ページID:55223更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成25年7月18日木曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

  • 「My Premium 山梨 空に、大地に。」キャンペーンについて
    • JR東日本八王子支社との共同会見

配付資料「秋の山梨キャンペーン「My Premium山梨 空に、大地に。」を実施します。」

 

「My Premium 山梨 空に、大地に。」キャンペーンについて

知事

この度、今年の9月1日から11月30日までの3ヶ月間でございますけれども、JR東日本と協働しまして、秋の山梨観光キャンペーンを開催することになりました。JR東日本と協働して、こうしたキャンペーンを開催いたしますのは3年ぶりになるわけでございまして、支社長を始めといたしまして、JR東日本の皆様方の多大なる協力に感謝申し上げたいと思います。

今回のキャンペーンにおきましては、キャッチフレーズは「My Premium 山梨 空に、大地に。」という名前でございます。「Premium」というのは高付加価値という意味でございます。富士山の世界遺産登録を契機といたしまして、山梨のブランド力が高まったわけでございまして、富士山周辺はもちろんのこと、山梨県全体を世界遺産の麓にふさわしい、グレードの高い観光地にして行きたいとの思いを込めているわけであります。

そして山梨の「空」には、世界遺産富士山を始めといたしまして、南アルプス、八ヶ岳といった名峰があり、また、「大地」には特色ある温泉や豊かな自然に育まれた農産物や、また長く受け継がれてきた伝統技術によるワインやジュエリーといった特色ある地場産品の恵みがあるわけでございまして、こうした本県の魅力を、山梨ならではの最高のおもてなしと共に、観光客の皆様に体感していただきたい。そのような思いでこのキャッチフレーズに決めたということでございます。

内容についてでございますけれども、今回のキャンペーではJR東日本のご尽力によりまして、多くの臨時列車を運行していただくことにしております。そして、例えば「若き醸造家達と行くワイン列車の旅」など、各駅とか地域と連携した多彩なイベントを企画していただけることになっているわけでございまして、詳細につきましては、後ほど、JR東日本の八王子支社長からご紹介いただけるものと思っております。

こうしたJRの送客に呼応いたしまして、本県といたしましては、やまなし観光推進機構において市町村と連携して、富士山世界遺産構成資産だとか、あるいは昇仙峡の紅葉など、県内の名所や、こだわりのスポットを巡るオリジナル旅行商品を造成いたしまして、より多くの方々に山梨のプレミアムな旅を体感していただくことにしております。

また、このキャンペーンでは、ワイナリーや道の駅を始めといたしまして、県内の110余りの観光施設が協力して、全県をあげて取り組むこととしております。

世界遺産富士山によりまして、山梨の知名度は確実に向上しておりまして、既に観光客、宿泊客は増加傾向にあるわけでありますが、今回のキャンペーンによりまして、本県の多彩な観光資源をしっかりとアピールして、できるだけ大勢の皆さんに本県を訪れていただく、そして富士北麓地域だけではなくて、山梨県全域への周遊観光というものを拡大していきたいと考えているところであります。

以上でございます。

JR東日本八王子支社長

日頃からJR東日本の経営につきまして、ご指導ご鞭撻をいただきまして、ありがとうございます。高いところから御礼申し上げさせていただきます

今回、秋の山梨キャンペーンということで、9月1日から山梨県の皆様とコラボして、大々的に山梨県を紹介し、送客を図っていこうと思っております。私どもJR東日本では期間ごとに重点販売地域というものを定めまして、会社全体でその地域にお客様を送り込むということをずっと続けております。その一環として、この9月から山梨県にJR東日本全体で、お客様を送り込むというキャンペーンでございます。これを地元の山梨県の皆様方にご協力いただいて、一人でも多くの方に山梨を訪れていただいて、その魅力を感じていただければと思っておりますので、ぜひ宜しくお願いいたします。キャンペーンの内容をお手元の資料に沿ってご説明させていただきます。

先ほど知事のほうからご案内がありましたように、「My Premium 山梨」ということで山梨県全体の魅力を売ってまいりたいと思っております。後ろにございますポスターが、8月頃からキャンペーンの終了までメインビジュアルとして、いろんなところに掲げさせていただいて、山梨を宣伝していこうと思っております。これは富士河口湖町から観た富士山ということで、「空」と「山」と「大地」と、そして紅葉を含めた「恵み」を表しているつもりでございます。このポスターに加えまして、ぶどう狩りやワイナリー、それから紅葉という3つの種類のポスターを、JR東日本管内のいろいろなところに順次展開してまいりたいと思っております。

