ページID:56853更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成25年11月12日火曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

発表事項以外の質疑応答

 

 平成25年度県政功績者表彰について

知事

平成25年度県政功績者表彰について、発表させていただきます。

県政の各分野における功績が顕著である個人及び団体を、毎年、県政功績者として表彰しているわけでありますが、この度、平成25年度の受賞者を決定したところでございます。受賞者は、50の個人で、その内訳につきましては、特別感謝状(個人)1名、県政功績者(個人)49名うち女性は3名であります。

また、受賞者のお名前、主要経歴等につきましては、お配りしました「県政功績者一覧表」のとおりでございます。

なお、表彰式は、11月20日水曜日に実施をすることといたしております。

以上であります。

 富士の国やまなし国文祭の閉幕について

知事

本年1月に開幕をした「富士の国やまなし国文祭」は、全国初の通年開催として、県下全域で多彩な文化・芸術イベントを繰り広げまして、一昨日、盛況のうちに閉幕したところであります。開会に当たりまして、多くの関係者の皆様から多大な御協力をいただくとともに、県民の皆様には各種の事業へ積極的に御参加をいただきましたことに対しまして、改めて御礼を申し上げます。

「富士の国やまなし国文祭」は、303日間という会期を冬、春、夏、秋の季節のステージに分けまして、それぞれの季節を象徴する事業を展開して参りました。また、「やまなしフットパス」や「まちなかステージ」などの通期事業につきましても、週末を中心に県内各地で実施をしてきたところでございます。

更に、地域の伝統行事や自然を生かした市町村主催事業とか、県民自らがプロデュースした提案事業なども盛大に繰り広げられまして、多彩な本県の文化・芸術を披露することができたと考えております。会期中は、県の内外から多くの来場者をお迎えするとともに、これまで途絶えておりました伝統行事を地域の皆さんの力で復活させたり、あるいは全国各地から集まった大勢の出演者との競演を通じて交流を深めたりするなど、多くの成果を得ることができたところであります。

今後は、こうした様々な成果につきまして、検証を進め、これからの本県文化の振興にしっかりつなげていきたいと考えております。

なお、今月29日から12月1日までの3日間、国民文化祭の特別記念事業に位置付けて、甲府市などと共に準備を進めて参りました「エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin甲府」が開催され、また、12月6日から8日までの3日間、「第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」が開催されます。

県民の皆様には、これら祭典へも積極的に御参加、御観覧をいただき、大いに盛り上げていただく中で、本県が文化一色に染まった1年を締めくくることとしたいので、引き続きまして御協力をよろしくお願いを申し上げます。

以上でございます。

<質疑応答>

記者

今回の国文祭の特徴として通年開催ということがあると思いますが、最初の目的として県外からリピーターを呼ぶのに通年開催が有効だと1つあったと思うのですが、その点実際振り返ってみてどう効果があったとみていらっしゃるかということと、通年開催になって一部では「いつがヤマ場なのかわかりにくい」と言う声もあったと思いますが、その点どうみていらっしゃるか教えてください。

知事

おっしゃるように東京に近いということもありますので、観光的にも大いに期待をしたいということで東京中心にリピーターのお客さんがお出でいただくことを期待して通年開催ということは、1つの目的であったことは間違いございません。東京方面にもいろいろなPRをし、とりわけ山梨県人会の皆さん方には相当徹底したPRをして、かなりの県人会の皆さんが、「自分はいったよ」ということを言ってくれておりました。昨日県人会の皆さんにお会いしまして、そういう話をたくさん聞きましたけれども、ただ、どのくらいリピーターが来たか、そこのところについては具体的な数字が取ることはできませんので、残念でありますけれども山梨ゆかりの方々は、かなり大勢お出でをいただいたと私は思っております。山梨県人会は、よく言っておりますように山梨県民は(約)80万人ですけれども山梨ゆかりの人々は京浜地区に(約)120万人と、したがって合計(約)200万人だと言われております。相当大勢の山梨ゆかりの方々が、この国民文化祭にそれぞれ自分のふるさと、市町村へいっぱいお出でになったと聞いております。

