ページID:53218更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成25年5月8日水曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

発表事項以外の質疑応答
 

 平成26年度国の施策及び予算に関する提案・要望について

知事

「平成26年度国の施策及び予算に関する提案・要望」につきまして、先ほど庁議において、21項目を決定したところであります。

提案・要望に当たりましては、「第二期チャレンジ山梨行動計画」が目指す「暮らしやすさ日本一の県づくり」を着実に進めていく上で、重要かつ迅速な対応が必要な施策・課題の中で、制度の創設や財源措置など、国における取り組みが必要となる項目につきまして選定をしたものであります。今年度、新たに提案・要望する項目は、公立病院の再編等に係る財政措置の期限延長、東南アジア地域からの誘客の促進、地方への移住・定住を推進するための施策の充実・強化、世界文化遺産「富士山」の保存管理方策の推進、地球温暖化防止に向けた森林吸収源対策の推進、水素エネルギー・燃料電池技術の活用の推進、公共土木施設の老朽化対策の7項目であります。5月20日に上京をいたしまして、県関係の国会議員に対しまして、この内容を説明した上で、ご支援・ご協力をお願いし、同時に各省庁に対しても要請をしていきたいと考えているところであります。

質疑応答

記者

8項目にあります、世界文化遺産「富士山」の保存管理方策の推進についてでありますが、具体的にはどのようなことが課題となっていて、その解決に向けて、国がどのようにタッチしてほしいのか伺いできますか。

知事

これは端的に言いますと、この間のイコモスの勧告がありまして、富士山については登録が適当であると言う勧告がなされたわけでありますが、内容としてはかなり注文がいろいろついているわけです。具体的に申しますと、1つは開発のコントロール(開発の制御)、富士五湖等の周辺における開発について、一定のコントロールを加えるべきだということとか、それから来訪者管理と言っておりますけれども、要は登山者です。登山者が余り多すぎると危険が及んだり、あるいは富士山そのものの山体を傷つけるということがあるので、来訪者に対して一定のコントロールを課すべきであるというようなこととか、あるいは富士山の中での公共事業的なものを適切に行うべきだとか、いくつかの注文がなされておりまして、そういったことについて日本サイドで検討して、2016年に保全状況報告書というものをユネスコに提出しなさいとこう言ってるわけです。したがって、今イコモスから言われているそういった開発の制御の問題とか、来訪者管理の問題とか、そういうことについて検討するについてもちろん県、市町村、検討事項がありますけれども、国の文化庁、環境省、あるいは林野庁そういった役所も、当然絡んでくることでありますから、そういうところとも十分に相談をし、国の方にも、また一定の役割を果たしていただかなければならないということで、この保存管理方策について、国サイドの協力をお願いしたいということです。

記者

文化庁、環境省、林野庁に一定の協力ということですが、もう少し具体的に言うと、どういうことかお話しいただけないでしょうか。

知事

例えば、現在開発のコントロールにつきましては、自然公園法あるいは文化財保護法があり、また地元の景観条例、そういったもので一定のコントロールをしているわけであります。したがって、自然公園法の運用だとか、あるいは文化財保護法の運用で、さらに開発を問題がない形にコントロールする方策みたいなものがあるかどうか、そういうことについて、それぞれ各省庁にも検討してもらうということです。

記者

今、文化遺産、富士山に関しての質問がありましたが、それ以外のものを含めまして、新規に提案・要望した項目について伺いたいのですが、全部一本の串で刺すことはなかなか難しいと思うのですが、知事としてはこの新たに7項目挙げられたことについて、どういう思いからこういうものを挙げていかれたか改めてお聞かせいただけますでしょうか。

知事

別に統一的な、何か1つの考え方で出していることではなくて、いろいろな施策を県政として進めているわけでありますけれども、その際に、その施策を推進、達成しようとすれば、どうしても国の一定の協力が必要となるものがありますので、そういうものについて検討して、国に対して要請することでありまして、何と言うか、一定の理念・哲学があってやっていることではないわけです。

記者

補足で伺いますが、例えば、山梨としてこういうことをやりたいのだけれども、なかなか国の動きも鈍くてというものとか、例えば、県としてこういうことを熱心にやりたいけれども、もっとこういうことをサポートしてほしいというようなところの話についてですが、もう少し、ちゃんとした国のマターとして考えてほしいのだというようなものが、いわゆる政策提案型の要望だと思うのですが、そういったところで例えば、森林吸収源対策だとか、そういった話は結構、精神的なものがあるのかなとお見受けしたので、そういったものを何か知事としてお考えがあれば教えていただければ。

