ページID:97466更新日:2020年11月27日

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知事臨時記者会見(令和2年11月26日木曜日)

防災新館401,402会議室

15時10分から

 

発表事項

発表事項以外の質問事項

  • なし
知事会見1126

 新型コロナウイルス感染拡大防止への協力要請について

知事

このたび、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項の規定に基づく協力要請の期限を、来年2月28日まで延長することと致しました。

本県では、直近1週間の新規感染者数が40名を超え、第2波のピーク時を上回る状況が続いております。

入院患者数も50人前後で推移しておりまして、これは過去最高の水準になっており、医療機関の逼迫を避けるためにも、これまで以上に感染拡大への警戒が必要です。

このような現状に加え、引き続き本県が取り組んでおります、グリーン・ゾーン構想の浸透・定着に基づく超感染症社会への移行を目指すべく、現在の協力要請を12月以降も継続することが適切であると判断した次第であります。

なお、国からは、エリアあるいは業種を限定した休業要請、外出の自粛要請、時短営業の実施要請などについて、感染状況等に応じて検討するように依頼がありましたが、本県は、個別解除とグリーン・ゾーン認証によりまして、施設ごとの感染対策を確認し、結果としてこれらの施設からは感染の連鎖が発生していないことから、引き続き現行の取り組みを継続するとともに、営業時間短縮の実施要請などは、不要であると考えております。

またGoToイートについてですが、国からは「食事券の販売の一時停止」などについて検討の依頼があったところですが、こちらについても、感染防止対策を徹底することにより、現時点では見直しは行わないということに致しました。

GoToイートですが、飲食店がしっかりと感染対策を講じ、また、利用される方々もそのルールを守って飲食をしていただくことにより、本県経済にとりまして大きなプラスになるだけではなく、利用者の皆さんも楽しんでいただける事業ですので、今後も継続できるように、飲食店・利用者双方に、重ねて感染防止対策の徹底と遵守をお願い致したく存じます。なお、この点に関しましては、GoToイートに加盟する全店に対し、注意喚起の文書を発出することと致しました。

県民の皆様におかれましては、基本的な対策が何よりも大切であるということを、改めて認識し、かつ、行動に移していただきたく思います。

現在、軽症者や無症状者が多く見つかっているのも事実ですが、重症化リスクが高く、命に危険が及び得る高齢者の方々の感染も増えており、これは家庭内で感染が広がったケースが大変多くなっていることによるものも多々ございます。

自分が感染しないこと、感染を広げないこと、これが御家族、友人、職場の同僚など、大切な方々を守ることにも直結致します。

そのため、密閉・密集・密接の「3密」を避けること、マスクの着用、距離の確保、手洗いの徹底、そして、寒い時期となって参りますけれども、十分な換気をしていただきますよう、よろしくお願い致します。

また、前回の会見でも申し上げましたが、年末年始、大変会食が増えるシーズンとなって参りますが、会食される場合には、ぜひとも認証を取ったお店、あるいは個別解除を受けたお店など、感染防止対策がきっちりできているお店の御利用をお願いするとともに、なるべく少人数かつ短時間で利用していただきたく思います。また、箸やコップの使い回し、あるいはマスクなしでお酌をするためにお席を離れられることも、ぜひ避けていただきたいと思います。もちろん、体調の悪い場合は、ぜひ参加を見合わせていただくなど、十分な注意をお願いしたいと思います。

また、初詣について、特に混雑が予想されます。従いまして、基本的な感染防止対策に加え、適切な対人距離を確保し、大声を発声しないように御留意いただくなど、境内での過ごし方についてもご注意いただきたく思います。

引き続き、緊張感を持ちまして、感染の拡大防止と経済活動の両立のために全力を挙げて参りたいと思います。

補佐官

知事から現状認識も含めてお話がありましたが、専門家会議の中で議論をしてきていることをお話しさせていただきたいと思います。

認識としては、今後も最大限の警戒が必要であろうという認識です。非常に感染者が増えていると言われていますが、第2波があった8月は、月間で76名の感染者でした。9月は17名、10月は26名、そして、11月は昨日までで120名となっています。いかに11月に入ってから感染者が増加をしたかということが、数の上からも御理解いただけると思います。1週間単位で見ていきますと、若干の日々の増減はあっても、増加傾向にあるというのは説明があったとおりであります。