それから、確かに303日ということで非常に長いものですから、なかなか途中でややマンネリ気味になったりとか、それはどうしてもやむを得ないことと、そんなことを感じた時期もございました。ヤマ場としては、やはり私どもは、春の信玄公祭りを1つ盛り上げたいと思ったのですが、これはちょっと気象条件が非常に悪くて、我々が期待したほどの盛り上がりがなかったのは1つ残念でありました。夏は富士山世界遺産が実現したものですから、ステラシアターで行われた夏のステージの開会式も皇太子殿下をお迎えして、極めて盛大でありましたし、夏にたくさん100を超えるイベントが行われましたが、ここでは121万人が夏だけで訪れたということで、夏は非常に盛り上がったと思っております。秋も開会式は、宝塚歌劇団のOGの方々が参加をしたイベントが大変好評を博しまして、秋のステージもまた大変に盛り上がったと思っておりまして、ヤマ場はそんなことで、夏そして秋ということであったかと思っております

記者

国文祭の通年開催による経済波及効果が期待されていたと思いますが、その点はどうみていらっしゃいますか。

知事

そこのところはまだ基礎データが整っておりませんので、全参加者がどのくらいになるのか、今、集計作業をやっている最中でありまして、夏のステージまでの冬、春、夏の合計の参加者、来場は169万人ということでありますが、今、秋のステージの来場者の集計をやっている最中でございます。

これがでてきますと、経済効果的なものもある程度掴めるのではないかと思っておりますので、推計ができたら、また、お知らせをしたいと思います。

記者

最後に、改めて通年開催をして良かったという思いはありますでしょうか。

知事

これは私も、(昨年の)徳島とその(何年か)前は静岡だったわけですが、以前の話を聞いていてせいぜいそこは(開催期間)10日間とか2週間とかその位の期間で80位のイベントが入ってくるもので、しかしそれが土日に集中しているものですから、非常に良いイベントがあるのにも関わらず、県民の皆さんが見たいと思ってもそれがダブってしまうようなことがあって非常にもったいないということを何人かの知事から聞いたことがあります。そういう意味で会期を延ばして、良いイベントを適時に配置をして、できるだけ県民の皆さんに見れる機会をつくっていくことは大事なことだと思っておりましたから通年開催は、それは良かったと思います。大体(国民)文化祭もそういう方向になってきていて、徳島が3カ月間、山梨が303日と非常に長いわけですが、今度(来年)の秋田も1カ月間と期間を延ばすようになってきており、これは正解だろうと思います。

記者

知事のコメントの中にもありましたが、「こうした様々な成果について、検証を進め、これからの本県文化の振興につなげて参る」ということで、今後に向けて、この成果をつなげていく何か施策なり、イベントなり、あるいは今回行ったことを定例化するとか、今後の発展に向けて今胸にかかえていらっしゃるお考え、ビジョンを伺えれば。

知事

私も見ておりまして特にいろいろな意味で非常に意義深かったと思うのはいくつかございまして、1つはそれぞれの山梨の地域、地域に昔から行われてきた、いろいろな伝統行事というのがあるのです。例えば、甲府の穴切地区の「どんど焼き」、鰍沢の「山車巡行」、それから甲州市の「田野十二神楽」、笹子の「追分け人形」、山梨の「相撲甚句」など、ほとんど絶えてしまい、あるいは絶えつつあるような地域行事がたくさんありまして、それをこの際地域の方々が一生懸命発掘をして、そして必要なお面、衣装などを新規に調達をして演じてくれたわけです。

これは皆さんぜひ引き続き継続していこうと意欲に燃えておりまして、そういう地域の伝統文化、伝統行事が発掘され、それから、それがこれからも継続されていくことが大体担保できたということが、1つ非常に大きな効果があったと思っている所です。