知事

いずれも、やはり県として推進をしたいのですが、それを実現するには国の、やはり財政あるいは法律的な措置を要するということでして、最初の公立病院の再編等に係る財政措置の期限延長に関しては、(例えば)峡南北部の社会保険鰍沢病院と市川三郷町立病院の統合が今、進んでいるわけですけれども、(他の地域の取り組みも含め医療機関の再編・ネットワーク化を進めるためには、)当然一定のいろいろな施設、設備の整備等が必要とされるわけでありますが、それに対する地方財政措置というものが25年度で切れることがあるものですから、それで切れてしまうと事業そのものは、再編等のための事業は25年度だけではなく、26年、27年と続いてくるものですから、それが切れては困ると切実なものがあるわけです。

東南アジアからの誘客促進というのは、ご案内のようにインドネシアを始めとして、東南アジアから誘客先を多様化するという意味で、積極的にセールスをして行こうとしているわけでありまして、タイで昨年やって、タイのお客が非常に増えましたけれども、これは効果があったのは、在バンコク日本大使館がパスポートセンター、ビザの発給センターをタイ国の11カ所に造ったのです、そうしたところ、ビザが非常に取りやすくなり、タイのお客さんが増えたということがありますので、インドネシア、特に島国でありますから、ジャカルタの大使館領事部や4カ所の総領事館へ行かないとビザが取れないというのでは、ちょっと困るので、インドネシアの各地域にビザが取得できるようなセンターを造ってもらいたいと言っているわけです。そういうふうに1つ1つ、やはり施策を進めていく上において、切実な要請がございまして、それを、要望しているということであります。

発表事項以外の質疑応答

 富士山世界文化遺産登録について

記者

世界遺産の関係で来月会議が開催されますが、ご出席されるのでしょうか。日程等がお決まりでしたら教えていただきたいのですが。

知事

(世界遺産推進課長に対して)カンボジアのプノンペンに行くつもりでいるのですけれども、日取りについては分かっていますか。

世界遺産推進課長

現在、世界遺産委員会の日程につきましては6月16日から開催されるということで決っております。具体的な審議日程の方が、まだ富士山がいつ審議されるかが未定でございまして、現状では後半の21日から23日あたりかという情報に留まっております。これらを踏まえまして、知事の日程が合えば現地に行っていただくような調整を秘書課として参りたいと考えております。

記者

知事が現地に行かれて今回の委員会を見守るという形となると思いますが、改めてお伺いしますが、どのようなお気持で現地に行くということになるのでしょうか。

知事

期待一杯で現地に行くということになるわけです。よくご案内のようにイコモスで登録という勧告がなされたものについては、基本的にはユネスコの世界遺産委員会においては登録されると、それが逆の結果が出たという例は無いようですから、イコモスのこういう勧告があれば登録となることはほぼ大丈夫だろうと思っております。当然、富士山について今まで我々がいろいろとアドバイスをしていただいた専門家とかそういう人たちも来ていると思いますから、そういう人たちに感謝の意を表したり、そういうことも含めて行ってきたいと思っております。

記者

先ほどの世界文化遺産に関する国へのお願いのところにある、地元自治体との今後協議というのはどのようにお考えでしょうか。

知事

これも国と全く同じように進めて行かなければならないと思っております。手順として、イコモスの勧告の中にあるいくつかの注文事項につきましては、どうもまだ、向こうの文章を直訳しているものですから、今一つ意味がよく分からないところもあるのです。そこのところを文化庁がイコモスはどういう意図なのか、イコモスが言っている意図をしっかりと把握をまずする必要があって、そのことを今、文化庁はやっているわけなのです。それが分かった段階で、では具体的にどういうことをやっていくかということを、文化庁、静岡・山梨両県、そして関係市町村で相談を、もちろん国は環境省とか林野庁が入りますけれども、相談をしていくということになると思います。当然市町村においても検討をお願いしなければならないと思っております。

記者

勧告の内容がかなり具体的に、富士五湖の水上バイクの話だとか、かなりよく調べたような内容の勧告になっていたのですが、基本的には知事のお考えとしては保全管理の内容についてはイコモスの勧告の指摘部分については全面的に応じるような形で進めていきたいのでしょうか。

