ページID:94708更新日:2020年5月1日

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知事臨時記者会見(令和2年4月30日木曜日)

防災新館401,402会議室

16時30分から

 

発表事項

発表事項以外の質疑応答

なし

知事会見0430

 中国からの支援のマスク、山梨県へ続々と届くについて

知事

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた、中国からのマスク支援について、ご紹介致します。

まず、今月27日、私が国会議員の時代に日中の医療連携の交流を進めていました際にお付き合いのありました、中国において民間医療機関の管理監督を行う中国非公立医療機構協会の会員で、広東省の深セン龍城三甲リハビリ病院の楊麗懐(やんれいくぁい)会長から、マスク10万枚を届けていただき、先般、受納式を執り行ったところであります。また、楊(やん)会長と同じく、中国非公立医療機構協会の会員で、国際的な民間医療健康投資を促進する国際合作交流工作委員会の会員でもある、上海市在住の程文灏(ちぇんうぇんはう)様から、マスク6千枚が届けられました。

更に、本県と友好関係にあります四川省から、マスク6万枚が届けられました。今、私も、四川省からいただいたマスクを付けています。四川省では、本年2月、現在の本県同様に新型コロナウイルスの感染者が増加し、その際、四川省から支援物資送付の要請があり、本県から防護服や医療従事者用マスクを送付したところであります。この度届けられたマスクは、本県の窮状を知った四川省からの尊い善意であり、これも本県と四川省とが35年にわたり交流を続けてきた、友情の証ではないかと思っております。

この他にも、中国からマスクの寄贈がございますので、御紹介させていただきます。

平成28年に本県と締結致しました「森林分野における交流協定」に基づき、相互交流を実施している四川省林業草原局(りんぎょうそうげんきょく)から1万枚、昨年8月に訪問団が本県にお越しいただいている四川省瀘州市(ろしゅうし)から4万枚、これらのマスクは、それぞれ準備が整い次第発送され、5月中に本県に届けられる予定です。

このように、さまざまな御縁により、中国から本県への支援の輪が広がっていることは、感染拡大防止に取り組む本県にとって大変心強く、山梨県と各地の友情を今日に至るまで育んでいただきました、山梨県、四川省双方の先輩方に大変感謝をする次第です。

御寄贈いただきました皆様には、この場をお借り致しまして、改めて感謝申し上げるとともに、いただいたマスクは医療機関などで活用していただき、一日も早くまた元の交流に戻るよう取り組んでいきたいと思っています。

 

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 『医療従事者にエールを』新型コロナウイルス感染症対策寄附金について

知事

新型コロナウイルス感染症の患者が増え続ける中、県内の医療従事者の皆様は、自らの感染リスクの高い環境の下、その使命感、一緒に治療にあたる仲間への思いと、ご家族への感染の不安の間で、時として家に帰ることもままならないなど、肉体的にも精神的にもギリギリの状態で、昼夜を問わず対応に当たってくださっております。

他方で、県内においても、実際に医療従事者のお子さんが保育園への通園を断られる事例が報告されております。幸い、翌日には、周りの保護者の皆様のご理解をいただき、通園できるようになっておりますが、医療従事者のご家族の中には、周囲の人々のいわれなき偏見にさらされ、精神的にも追い詰められているといった声も寄せられています。

医療従事者や、そのご家族などの関係者に対するいわれなき偏見は、新型コロナウイルスに打ち克つため、全国民の総力を挙げ、当然山梨県も「ふんばろう!」ということで、一丸となって頑張っている中で、大変恥ずべき行為であって、決して許されるものではないと思います。

感染症は誰もが感染しうるものであり、感染すること自体は悪でも罪でもありません。この感染症に立ち向かっている医療関係者の皆様の奮闘というものは大変尊いものであることも間違いありません。

それに対して、特にそのお子さんに対して、偏見を持った対応をするということが、山梨県であったと報告を受けてはおりますが、山梨県の人が、まさかそんなことをするとは思えません。このような恥ずかしい行為は許されるべきではないと思っております。私は、これは報告の間違いであったと信じたいです。是非、このようなことはあってはならないことだと、県民全員で申し合わせたいと思います。