それから2点目は、意外に県民の皆さんの間に文化活動といいましょうか、文化サークルがたくさんあって、そういう草の根の文化交流、文化活動みたいなものがたくさん行われています。例えば、県庁職員でもごく身近にいる人間が、ジャズをやっていたり、そういうサークルやっていたり、そういうのが多くて、意外といろいろな文化サークルに所属して、それを楽しんでもらえる。国民文化祭をやるということになって、そういうところが手を挙げてきて、「ぜひ自分を提案事業の中に入れてもらいたい」と、提案事業という民間の団体の参加の機会があったわけですが、そうしたところ160団体位手を挙げてきまして、結果予算の補助の関係で41に絞ったのですが、そういう民間の、県民レベルの文化サークルがたくさんありました。そういうものが、事業としてできなくても「まちなかステージ」、例えば、甲府駅北口のステージ、あるいは図書館、今度できた防災新館、そういう所にステージを設けました。そういう所で、いろいろな人が出てきては、自分たちの普段練習していることを出しておりまして、そういう草の根の文化サークル活動みたいなものが、非常に今回励みになったと、活発になってくるのではないかと思います。

もう1つ意義としては、「フットパス」というものをたくさんやったわけで、これは県下各地に「フットパス運動」いってみれば「大人の遠足」です。3,4時間古い街並み、景色を見ながら歩くという活動ですが、県下各地にそういうサークルがたくさんあるのですが、これを国民文化祭に併せて1つのネットワーク化をして、「フットパスリンク協議会」をつくって、県下200位のフットパスのルートを設定されて、303日間の土曜、日曜、祝日に「フットパス運動」をみんなに呼びかけて、「フットパス」をたくさんやったわけであります。

これが非常に地域の再発見という意味で効果があったのではないか、同時に東京からもかなり大勢お出でになったようで、新しい観光の1つの形にもなったのではないかと思います。この「フットパス活動」も、これからみんな続けていくと言ってますから、活発になっていくのではないかと思っております。そんなことが国民文化祭の意義だと思っておりまして、県としてこれを継続させ、更に発展させるためにどういう施策を取っていくか、これはまだこれからの課題でありますけれども、いずれにしても、こういう施策が更に引き続き、そして発展していくように努力をしていきたいと思っております。

発表事項以外の質疑応答

 コメの減反見直しについて

記者

減反政策に関することなのですが、減反の10アール当りの補助金が3分の1程度の5千円になる方向で検討がされていますが、具体的な数値が出てきたことに関して知事としてどう受け止めてらっしゃいますか。

知事

与党としては現在の定額補助金といわれている1万5千円を削減し、将来的にはこれを廃止していく、そしてそういう一種の悪平等的な補助金ではなくて、本当に意欲と能力のある農家への支援を集中していくという考え方でありますから、これは当然来年度予算もそういう方向で編成されるだろうと思っておりました。5千円になったということについて額として良いかどうかということはちょっと私にも判断が付かない。といいますのも、それで予算が減る分があっても一方において日本型直接支払制度というものを設けて、例えば、飼料米を作る人に対して支援をしますとか、あるいは中山間地のような条件不利地域についてはいろいろな水路とかそういうものの整備に対して支援しますとか、それから競争力のある農業をやろうとする人に対して支援しますとか、そういう日本型の直接支払制度というのを、別途制度を作っていくと言っておりますから、それが今度は増えていくわけです。したがって、全体を見ていかないと良いかどうかはわからないわけでありまして、今の段階では評価がちょっとできないということであります。

記者

評価をできないという上でお聞きするのですが、補助金を減らしつつも継続するということで、こういったことは現場の混乱を和らげることに繋がるとお考えでしょうか。

知事

そうです。激変緩和措置ということはどういう政策にも必要なことでありますので、これは農業組織もそういうことを希望しているようですから、それは現場を混乱させないために激変緩和は当然あって然るべきだと思います。

記者

何か県として擁護していこうということは考えてらっしゃいますか。

知事

基本的な方向として、これからグローバル化の中で日本の農業も開放の方向に向かっていくわけですから、そういう中で日本の農業が生き残っていくためには、必要なことはやはり意欲と能力のある農家にできるだけ農地を集約させ自分の判断と責任において農業をやってもらう。その際には積極的に外国へも自分の農産物を出していく。そういう前向きの農業、攻めの農業、成長産業としての農業、そういうものにしていかなければならないわけであって、今回のものはそういう方向を目指していると私は思っていますから、基本的には良いと思いますし、山梨県としてもそういう方向での農政を進めていきたいと思っております。