知事

イコモスからの注文についてはできるだけ応じるような回答を、2016年の保全状況報告書で出すように努力していきたいと思っております。ただ、地元に住んでいる皆様がいるわけですから、そういう人たちの生活にも一定の影響がありますので、そういうことはよくよく考えながら、したがって市町村はもちろん、地域の住民の皆様にも納得がいくような形の回答を作るように努力していきたいと思っております。

記者

三保松原の部分が勧告内容の中で除外に入っていましたが、これから静岡、文化庁、もちろん山梨県を含め協議が始まると思うのですけれども、知事の今のお考えとして、どのような形で進めていくのがベストと考えられているのでしょうか。

知事

三保松原が外れるということは大変残念なことだと思っておりますが、これもやはり文化庁がまずどういう判断をするか、そして文化庁から静岡・山梨両県に相談があると思うのですが、それを我々としては待っているという段階なのです。今の段階で私どもとして、どうという案をもっているわけではありません。文化庁からこうしたいけれどどうだろうかという相談があるのだろうと思っております。

 県管理トンネルの検査について

記者

笹子トンネルの関係で、打音検査では接着剤の劣化が見抜けないという調査結果が国交省の方で出ているのですけれども、これに対する県の受け止め方をお聞きしたいのと、国の方で負荷試験を実施するように求めてきていると思うのですが、今のところの県の今後のスケジュール等を教えていただければと思います。

知事

おっしゃるように打音検査では、これは新聞情報ですけれども、接着剤が何十年と経った場合、打音検査だけではこの接着剤が劣化しているのを見ることができないということのようです。どうも打音検査というのは、こう言ってはなんですけれども、かなり原始的な方法でありまして、今の時代ですから、例えばレントゲン検査をするだとかもう少し精密な検査方法があるのではないのかと。そういう検査技術みたいなものの向上というものを国は努力をされるべきではないかということは思っております。そのことはこの要望にも書かれているところです。それから打音検査も人によって違ったりする可能性もありますから、検査をする技師の資質の向上、例えば資格制度を設けるとか、そういうことも必要ではないかと私は思っております。

それで当面、負荷試験をやるようにお話しがきておりますので、これはやるという方向で今、具体的な検討をしているところです。スケジュールについてのご質問については道路管理課長からお答えします。

道路管理課長

今のところ、愛宕トンネルにつきましては3ヶ月に一度詳細な点検をするとしておりますので、それに併せて引張試験というものをやっていこうと思っております。それ以降についてはこれから検討したいと思います。当面、ですから6月頃になりますが、多少前後するかもしれませんがそれに併せてやっていきたいと思っております。

 ゴールデンウイーク中の観光客入り状況について

記者

ゴールデンウイーク中、富士北麓エリアはだいぶ観光客で賑わったと聞きますけれども、県として状況を掴んでいるものがあれば教えていただきたい。

知事

新聞にある程度出ておりましたけれども、それと同じですが、1つは(ゴールデンウイークの)前半も後半も概ね山梨は天気が良かったことがありますし、それから中3日の平日があったものですから、今年のゴールデンウイークは観光客が近場を嗜好したことがあります。加えて富士北麓地域についてはイコモスの勧告があったということもあって、山梨県全体として盛況だったと聞いております。とりわけ富士北麓地域については多くの観光客で賑わったということであります。

施設などの状況を見ると、例えば甲府市の市立動物園とか大菩薩嶺だとか県の森林公園金川の森とか県立まきば公園とか身延山ロープウェイなどでは昨年を上回る人出があったようであります。

富士北麓地域でも富士芝桜まつりや山中湖花の公園など富士山周辺の観光地は県内外から多くの観光客で賑わったということであります。

交通機関の状況として中央線の特急列車は昨年度に比べまして4パーセント増加し、富士急行線の利用人員は、前年度に比べまして10パーセントから20パーセント程度増加し、中央自動車の利用台数は前年度に対して1パーセント程度増加し、富士山有料道路いわゆる富士スバルライン(の通行量)は前年度に対しまして22パーセント程度増加したということで、全体的に観光地も交通機関も前年に対して上回ったと、利用客は好調であったと聞いております。