キャッチコピーにつきましては、先ほど知事から説明がありましたので、省略させていただきますが、「My Premium」という言葉に関しまして、やはり世界遺産となった富士山、それから現在開催されている「富士の国やまなし国文祭」、これらとコラボした中で、(キャンペーンの主なテーマとして)富士山、それから山梨の文化、そして森林セラピーのような美と健康に関するもの、それから一番の恵みでございます秋の味覚、そして紅葉というものをメインにしまして、お客様に山梨の魅力を展開してまいりたいと思っております。

具体的にどのようなことをやるかというのは、2ページ以降にございます。

1つは私ども鉄道会社でございますので、いろいろなイベント列車を活用した、ジョイフルトレインの旅を提供させていただきたいと思います。1つはキャンペーンのオープニングということを記念して、初日でございます9月1日に「若き醸造家達と行くワイン列車の旅」というものを、新宿駅から石和温泉駅に往復で運行させていただきます。これは地元の若き醸造家達の皆さんに、コラボいただきまして、列車内でワインのテイスティングを始め、ワインについてのいろいろな講義を、実際の醸造家の方からご講義いただいて、その後、ワイナリーを巡る企画、これは昨年も行いましたが非常に好評な旅でございまして、「My Premium」にふさわしい、オープニングの列車かなと思っております。それ以外に、(この夏より)新たに快速「山梨富士」号を土日に設定いたしまして、富士山エリアへ便利な列車体系を創ってまいりたいと思います。

また、また毎年のようにぶどう狩りで臨時列車を運転しておりますが、今年は特に、神奈川県、特に横浜方面のお客さまを送り込ませていただきたいと思っておりまして、新たに大船発の「ぶどう狩り」号だとか、千葉発の「ぶどう狩り」号を設定させていただきたいと思います。

その他、鉄道でこられる方、中央線で来られまして山梨県内を観光するのにやはり二次交通が非常に大事でございますので、現在、いろいろな二次交通の観光用のバスなどが走っておりますので、それらにつきましても、我々が展開いたしますパンフレットの中でもご紹介させていただきたいと思います。資料には14番までありますが、このようなものを有効に活用した旅を提案していければなと思います。

それから旅行商品といたしましては、やまなし観光推進機構が設定いたします旅の提案、主なものを5つ程並ばさせていただいております。それ以外に私どもの旅行商品といたしまして、6月より運転しておりますが、石和温泉郷を起点といたしました「びゅうばす」というもので富士山麓の観光をしていただきます。あるいは、「旅市」という商品名で発売しておりますが、地元の皆様方が企画したコースを地元のガイドの方と一緒に歩いて、富士信仰の面影をたどっていただく。その他、先ほどもありました自然の中での体験プログラムで、心と体を元気にするというような旅を設定してまいりたいと思います。富士山に向けましては、便利でお得な切符を展開させていただいておりまして、「世界遺産・富士山フリー乗車券」あるいは「Mt.Fuji Round Trip Ticket」で、富士山においでいただけるようにしてまいりたいと思います。

それから、このキャンペーンの中で、旅だけではなくいろいろなイベントを展開してまいりたいと思っております。1つめはオープニングイベントといたしまして、この9月1日に向けまして、その前でございます8月29日から31日まで、上野駅におきまして、山梨の秋の魅力をご紹介し、そしてこの「秋の山梨キャンペーン」が始まるのだと周知させていただくために「やまなし産直市」を開催したします。「やまなし産直市」とは山梨の物産販売に観光案内を兼ねたようなものでございますが、上野駅で山梨エリア(全般の魅力をPR)という形で売り込んでまいりたいなと思っておりますし、その最終日でございます31日には、このキャンペーンのオープニングイベントとして、山梨県の方にもご協力いただく中で、山梨キャンペーンのスタートを飾ってまいりたいと思っております。

それからこの期間中、県内のいろいろな約120施設をお得にご利用していただけるようなクーポン券につきましてもパンフレットの中で展開してまいりたいと思います。

また、このキャンペーンに参加していただく皆様方にプレゼントということで、いくつか用意してございます。1つは写真の募集でございまして、山梨県内のとっておきの風景・写真、「あなただけのプレミアムスポット」という形で展開させていただきますが、これを募集し、その中から抽選でプレゼントを差しあげたいと思います。