その上で、医療現場の最前線で闘って下さっている医療従事者の皆様に対して、県民挙げて感謝の気持ちを新たにし、大変な御苦労に対して、私どもの感謝の言葉を伝えていこうではありませんか。

先般の4月臨時県議会においては、補正予算の中で、医療従事者の皆様への応援金を、全会一致のもとでお認めいただいたところですが、これに加えて、県民の皆様や事業者の皆様からの更なるお力添えをお願いしたいと考え、この度、県民、事業者の皆様、山梨県を応援してくださっている全国の皆様のお気持ちを、県の応援金に上乗せしてお届けする「『医療従事者にエールを』新型コロナウイルス 感染症対策寄附金」の募集を本日から始めました。

寄附金は、個人、事業者などの法人、いずれからも受け入れます。個人からの御寄附をいただく場合は、ふるさと納税制度の対象となります。

多くの皆様から、温かい御支援をいただけますようお願い致します。

なお、早速ではございますが、本日、株式会社早野組様から、この応援金に使っていただきたいということで、1千万円の寄附の申出をいただいたところです。これは、企業からの第1号の申出であります。

また、山梨県信用金庫協会様からも、本日、500万円の贈呈をいただきました。多くの皆様の温かいお気持ちが続々と寄せられているところであり、本日始めたところですが、早くも寄附をいただいており、これこそが山梨県の多くの皆様の真のお気持ちであろうと、大変心強く思っておりますし、ありがたく思っております。この場をお借り致しまして、御礼を申し上げます。

本日から募集が始まっております。皆様の声を、お気持ちをお寄せいただきまして、このコロナウイルスの惨禍を早く乗り越えて、立ち直り、そして跳躍に向けて歩みを進めていければと思っております。誠にありがとうございます。

 

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 質疑応答

記者

以前、山梨県から中国にマスクを送りましたが、どのくらい送ったのでしょうか。

戦略監

ガウン型の防護服を1万3000枚、つなぎの防護服を48枚、サージカルマスクを2万枚お送りしております。

記者

2万枚送ったら21万枚届いたということについて、いかがお考えでしょうか。

知事

困ったときはお互い様ということで、友情と仁義の積み重ねではないかと思います。枚数に関わらずありがたいことだと思います。

記者

以前にマスクを送った先は、四川省でよかったでしょうか。

知事

はい、四川省です。

記者

『医療従事者にエールを』についてですが、法人から地方公共団体への寄附は全額損金算入されますが、山梨県に対する寄附ということになるのでしょうか。

知事

一旦山梨県に対して寄附をしていただいて、新型コロナウイルス対策に携わっていただいている医療関係者の皆様にお届けする形になります。

記者

寄附金についてですが、具体的な手続きは決まっているのでしょうか。

課長

寄附金額がどのくらい集まるかによりますので、規模をみて金額等について決定していきたいと思います。

記者

医療従事者個人に対してということでよろしいでしょうか。

課長

そう考えております。実際の手続きでは、間に病院に入っていただかなければなりませんが、個人にお渡しをする目的で考えています。

記者

医療機関ではマスクや防護服などが足りていない状況ですが、供給の状況を教えていただけますか。

課長

県内の医療機関に必要な装備につきましては、厚生労働省から各病院に供給されるマスクがありますが、現在お配りをしている状況です。これに加えて、県単独で確保しているマスクやフェイスシールドについても、順次お配りをしている状況です。病院の不足の状況を調査しながら、足りないものについてお配りをしている状況です。

知事

マスクは先般200万枚届きました。また、海外だけではなく県内からも、万単位でお寄せいただいていますので、しっかり供給をしていきたいと思います。フェイスシールドも、県の産業技術センターが開発し、それを立沢化成様が作って下さっていますが、5000個寄附していただきましたので、早速配付をしました。今後もでき次第、不足のないように供給していきたいと思います。

 

以上

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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