記者

この傾向は(イコモスの)世界遺産(登録の勧告)の効果も出ていると捉えられているのですか。

知事

(イコモスの)世界遺産(登録の勧告)の効果が出ていると思います。特に富士急行線が前年に対して10パーセントから20パーセント増加しているとか、富士スバルラインが前年度に比べて22パーセント増加しているところは顕著な効果として現われていると思っております。

記者

そうすると改めて(富士山の)世界遺産登録で観光客が増えるということは、ゴールデンウイークだけでもある程度出てきていると思うので、その状況を踏まえて今後保存管理の面でどのように活かすべきでしょうか。

知事

おっしゃるとおり、それだけ富士山は日本人の心の中に個々のよりどころとして捉えられていて、日本国民の皆が世界遺産になることを喜んでいると、改めて分るわけであります。観光客の増加が予想されるわけでありますが、それは1面良いことでありますけれども、それに伴って安手の観光地になるようなことになっては、世界遺産として相応しくないわけでありますから、世界中の人々が憧れるような国際的にも有数なグレードの高い観光保養地になるような保全と整備をしていかなければならないと思っております。

それから当面心配されますのは6月の下旬に世界遺産になりますと、すぐ7月1日から山開きでありまして富士山の登山客が今でもほとんど満杯の状態でありますので、さらに増える可能性もあるわけであります。したがって、それに伴って事故などが起こるようなことがあっては、せっかく世界遺産になったのに水を差すようなことになりますので、今日の庁議では私からシーズンに先立って登山道の点検をいたしますから、登山道の点検を特に念入りに行い、同時に混雑の整理、雑踏整理をしっかり行って、事故等が発生しないようにしてもらいたいと強く関係部局にお願いしたところであります。

記者

混雑の整理ということで、実際に考えられると入山料の話になるかと思うのですが、6月に登録された後に具体的に予定しているのは、今お考えになっているのは入山料以外に何かあったりするのですか。

知事

入山料につきましては前から申し上げていますように関係者のコンセンサスを得ることが大事です。それが得られれば今年試行することも当然あるし、本格的には来年度から導入することになるだろうと思います。入山料をお願いすることによって多少入山客が減るのかもしれませんけれども、額にもよりますけれどもそれほど巨額な入山料を取るわけにはいかないわけでしょうから、果たして入山料を取ったからといって登山者が減ることになるかどうか分りません。

したがって入山料の問題は入山料の問題として別途混雑緩和策、事故防止策はきちんと取っていかなければならないと思います。

例えばいつも混雑する八合目九合目辺りは、今でも整理員的な人は置いておりますけれども、そのような人達を増員するとか、まずは基本的には山小屋をあらかじめ予約してもらうということなのです。そして必ず山小屋に一泊していただく、あらかじめ山小屋に全部予約していただくことが大事です。後はいわゆる弾丸登山というような無理な登山はできるだけ自粛していただくことになると思います。

そのようなことをインターネット等通じてお願いすることになるだろうと思います。いずれにしても今日関係各部局にお願いしましたので、それぞれのところで考えてくれると思っております。

 浅川県議会議長の辞任について

記者

浅川県議会議長が辞められることを表明されて、5月10日に臨時議会が開かれることになりましたけれども、一部の県議の方から議長選出のためだけに臨時議会を開くのはどうかという意見が出ていますが、知事ご自身はどう思われますか。

知事

いろいろなご意見があるようで、議長がちょうど就任2年になるので、これが節目であり、自分のけじめとして辞めたいと思うのは分るわけであります。一方において、わざわざ議会など開かなくても、6月県議会で辞めればいいのではないかというのも、また1つの考え方だと思います。これはどちらが正しいというのはないわけであります。いずれにしても議論を戦わした結果として、正当な手続きで5月10日に辞めることでありますから、議会から招集告示をお願いしたいということでありますので、私としては5月10日に議会を開会するように招集告示をするということであります。

 富士山世界文化遺産登録について(追加質問)

記者

先ほどは抑止とか不安な面をお話されたかと思うのですが、このゴールデンウイーク期間を見ましても、後半部分だけでもかなりの反響があったように思います。その反響を率直にどうお感じになられたかという感想をまずお聞かせください。

知事

ある程度は増加するであろうと思ってはいましたけれども、予想以上に大勢の方々がお出でになっているわけで、やはり富士山というものを日本国民が本当に自分たちのシンボルとして愛し、そして世界遺産になったこと(イコモス勧告)を本当に喜んでいただいている、そんな想いが出ているのではないかと私としても嬉しく思っているところです。