また、山梨県は温泉の国でもございますので、温泉を巡るスタンプラリーを展開させていただきます。ひとつは48ヶ所ございます立ち寄り温泉施設のスタンプラリーを実施し、その制覇数によりまして4段階に分けて「温泉達人認定書」というのを授与させていただく、そしてその中から抽選で特産品等のプレゼントをさせていただきたい。それから、それ以外の温泉、泊まりのホテルとか旅館の利用者の方々も含めて、温泉を巡っていただき、応募していただいた方から、抽選で特産品をプレゼントさせていただきたいと思っています。

それからもう1つのイベントでございますが、私ども鉄道の駅から、その街の魅力を歩いて巡っていただくということで、「駅からハイキング」というものを展開しております。これもまた好評いただいておりまして、山梨県の地元で開催される「ほうとう祭り」などのイベントを組み込みながら、歴史や自然を楽しんでいただくコースを、今回7本を新たに設定いたしまして、展開させていただきたいと思います。また、富士山世界遺産ということで、外国人のお客様に駅からハイキングを楽しんでいただけるように、富士山の5合目の散策、あるいは御師の文化に触れてもらえるような、富士山をテーマにしたコースも期間中に3回設定いたしまして、これにつきましては4カ国語のマップを配付させていただいて、外国人の方にも参加していただけるように展開してまいります。

それから、鉄道の旅に付きものでございます駅弁もしっかり作らせていただこうと思います。今回、秋の山梨を堪能していただけるような、そういう山梨県産の食材を使った弁当を、いまのところ2種類を計画しておりますが、これを期間中、東京ないしこの山梨県内の中央線沿線の主な駅で、展開をさせていただこうと思います。

このようなイベントを展開しながら、このキャンペーンを進めてまいりますが、これらの情報発信といたしまして、1つとしてはJR東日本の主な駅あるいは山梨県内の観光施設に、ポスターや幟旗を含めた、こういうキャンペーンの展開をしていますよ、というお知らせをしていきたいと思います。また、JR東日本の主な駅に、「観光イベントガイドブック」というものを、これは山梨県の皆さんとご協力していただいて作っているものでございますが、これらを展開し、山梨の魅力をパンフレットでご紹介してまいりたいと思います。

それから、旅行商品として「My Premium 山梨」というもののほか、お手元に一部配付させていただいているようなパンフレットで旅行を紹介していきたいです。それ以外に、新聞や雑誌を使った広告展開あるいは山梨県及びJR東日本でインターネットのホームページに特設なページを設定させていただいて、PRしてまいりたいと思います。また、東京の日本橋にございます山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」におきましても、キャンペーン専用コーナーを作っていただくということで、広くこのキャンペーンを知らしめて、1人でも多くの方に山梨の魅力を感じていただき、足を運んでいただけるように努力してまいりたいと思っております。

このような展開を9月から実施していきますので、ぜひ宜しくお願いしたいと思います。

質疑応答

記者

3ヶ月間の目標輸送人数を教えていただけますか。

JR東日本八王子支社長

当然ながら山梨に来られる方は旅行で来られる方と通常の列車で来られて個人々で観光をされる方などいろいろございまして、なかなか掴みにくいのですが、私どもの旅行商品という意味での送客を、今のところ期間中3万人を計画しております。それ以外に当然旅行商品を使わないで、あるいは他のエージェントの商品で来られる方などもおりますので、1人でも多くそれに加えていければ良いと思っております。

記者

何人くらい通常この時期、山梨に観光客が訪れていて、今回、どのくらいに上れば良いなというか見込んでいるか、目標にしているか、そんな数字を聞かせていただければ。

観光振興課長

通常9月から11月まで県下全域に750万人の方が訪れております。富士山、富士五湖周辺だけではなくて、甲府盆地、清里を含めまして、これが通常、キャンペーンを行うことで3%、4%伸びますので、その増を期待しております。

JR東日本八王子支社長

先ほど、私どもの旅行商品の数でという話をしました。昨年も、秋のキャンペーンをやらせていただきまして、その時は28,000名程度送り込めたと思いますので、プラス1割、2割を目標にしたいと思っております。