感染者が増えている一番の要因は、感染集団が発生している、それも複数、同時期に発生している。特に学校、病院、施設においては、元の感染者も含めて5人以上の感染と、そこそこの規模の感染になっていることが感染者数を押し上げている一番の要因ではないかと思っています。それが悪いことかというと、私は必ずしもそのように思っておらず、関係者の努力によって濃厚接触者を丹念に拾い上げる、併せて、周辺の接触者も拾い上げて、場合によっては複数回検査をして、感染者を把握している。それによって、感染集団の中での感染者が多くなっています。その結果、感染集団から次の感染が起こって、そこで広がっていくことが見受けられていません。丹念に感染者が拾われた結果、感染者増ということになっていると考えています。

家庭内、学校や知人、友人といったところで感染が広がっているという説明もお聞きになったとおりです。どういう要因か考えてみますと、非常に身近に接して、ある程度長時間接する場で、感染が拡大をしているのだろうと思っています。

それから、残念ながら、集団感染の最初の感染者の方の感染経路が分からないことの方が多いです。そのようなわからない事例を含めまして、感染経路が不明な方は、現時点で半分程度あります。それは、県内のどこかに見つかってない感染源があるのだろう、知らず知らずのうちにそこに接触してしまって、感染者が広がっているのではないかということを非常に懸念しています。

そして、全国的に会食の場が感染拡大の場になっているのではないかと言われており、県内でも残念ながらそのような事例がありました。会食については、非常に注意をして、店を選んでいただく必要があるのではないかと思っています。

記者

11月13日の記者会見で、第3波が来ているという認識を示されましたが、感染者数が最多を更新している状況で、どのように認識をされているのでしょうか。

知事

最大限の警戒を要する状況、まだ第3波のまっただ中という状況だと思います。

記者

GoToイートなどについて、今までどおりの対応とのことですが、本当に安心か県民の不安も広がっていると思います。県民への呼びかけはありますか。

知事

これまで、グリーン・ゾーン認証を取っていただいた施設からは、感染の連鎖は起きていませんので、ぜひ、感染防止対策がきっちりできたお店を利用していただきたいと思います。

山梨県のGoToイートは、グリーン・ゾーン認証を取っていることが前提ですが、私どもが申し上げたいのは、お店が定める感染防止ルールをお客様には守っていただきたいということです。

また、これから改めて通知する予定ですが、長時間の飲食はなるべく控えていただきたいと思います。そして、大声で話すことも控えていただきたい。長時間の飲食によって感染リスクが高まる、大声で話すことによって飛沫が飛びやすいということになりますので、グリーン・ゾーン認証を取っているところはパーティションの設置や、しっかりとした距離をとっていますが、大声での飲食は極力控えていただきたいと思います。

更なる感染防止対策を徹底するという意味で、これから各飲食店に案内をしますので、ぜひ、そのお店を御利用される際は、そのお店のルールをしっかり守っていただければ、会食自体は危険性はないものだと思います。

山梨県では、グリーン・ゾーン認証を取っているお店は、県がしっかり感染防止対策ができていることを確認しており、他の都道府県とは置かれている状況が違うと思います。

記者

協力要請の延長は、これで8度目になります。4月20日に始まって、来年の2月28日までとなると、11ヶ月という長い期間になりますが、そのことについてお考えをお伺いします。

また、先ほど、初詣について説明がありましたけれども、年末年始に帰省される方にはどのように呼びかけますでしょうか。

知事

休業要請の延長が8度目になり、ほぼ1年近くになっていることについてですが、今回の第3波は、第2波や第1波よりも高い波になっている状況ですので、強化することがあっても緩める方向に働く状況ではないと思っていますので、協力要請の延長は仕方がないことと考えています。ぜひ御理解をいただきたいと思います。