 リニア中央新幹線の環境影響評価等技術審議会について

記者

先日も小委員会が開かれました審議会ですが、知事の意見を提案するための会議の中で、専門家の方々がJR東海側のデータ不足などを指摘しまして、なかなか審議が難しいというような委員からの意見もあったりするのですが、率直にそういう状況をどういう風に捉えられるか、事業主側へ何かご意見があるのか、ご所見を伺いしたい。

知事

環境影響評価等技術審議会において、専門家の委員の皆様方からいろいろなご意見が出た。私も新聞情報でしかその中身は承知していないわけでありますけれども、環境影響評価が適切であるかどうかを検討する際に必要なデータが不十分だということであれば、それは専門家としてそういうものを追加して出すべきだと要請するのは当然のことだと思いますから、それはJR東海においては審議会の皆さんが求めるデータはしっかり出して説明して理解を求める努力をしてもらいたいと思います。

 富士山保全協力金について

記者

先週入山料に関して任意か強制かというところで限りなく全員に徴収をということで話が専門委員会の方でまとまって、知事の方も首長達と翌日話されたと思うのですが、改めて限りなく全員に徴収するという形に方針が決まったことについて知事の所見をいただければと思います。

知事

この間の学識者による専門委員会でまとまったことというのはお話しがあったようなことでありますけども、制度としては任意であるけども、できるだけ大勢の人、できれば全員に声を掛けて協力してもらえるように努力すべきだということと、また将来的には強制徴収ということも目指して検討すべきだということです。ですから、そういう趣旨に従って努力していかなければならないということだと思います。徴収の方法とかその辺についてはこれから検討していかなければいけない。静岡県と一緒に具体的な方法を検討していくことになると思っております。5合目から上へ登る人に対してはできるだけ声を掛けて協力してもらえるように努力していきたいと思っています。

その際にやはり夜間というのがなかなか難しくて、24時間徴収すべきだというのが委員の皆さんの意見ですからその方向で努力していかなければならないと思いますけども、夜間で徴収となるとマスコミの報道にも出ておりましたけども、特に静岡県の場合には登山口が3本あって、しかも脇道がそれぞれについて幾つもあるものですから、そこに全部人を貼り付けて、登っていく人全員に声を掛けて徴収していくということになると、結果的に収入に対して支出が85パーセントくらいになるということで、それではちょっとお金を出してくれた人達に、お金を出してくれた人達というのは富士山が良くなるようにと思って出してくれたのに、自分が出したものの85パーセントが徴収費で使われていたということであればこれはみんな首を傾げると思います。だからやはり夜間についてはもっとお金のかからない方法を考えていかざるを得ないです。それはやむを得ないことであって、そういうようなことを含めて検討していかなければならないと思っております。

記者

現時点で知事が考えられるコストの削減方法とか、仮に私案でも構わないのですが、どういったものが考えられるでしょうか。

知事

次の専門委員会で徴収方法とかそのようなことを検討することになっていますから、私があまりいろいろ勝手にアイデアを出して無責任なことを言えませんけど、ネットを使うとかいろいろあるのではないのでしょうか。どういう方法があるかこれから検討することになると思います。

 富士山麓メガソーラー建設について

記者

続きでもう1点なのですが、首長会議の中でもお話しが出たとのことなのですが、周辺の自治体の中で太陽光発電だとかの新たな開発等を進めようとしているところを全体的に規制する方法がないかと、知事が首長会議の中でご提案されたようですが、その背景と狙いと言いましょうか、どこまで規制できるか今のお考えをお聞きできますか。

知事

イコモスの勧告はいろいろなことを言っておりまして、富士山を保全すると同時に周辺について富士山の景観を損なわないようにしてもらいたいと言っているわけです。イコモスが言っているのは決して開発をするなと言っているわけではないのです。生業として観光業があるわけですから、一切止めるとか、そのようなことを言っているわけでは全然ないのです。富士山の景観と調和するような開発の仕方をしてくださいと言っているわけで、したがって建物だと色彩とか形とか大きさもあるかもしれませんし、高さもあるかもしれません。そのような富士山の価値を損なわないような開発をしてもらいたいと言っているわけであります。したがって、現在も景観条例による規制がありますし、自然公園法による規制があります。そういうものでだいたいカバーできますし、運用をしっかり行っていけばカバーできると思っているわけであります。