記者

関西方面へのPRはどうなっていますか。

JR東日本八王子支社長

このキャンペーンは先ほど最初に申し上げたとおり、私どものJR東日本の管内、長野から北側といった方が良いかも知れませんが、このそれぞれの駅がしっかり山梨に向けてお客様を誘致して行こうというキャンペーンでございますので、私どもの管内を中心にやらせていただくということになろうかと思います。

観光振興課長

これもJRとの協力なのですが、全国1,500のJRの駅に、この7月から世界遺産登録記念の富士山のPRをさせていただきました。そのポスターには、山梨の温泉であるとか、フルーツであるとかの情報を出しており、これを関西、九州、四国の方にも貼せていただいております。

記者

先ほど、昨年秋もキャンペーンをされたとおしゃっていまして、この3年ぶりと書いてあるのはどういう意味ですか。

JR東日本八王子支社長

キャンペーンという同じ言葉を使ってしまいまして、誤解招くと思います。県の皆さん方と一緒にこういったコラボをさせていただいて、大々的にやるのは3年ぶりでございまして、私どもの地元を管轄する支社として、(昨年も)山梨にお客さまに来ていただきたいということで、社内のイベントとして、昨年、取り組ませていただきました。当然ながら各方面にPRしながら展開し、28,000名の送客ということでございました。

記者

共同でやるか、やらないかの違いですか。

JR東日本八王子支社販売促進課長

今回はJR東日本あげての重点販売地域の指定ということで山梨県になっております。これが3年ぶりということになります。よって、昨年実施させていただきました秋の山梨キャンペーンは、八王子支社独自の取り組みということでやらせていただいておりますので、JR東日本全体として取り組むのが3年ぶりとなります。同じキャンペーンという名称になりまして紛らわしい部分がありますが、具体的な違いというのはそこの部分になります。

JR東日本八王子支社長

当然、昨年も、やまなし観光推進機構の皆様方のご支援をいただいてということでございますので、そういう意味ではコラボさせていただいております。

記者

ポスターなのですが、先ほど会見の中ではあと何枚かあると、ほかに2枚くらいあるのですか。

JR東日本八王子支社販売促進課長

これは全体のイメージを示しておりますが、今後、先ほど申し上げましたようにぶどう狩りとかワイナリー、それから紅葉というものをイメージした3種類のポスターを、今後、展開してまいりたいと思っています。これから作ってまいりますので、ご期待いただければと思います。

記者

「若き醸造家達と行くワイン列車の旅」ですが、これはいくらですか。

JR東日本八王子支社販売促進課副課長

新宿駅発着で、お一人様14,900円の予定となっております。

記者

今回の快速「山梨富士」なのですが、これに使うE257系はどのような列車ですか。これは新宿駅を出てからどこに止まりますか。

JR東日本八王子支社長

E257系は主に房総で特急として使っている車両でございまして、中央線で使っている車両は、編成の長さの関係で富士急行線に入らないものですから、5両編成の特急列車を使わせていただこうと思っております。

JR東日本八王子支社広報課長

主な停車駅になりますけれども、三鷹駅、立川駅、八王子駅、大月駅、富士山駅、富士急ハイランド駅、そして終点の河口湖駅ということになります。帰りはこの逆ということになります。

記者

今回のようなキャンペーンは3年ぶりの共同開催になるということですが、通算では全部で何回ということになりますか。

JR東日本八王子支社長

この10年間で、重点販売地域で実施したのが3回でございます。それからデスティネーションキャンペーンという全国展開するキャンペーンが1回、2008年に実施しております。

JR東日本八王子支社販売促進課長

若干の補足でございますが、デスティネーションキャンペーンにつきましては、直近は2008年に実施させていただいておりますが、通算では過去3回、平成5年以降で過去3回という形になります。

記者

リリース資料だとやまなし観光推進機構とJR東日本八王子支社と協働で開催とありますが、実質は知事も会見に臨まれていますので、県とJR東日本八王子支社ということでとらえていいでしょうか。実務的なことはやまなし観光推進機構だと思うが、協働とすれば県とJR東日本八王子支社でということで大丈夫でしょうか。

観光振興課長

まさしくそのとおりでございます。やまなし観光推進機構の会員の中には、山梨県が入っていたり、各市町村入っていたり、各観光施設や観光協会が入っておりますので、相対の観光の関係として、やまなし観光推進機構というふうな意味合いでございます。

 

以上

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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