記者

その反響というものをまた県の全域にというところが今後の課題になってくると思うのですが、そういったところで何かお考えはありますか。

知事

それは常に本県の観光の課題でありまして、富士山と富士北麓にはかなりの観光客が来る。その観光客をそれで終わらせないで、是非こちらの(甲府)盆地の方へ降りてきてもらって、盆地の方にも良い観光スポットはあるわけでありますから、そういうところに来てもらうというのが課題です。その努力は続けてやっていかなければならないと思っております。

6月30日から国民文化祭の夏のステージがちょうど始まる時期でありますので、この夏のステージにおいては、世界文化遺産というものをできるだけ前面に打ち出して、既にイベントは決まっていますからそんなにがらりと変えるわけにはいかないわけですけれども、世界文化遺産というものを打ち出して、世界文化遺産記念イベント的なものにして、多くの観光客に富士北麓だけではなくて盆地の方にも来ていただくような努力をしたいと思っております。

 国民文化祭について

記者

国民文化祭という話もありましたけれども、先日の信玄公祭り、関係者ないしいろいろな方の話を聞きますと、信玄公祭りもある意味、国民文化祭の大きなイベントであったわけですが、信玄公祭りというようなイメージが全面的に出て、国民文化祭というものがちょっとなかなか周知ができていないのかなというところがありまして、今もお話がありました7月の富士山の文化遺産登録ということもありますけれども、如何に国民文化祭を全面的にアピールしていくかということに、何か工夫とかお考えがあればお伺いしたいのですが。

知事

率直に言って春のステージは信玄公祭りから始まりまして、信玄公祭りに併せてオープンセレモニーを行ったわけですけれども、ちょうど雨にたたられまして十分にできなかったということで、多少水を差されたような面があるわけですが、国民文化祭をPRする手段として先ほど言ったような富士山世界文化遺産というものを大いに活用して、世界遺産関連イベントとかあるいは記念イベントと位置付けることによって、これでまた東京などへのPRの1つの種になると思いまして、国民文化祭をPRする意味でも世界文化遺産を活用していく。両方の相乗効果を発揮するようにしていくということは考えていきたいと思っております。

 山梨学院大学附属高等学校サッカー部の暴力行為について

記者

直接県政とは関係ないかもしれませんが、インパクトのある話だったので少しご感想を伺いたいのですが、今朝一部マスコミの報道にありましたが、山梨学院大学附属高校のサッカー部の生徒が集団で同じ部内の生徒を暴行するというものがありました。県でいえば私学文書課ということになるかと思いますが、公立高校ほどの関わりはないわけですが全国制覇をした学校での問題ですので、知事としてのご感想とか何かこういうことが求められればということを聞かせていただければと思います。

知事

まだ具体的にどういうことが行われたのか報告を受けておりませんので、あまり無責任なことは申し上げられないわけでありますけれども、そういう暴力沙汰があったとすれば誠に遺憾な、残念なことだと思います。お話がありましたように、全国制覇をした学校でありますし、それであるだけにまた一段と残念な想いが強くあるわけであります。よくよく事実関係を究明していただいて、再びこういうことがないように是非1つ徹底した対策を(山梨)学院大学附属高校におかれてはとっていただきたいとお願いしたいと思います。

 山梨県環境整備センターについて

記者

先月末から今月にかけて明野処分場の調査結果が出ましたけれども、原因が穴がというようなことですが、その件について感想をお伺いしたいのですが。

知事

先日、学識経験者による調査委員会の立会いの下に、このシートを点検し、シートを切り取って調べたということであります。そうしたところ銅線と銅線の交差する交点のところに1~2ミリ程度の穴が空いているということでありました。そこのところから電気が通電したのではないかということであります。ただし、1~2ミリ程度の非常に小さな穴ですから水は下に漏水してはいないというのが、調査委員会委員長の澤(俊行広島大大学院)特任教授のご見解だと聞いております。いずれにしても調査委員会でこれからその検体を持ち帰って、さらに実験をするとかそういうこともやっていただけるようで、原因を科学的にしっかりと究明していただけると思っておりまして、7月には調査委員会としての原因に関する報告を安全管理委員会に出していただけると思っております。

私としてはそれ以上のことは今調査中でありますので、申し上げることはできないということであります。

 

(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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