トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 平成25年度知事会見 > 知事臨時記者会見(平成25年10月11日金曜日)
ページID:56509更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 13時45分から 発表事項
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知事
本日、実践女子大学と就職促進に関する協定を締結することができましたことを本当に嬉しく思っているところであります。
田島学長をはじめ実践女子大学の皆様方には、この度の協定締結に向けましてご尽力を賜りましたことを心から厚く御礼を申し上げます。
さて、本県からは、毎年4千人を超える学生が東京に進学する訳でありますけれども、その多くが就職に際して山梨に帰らずに東京であるいは県外で就職するということがございまして、これが本県の人口減少の社会現象の大きな要因になっているわけであります。
一方、県内には、中小企業であっても優秀な人材を採用したいという意欲は年々高まってきておりまして、人材確保に非常に難渋をしている企業が多い訳でございます。
そこで、本県といたしましては、県内企業の人材を確保し、県内産業の活性化を図っていくために、学生のU・Iターン就職を促進する施策を行なっているところであります。この度は、200人の本県出身学生が在籍すると言われております実践女子大学と就職促進協定を締結し、学生のUターン就職のご支援を賜ることになった訳でございます。
この協定に基づきまして、学生に対する本県企業の情報提供や、学内で開催する合同就職面接会に本県企業が参加させていただくなど、様々な就職支援事業を大学と一体となって展開していくことになる訳であります。
首都圏への人口集中が地方の疲弊をもたらしている、そういう中にありまして、地域を支える人づくりを進めていくということは大変に重要でございまして、今回の協定を契機として、県内企業の人材確保と地域経済の活性化につなげていきたいと考えております。
本県から実践女子大学に進学し、大きく成長した若者達が、1人でも多くふるさとに戻って、山梨のために活躍してくれることを期待いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
実践女子大学学長
知事から只今お話がありましたとおり、この度の山梨県とのUターン・Iターンに関する就職協定を締結することが出来ましたことを心より嬉しく思っております。この協定の話は山梨県側からいただきまして本学としても大変ありがたいということでお受けした次第でございます。
本学の在学生は短期大学と併せますと約4,400名でございますが、そのうち山梨県出身の学生は220名おります。出身県別では東京、埼玉、神奈川に続いて4番目となっております。また平成25年3月に卒業した山梨県出身の学生は約60名でその内23名が山梨県にUターン就職しております。Uターン率は38.3%で、他県に比べてもかなり高い数字になっております。
本学はご承知のように明治の歌人であります下田歌子によって創立されて現在創立114年、6年後の平成31年には(創立)120年を迎えます。一貫して女子教育に専念しております。教育理念は「品格高雅」・「自立自営」を目標にして教育しております。
実践女子大学・実践女子短期大学は現在日野市にありますが、明年の平成26年4月からは日野キャンパスにおいては家政系の生活科学部が残り、新設される渋谷キャンパスには文学部、人間社会学部、短期大学が移転いたします。しかし、日野と渋谷と申しましてもそれほど遠い場所ではございません。速い電車に乗れば1時間かからない距離でございます。甲府から日野までの時間に比べたらはるかに短い時間でございます。これからも山梨県から多くの学生が入学してくることを願っております。
私の日野の校舎の研究室の窓からは冬の晴れた日には富士山が見えることがあるのです。山梨県は富士の袂の、世界遺産にも指定された地でございますので、晴れた日には富士山を眺めてこの日のことを思い起こすことと思っております。
終わりに、今回の協定にご尽力いただきました関係者の皆様に心から御礼申し上げて挨拶とさせていただきます。
記者
県で大学とこうしたUターン・Iターンの協定を結ぶのは何件目になるのか、また大学で自治体とこのような協定を結ぶのは初めてなのか。
労政雇用課長
本県としては5番目となります。
実践女子大学学長
実践女子大学としては初めてでございます。
記者
先程、学長から県側からのお声掛けで締結されたとの話ですが、県としてはどういうところを実践女子大学に期待しての締結になったのでしょうか。
知事
実践女子大学は主たるキャンパスが日野にありまして、中央線沿線であることから、本県の出身の学生が多く本県でも知名度が高い大学でありますので、本県としては是非とのことで声を掛けたということであります。女子教育の場として渋谷キャンパスもでき、これから益々発展していく大学でありますので、そのような場で学んだ本県の学生が出来るだけ多く地元へ帰って活躍をしてもらいたいという思いからお願いをしたということであります。
記者
女子大とのこのような協定は初めてになるのでしょうか。
知事
女子大とは初めてです。
(以上)