ただ、既に多くのお店に感染防止対策をとっていただいて、通常の営業ができている状況でもありますので、まだ感染防止対策をとっていないお店は至急とっていただきたいと思います。

加えて、感染防止対策をとっていただいたお店の休業要請を個別解除しております。現在、営業されているお店は、基本的には感染防止対策が取られているお店だという理解のもと、他県で実施もしくは検討されている営業時間の短縮、あるいはGoToイートの一時停止という措置を取らないで済んでいる現状もありますので、この感染症が収まるまでは、このような対応を取り続けざるを得ないと思います。

帰省に関しましても、現時点で、帰省をやめてくださいという議論はまだしておりませんが、今後の感染状況を踏まえて、専門家の先生としっかり相談をして、対応を検討して参りたいと思います。

記者

GoToイートの関係ですが、国では食事券の発行の一時停止などの検討を要請しています。先日の知事会でもいろいろ意見が出たようですが、どういう場合に停止するかなどの基準も示されていません。知事も先日の会見の中で、国は混乱しているのではないかと御指摘されていましたが、今回の要請についてどのように受け止めておられますか。

知事

山梨県の場合、このGoToイートの対象店は、そもそも感染防止対策ができていることが確認されているお店、認証を取っているお店になっています。ここが他県と大いに異なるところで、自己申告の場合と、山梨県のように、厳格に感染防止対策の実施を確認しているお店に限っている県とでは、扱いが違って当然だろうと思っています。

山梨県においては、少なくとも現時点においては、このGoToイートの利用に何らかの制限をかける必要はないと思っています。

記者

GoToトラベルに関して、札幌市と大阪市が外れることになりますが、山梨県として、対象から外して欲しいといった意見を国に示すお考えはありませんか。

知事

そのつもりは全くありません。

GoToトラベルに関しましても、既に県内多くの宿泊施設が、グリーン・ゾーン認証を取った上で営業されておられます。旅行者の受け入れは、そのような宿泊施設で行われますので、そこが感染拡大をもたらすことは考えづらいわけで、GoToトラベルに関しましても、何らかの制限を国に対して求めるつもりはありません。

記者

先ほどの総合対策本部会議で、県内の現在の状況について、医療体制を含めて危険な状態が続いているという言葉がありましたが、現在、県内の医療現場は、どのような状況だと認識していらっしゃいますか。

補佐官

実際に私が現場で働いてないので、他の専門家会議のメンバーの方からの発言を踏まえてということになりますが、山梨県は、いざという時の病床数は確保してあります。しかし、普段その病床は一般診療に使われているので、コロナ用に移行するには一定の時間がかかってしまうため、急激に感染者が増えると、トータルとしては十分なのですが、準備のため少し間に合わないような状況が出てくる危険性があります。一気に感染者が増えるということが11月にありましたので、専門家会議の中では、医療体制も含めると少し警戒が必要な状況であるとの認識だということです。

記者

現在、県内ではフェーズⅡに入って、130床が昨日までに確保されていると思うのですが、病床があっても、急に患者が増えたとして、現在の人員で全て受け入れることは可能なのでしょうか。

補佐官

現時点の第Ⅱフェーズでは、可能だと聞いています。ただそれ以上になると、他の病棟から人を回したり、調整をしたり、入院をしておられる患者さんに他の場所に移っていただくなど、少し調整する時間が必要になってくると思います。

記者

GoToトラベルに関して、国では都道府県知事に判断を任せるとしていますが、逆に、ある知事からは国の主導のもとやっていただきたいといった話が出ています。長崎知事としては、知事の裁量なども含めてどのようにお考えなのか教えていただきたいです。

知事

地域により感染者の状況も異なりますし、感染拡大防止施策の状況も異なっています。また、それぞれ産業構造も違っているので、GoToトラベルの扱いに関しては、各都道府県知事にお任せいただくのがより好ましいのではないかと考えています。

 

以上

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