ページID:94405更新日:2020年4月10日

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知事記者会見(令和2年4月9日木曜日)

防災新館401、402会議室

11時30分から

 

発表事項

なし

発表事項以外の質疑応答

知事会見0409

発表事項以外の質問

 新型コロナウイルス感染症について

記者

国は収入が減った方への30万円の給付を決めました。県は先手主義で先に様々な対策をとっていますが、国と県の対策を整理するお考えはありますか。

知事

様々な対策が出ていますので、どういう人にどういう給付があるのかということを、既にやっているもの、国の対策で打ち出されたものを一度整理して、県民の皆様に分かりやすいように鳥瞰図を作って、早々に公にしたいと思っています。遅くとも来週中にはお示ししたいと思います。

記者

新型コロナウイルスへの感染が確認された方が、昨日時点で25人になっています。特に今月に入ってから急増していることについて、どのように受け止めておられるのでしょうか。

知事

あっという間に25人まで極めて早いペースで増加したということで、大変な危機意識を持っています。クラスターに準ずるような感染の連鎖もあります。最初の方の感染経路が必ずしも分かっていないということがありますので、山梨県も緊急事態宣言地域に準ずる危機意識を持つべきだと思います。他県と比べて、人口当たりの感染者数が急激に多くなってしまっており、これまで以上に感染防御のための手洗い、3密の回避に注意をしていただきたいと思います。

記者

愛知県では緊急事態宣言指定地域に追加して欲しいと言っていますが、山梨県も人口当たりでは埼玉県に次ぐというデータもあります。指定地域に追加して欲しいといった考えはありますか。

知事

現状はそこまでの状況に至っていないのではないかと思います。もちろん危機意識は持っていますが、例えば東京都と比較して受け入れ余力はありますので、明日にでも受け入れ余力はなくなります、医療崩壊へのカウントダウンですといった状況にはなっていません。ですので、緊急事態宣言を発出していただくほどには至っていないと思います。
緊急事態宣言指定地域は、平日の昼間も含めて外出の自粛要請が出されています。これは大変なインパクトがあることですが、山梨県においては平日の外出自粛要請は出していない状況ですので、この状況を守るためにも、「うつさない」「うつらない」ための工夫をお願いしたいと思います。

記者

内閣府の職員の感染が確認されましたが、県庁における感染防止対策へのお考えをお聞かせ下さい。

知事

県庁は司令塔機能を担っていますので、感染の拡大は避けなければなりません。1つのセクションが健康観察といった状況になってしまうと、行政機能の一部がその瞬間にストップしてしまうので、相当神経質にやっていきたいと思っています。これまで、年度末、年度初めの挨拶回りをお互い自粛しておりますし、勤務のローテーションも始めています。また、システム上すぐに大規模に実施することはできませんが、テレワークも進めているところです。更に、感染リスクが高い職員に関しては、広めに健康観察での自宅待機をお願いしているところです。県庁全体での職場環境に対する危機意識を更に高めていただくよう、徹底していきたいと思います。

記者

軽症者、無症状者の宿泊施設への受け入れについて、検討を始めたとのことですが、現状の進み具合を教えてください。

知事

具体的な場所を想定しながら、宿泊施設との話し合いをしているところです。

記者

受け入れてくれそうな目途は立っているということでしょうか。

知事

いくつかあります。

記者

県内に人工呼吸器がどのくらいあって、どのくらい余裕があるのか教えて下さい。

課長

現在、県内には人工呼吸器が213台あり、補正予算で50台追加したいと考えています。半分程度が稼働している状態と聞いていますので、今のところ十分確保できると考えています。

知事

重症患者が県内では50人前後と予想されておりますので、人工呼吸器の余力は十分あります。ただ、50台の納入が完了するのが今月末ですので、これから急激な感染爆発が起これば医療崩壊は起こり得ますので、県民の皆様におかれましては、予防の努力を今まで以上にしていただいて、少しでも感染拡大のスピードを遅く、規模も小さいものにしていただくようお力添えをお願いしたいと思います。

記者

人工呼吸器は月末まで納品されないということで、それまで少しでも感染拡大のスピードを落としていくという話でしたが、現在の県内発症者25人の感染経路や、小感染集団の存在を見ている限り、知事としては今のところ最小限度に感染が食い止められているとお考えなのか、それとも知事の想定よりスピードが上がっている、上回っているとお考えなのか教えてください。

知事

感染者の数の増加については、スピードが恐ろしいほど上がっていると思っています。ただ、極めて重症という方の数はそこまで増えてはいません。これは恐らく保健所による調査の結果、早期に発見されていること、更にはそれぞれ県民の皆様が、体調がおかしいと思ったときに早めにおっしゃっていただけていること、それが功を奏しているのかと思います。比較的軽症の状態の方が多いということで今は踏みとどまっている状態です。ただ、こういう皆様も、油断をすると重症化しないわけではありませんが、今、医療現場の皆様が大変真剣に取り組んでいますので、今のところ踏みとどまっているという状況です。

記者

受け入れの病床の確保について、準備を進めているとご説明いただいていますが、どの程度進んでいるのか、一般病棟での受け入れが始まったことも公表されていますので、何か少し具体的な説明をいただきたいです。

課長

今のところ具体的な数についてはお示しできない状況ですが、感染症指定医療機関の一般病床の解放ですとか、一般医療機関の病床の確保に向けて、今、全力で動いているところです。

記者

宿泊施設に関して一定の目途がいくつかあるとのことでしたが、一般病棟の受け入れや病床の確保もある程度目途がついているところがあるという理解でよいでしょうか。

知事

まだ1500の水準には達していませんが、相当程度あります。

課長

既にご協力いただける医療機関も手を挙げてくださっていますので、県からももっとアプローチをしていき、ご協力いただきたいと考えております。

記者

宿泊施設について、一部話し合いをしているところもあるとのことでしたが、そこは公共的な施設なのでしょうか、それとも民間の施設になるのでしょうか。

知事

民間の施設です。

記者

先日の会見で遠隔授業をできるようにしたいということで準備をされているとのことでしたが、昨日も新たに学校の再開を延期するところが出ています。知事としては、どれくらいのスケジュールで遠隔授業を始めようとお考えでしょうか。

知事

諸々の準備がありますけれども、本来であれば県立学校が再開する4月19日までにそれができればよいのですが、物理的な問題もあると思いますので、なるべく早くしたいと考えています。教育委員会には、ゴールデンウイーク明け頃には、少しでも動きが出せるようにできないかと投げかけはしています。

 

以上

 

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