ページID:91684更新日:2019年9月26日

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知事臨時記者会見(令和元年9月25日水曜日)

本館2階特別会議室

11時00分から

 

発表事項

知事会見0925

 令和元年9月定例議会追加提出案件について

知事

予算の発表に先立ちまして、豚コレラの状況についてご説明いたします。これまでは中部近畿地方を中心に発生が確認されておりましたが、今月に入り、本県の食肉流通センターに出荷された豚に豚コレラの感染が判明したこと、近隣県である長野県、埼玉県で発生が確認されたといった事案が発生し、状況は大きく変化しております。本県におきましては直ちに豚コレラ防疫対策本部を設置し、緊急的な防疫措置に着手しており、現状豚コレラを疑う事例は発生しておりません。また、先週20日には、副知事を農林水産省に派遣し、各県と連携して、豚コレラ対策に関する緊急要望を行ったところであり、国においても予防的なワクチン接種が可能となるよう、防疫指針を改定する方針を固めたところであります。更に、豚コレラは豚やイノシシの病気であって、人に感染することはなく、また、感染した豚の肉が市場に出回ることもありませんので、県民の皆様にはご理解とご安心をいただきたいと思います。続きまして、令和元年9月定例県議会への追加提出案件につきましてご説明致します。先ほど申し上げましたように、豚コレラにつきましては、これまでとは大きく状況が変化し、緊迫度が増しております。また県議会や、県養豚協会からも、豚コレラの防疫対策についてご提言ご要望をいただいたところであります。そこで、豚コレラの防疫対策を強力かつ速やかに実施する必要があると判断し、本日、9月定例県議会に補正予算を追加提出することとしました。追加提出分の補正予算の規模は6100万円余でございます。具体的な内容と致しましては、県内全ての養豚農場に対する野生イノシシ侵入防止柵の設置費用の助成、県畜産酪農技術センター養豚エリアにおけるイノシシ侵入防止柵の設置、県家畜保健衛生所における検査機器、消毒機器の整備などであります。これにより、豚コレラ対策について万全を期して参りたいと考えております。

記者

これまでは埼玉県の養豚場での豚コレラということだったのですが、昨日埼玉県で野生のイノシシの感染が初めて発覚したということで、どのように受けとめていますか。

知事

国も防衛ラインを築いてやってきたわけですが、それを野生のイノシシが突破して感染したのでしょう。それが山梨に来ない保障は全くないわけですので、速やかに野生のイノシシの侵入防止対策をとることが重要だと思っています。

記者

6000万円の補正予算については、イノシシの侵入防止ということですが、これ以外に今後に備えて新たに対策を打っていこうと考えているものはありますか。

知事

まずは侵入防止柵を速やかに設置することが、一番重要な話だと思います。その後については、他県での取り組みも踏まえながら、予防措置として何をやっていくことが重要なのかを技術的に議論した上で、考えていきたいと思います。まだ我々のところで発生していないので、いかにディフェンスラインを高くするかというのが重要で、それについて考えられる限りのことはやっていきたいと考えています。

記者

ワクチンの接種という話もありますが、実施方針は現時点でありますか。

知事

ワクチンの接種に関して、他県の知事さんと一緒に、ワクチン接種の方針をとっていただくべく、要望に行ったところであります。ワクチン接種にあたっては、風評被害などの様々な問題を解決しながら速やかに実施していただいて、1日も早い豚コレラ問題の終息を期待しているところであります。

記者

豚にワクチンを接種してもらう権限が県知事にあると思いますが、県から働きかけるお考えはありますか。

知事

まだ、ワクチンが山梨県までまわってこないのではないのではないかと思います。

課長

まだ国全体で備蓄しているワクチンが100万頭分しかなく、まずは発生県が優先されると思いますので、国の動向を注視していきたいと思っています。

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 道志村での行方不明者捜索について

知事

道志村での行方不明者捜索につきまして申し上げます。道志村内におきまして、今月21日から小学1年生が行方不明になっていることにつきまして、これまで警察や消防などにより懸命な捜索活動が行われて参りましたが、依然として発見されないため、昨日道志村長から、自衛隊派遣の要請がありました。これを受けまして直ちに陸上自衛隊第一特科隊に派遣要請を行い、派遣が決定され、現地におきましては、本日早朝から自衛隊175名を含む285人態勢で捜索活動を開始したと承知をしております。無事に発見されることをお祈り申し上げます。

記者

いま自衛隊による捜索が行われていると思いますが、県としてこれ以外に支援できること、あるいは協力していこうということは何かありますか。

知事

できることはやっていきたいと思いますが、一番重要なのは現場での捜索活動ですので、それが円滑に進むように何ができるか、考えていきたいと思います。

 

以上

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
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