので、有償ということにしているだけであります。

 

知事

定価で取るということではない。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

ないです。ですから、販売ということではなくて、私どもとしては協賛ということで出したいところなのですけれども。

 

知事

確かに、いろいろなボランティアが、いろいろな物を送ったり、何らかしてくれることはあるのですが、本当に必要なところに的確に行き渡るかどうかの懸念は残りますので、給水車も本当に安全な水を給水できるかどうかとなると、浄水所が止まったりすると、なかなか難しいです。そのようなことがありますから、安全な水を必要なところに的確に届けていくことは、非常に大事なことだと思います。

 

記者

他県で、同様の協定を結ばれたケースはありますか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

今まで、17都道府県と、このような協定を結んでおります。その他、市町村単位の協定についても結んでいるところです。

 

記者

17都道府県については、全て有償ですか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

それぞれによって違う契約になっていると思います。

 

記者

違いは何でしょうか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

それは県ごととの話し合いの中で決まってきますので、私の方で全てについて確認が取れていませんので、現時点では、具体的には言えません。これに関しましては調べたうえで返答します。

 

記者

協議の上、数量を決定するとのことですけれども、山梨県が災害を受けた場合に大量の水が必要になるということになると、どの程度、サントリーとして応じられるのでしょうか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

それに関しては、数量は決めていません。ただし、その時に必要な量が、これくらいあるということになれば、それに対して対応していきたいと考えております。

 

記者

甚大な被害を受けた場合に、十分に供給できるのでしょうか。

 

サントリーフーズ(株)関東甲信越支社長

特に山梨県ですと、工場を2つ持っていますので、その意味で量に関しては、非常に敏速に対応できると考えております。

 

以上

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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