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ページID：91719更新日：2019年9月30日

知事臨時記者会見（令和元年9月27日金曜日）

本館2階特別会議室 17時10分から   発表事項 山梨県物流等基本計画の策定について 道志村内での行方不明者捜索について

 山梨県物流等基本計画の策定について

知事

まず、物流等基本計画の策定につきまして、経緯から申し上げます。高速交通ネットワークを活用した物流施設の誘致は、私の公約の一つであります。本日は、この実現を図るため、国と協議しておりました、「地域未来投資促進法」に基づく「山梨県物流等基本計画」につきまして、国から同意をいただきましたので、ご報告いたします。計画の概要と位置づけですが、本計画は、本日から令和6年度末までの計画期間中に、本県の交通アクセスの優位性を生かした、高い付加価値を創出する物流関連事業の誘致を進め、県内経済の更なる活性化を目指すものであります。この計画の対象となる区域は県全域であり、物流等の事業者が事業計画を県に協議し承認を受けた場合には、税の減免や低金利の借入などの支援措置を受けることができます。更に、県内8箇所に重点促進区域を設定致しまして、農地などにつきまして、企業が事業用地を確保する際に、円滑な土地利用調整ができるように致しました。来年2020年には、中部横断自動車道の整備により、新東名高速道路と中央自動車道が高速道路で結ばれます。これによりまして、本県は、首都圏と中京圏を結ぶ横軸と、清水港などの国際拠点港湾を結ぶ縦軸とのクロスポイントとして、日本の新たな物流軸の中心に位置することになります。また、リニア中央新幹線の開業により、ヒトとモノの流れは更に加速していくことが、今後において期待されます。本計画は、物流施設の誘致に必要なインフラ整備と両輪をなす、ソフト面の取り組みとして策定したものであります。先般公表致しました地価の調査結果におきましては、交通アクセスの向上により、県内工業地の平均価格が27年ぶりに上昇に転じ、本県の企業立地上の魅力が高まっていることが示されたものだと認識しております。今後も、本県の優位性を高める取り組みを進めまして、山梨の魅力を一層向上させる中で、本計画による物流業を始め、幅広い分野の企業誘致に努めて参ります。

記者

ソフト面での取り組みだとおっしゃったのですが、具体的にどのような動きが出てくるのか、イメージがあれば教えてください。

知事

今後協議があってそれを承認するプロセスの中で具体的なものが出てくるわけですが、運輸企業の物流拠点をここに大規模に設けていこうという企画もあるように聞いております。圏央道などは既にそういう物流拠点、あるいは大型倉庫ができて、それによって相当程度の雇用が拡大されているということもありますので、我々の地域でも、いよいよそういう動きが始まってくるであろうと思っています。

記者

具体的に計画したりするのは、運輸など拠点をつくるような企業を誘致して、何かをつくってもらうというような流れになっていくのか、それとも県がしていくのか。

知事

民間事業者がやるべきことです。

記者

本日、計画が認められて具体的に企業との話もあると思いますが、第1号の企業の事業計画の承認はいつ頃になるでしょうか。

課長

今回は、県の計画に対する国の同意がおりまして、その後、県で事業計画の承認をしていくことになります。本日以降、事業者が県に承認の協議をすることになりますので、今の段階では始まったばかりということをご理解いただければと思います。

記者

実際はまだ協議書が提出されておらず、承認などの話はないということですが、どのくらいの期間での実現を想定されているのでしょうか。

部長

基本計画ができたまずは第1歩でありますので、これを我々がしっかりPRをして、また、企業誘致・企業訪問をする中で、山梨県は条件を整いましたとアピールしていきたいと思います。さらに、重点促進区域が8箇所ありますので、これらの地域であれば、土地利用調整ができますと我々が提案していき、その過程でどのような事業者がどのような計画をいただけるかということに我々が取り組んでいきます。要するに、すべての起点となる計画ができたということになります。

 

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 道志村内での行方不明者捜索について

知事

道志村で今月21日から小学1年生が行方不明となり、警察や消防、自衛隊などによる懸命の捜索活動が行われております。県は、24日に道志村長からの自衛隊派遣の依頼を受け、直ちに陸上自衛隊第一特科隊に派遣要請を行い、派遣がされたところであります。25日早朝から自衛隊175人を含む、285人態勢で捜索活動が進められました。26日は、自衛隊155人を含む263人態勢、本日27日は、自衛隊158人を含む268人態勢で捜索が行われております。捜索の範囲は、25日は不明となったキャンプ場付近を中心に、東は鳥獣防護柵、西は田代沢の挟まれた地域を捜索しました。26日は西を室久保川まで広げて捜索をしました。本日は、昨日まで捜索した全域を繰り返し捜索が行われております。現地は深い森に囲まれており、急斜面や沢沿いに至るまで、懸命な捜索が続けられています。無事に発見されることをお祈り申し上げる次第であります。

 

以上

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