ただ、メガソーラーについては、景観条例でも自然公園法でも現行の法律では全く引っかかってこないということがあるものですから問題になっているわけです。一方において自然エネルギーを活用していくことは大事なことでありますから、それを一概に小さいものも何も一切合切止めることはないのですが、富士山との関係を見ていて富士山の景観上良くないなというような大きいものについては一定のコントロールをしていく必要があるのではないかということで、それを具体的にどういう方法で行っていくのか考えていくことを言っているわけです。

 県議会議員の海外研修制度改正案について

記者

県議会の海外視察の関係で、昨日の代表者会議で制度の運用の改正案が示されているのですが、いろいろな段階で今までなかったようなものが盛り込まれたりしているのですが、その改正案をどう評価されるか教えてください。

知事

その改正案を私は貰っていないのですが、新聞に出ておりました新聞情報の範囲内においては、本議会でしっかりと研修計画については議決するということ、そして研修計画の中身についてはより詳細なものを求めていくことと、それから研修後の報告書はしっかりとしたものを作って県民に判るようにオープンにしていくというようなことだったと思います。方向としては、それが良い方向ではないかと思っております。

後は議会で十分議論していただいて県民の皆さんが納得するような研修が実現するように我々としては期待しているところです。

記者

制度があっても、それを活かせるかどうかは使う人の心次第みたいな部分があるかと思います。今回制度改正に向けて動き出して、今後の視察に知事として期待される面はどのようなところがありますか。

知事

グローバル化の時代ですから、外国も含めて県議の皆様方がお出でになって、県政に係わりあることを調査することは意義あることだと思っているわけです。

ただそれが今までややルーズに流れるところがあって、県民の皆さんの誤解を招いたということがありますから、このことはしっかりと反省していただいて、今回しっかりとした制度を作っていただいて、何よりも報告の成果をしっかりと作って県民の皆さんにオープンにすることです。そこが最後は一番大事なことだと思っております。

今回議員の研修で非常に県民の関心が高まりましたので、これから県民の皆さんの監視の目も厳しくなるでしょうし、適切な研修が行われるのではないかと思っております。

 新県立図書館開館1周年について

記者

一作日、開館1年を迎えた県立図書館についてお伺いしたいのです。まず入館者数でいえば100万人を迎えるということで、入館者でいえば旧図書館の約6倍に増えている。貸し出しの方は入館者数ほどではないのですが多くなっているという状況なのですが、1年間の評価をどのようにされているのかということと、今後12月以降の課題として何か取り組まなければいけないものは何か、知事のお考えをお聞かせください。

知事

一昨日11月10日で満1年になるわけですが、一昨日で(入館者数が)97万1,814人ということです。前の図書館の時に比べまして(1日の平均では)5.4倍で、貸し出しの本の数も49万7,322冊で、これも5.2倍ということになりました。予想以上に図書館が活用されたということでありまして、大変喜ばしいことだと思っております。

言うまでもなく1つには駅の近くという立地条件が良いことが当然あるわけでありますが、何といっても阿刀田高館長が非常にご尽力いただいて、司書の仕事のやり方を含めて図書館の運営をしっかりとご指導いただいたと同時に読書することの大事さを県民の皆さんにお伝えいただいたことが大きかったと思います。それを受けて司書を始めとする図書館の職員の皆さんが意欲と責任感を持って努力していただいた成果として、このような活用の結果が出てきたのだと思っておりました。私どもとしては高く評価しているところであります。

課題としては、今具体にこういうまずい点とかは思いあたらないですが、高校生などが図書館で勉強するものですから、それ自体はそれで良いのですけれども、本を読む場所が高校生の皆さんに使われてしまって、本を読む場所がないというような苦情があったりとかです。しかし高校生が大いに図書館に行くことは結構なことであり、それを悪いとも言えないのですが、いろいろ運営上考えなければいけない点はあるのだろうと思います。それは図書館が考えると思いますけれども、県庁としてもそのようなことをよく聞いて改善できるようにしていきたいと思っております。

 

以上

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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