トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 平成25年度知事会見 > 知事臨時記者会見(平成25年9月11日水曜日)
ページID:56128更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 10時00分から 発表事項
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知事
ただ今、山梨県カーリサイクル協同組合と山梨県との間で「大規模災害時における障害物の除去等の協力に関する協定」を締結することができまして、大変にうれしく思っております。
今回の協定締結にご尽力をいただきました、保坂理事長をはじめ、関係者の皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。
さて、山梨県カーリサイクル協同組合の皆様方におかれましては、富士山麓における不法投棄タイヤ等の撤去活動を行う「富士山クリーンアップ事業」への積極的な参画を行っていただいておりますし、また、東日本大震災の被災地におきましては緊急車両の通行や物資の輸送に支障を生じさせている被災車両の撤去や保管場所への移動などの支援活動を行ってこられました。そうした、日頃からの様々な社会貢献活動を行っておられますことに、心から敬意を表したいと思います。
今回の協定は、山梨県カーリサイクル協同組合の皆様から、こうした被災地における支援活動の経験を本県の災害対策に生かしたいと申し入れをいただきまして、締結することとなったものであります。
本県におきましても、東海地震の切迫性が指摘されておりまして、万が一、県内で大震災が発生したような場合には、道路上に被災車両や、ガレキなどが大量に放置されることが予想されまして、応急復旧活動を円滑に進めていくためには、こうした障害物を速やかに除去することが必要となるわけであります。
今回の協定の内容は、山梨県カーリサイクル協同組合の皆様方が、市町村からの要請に応じまして障害物の除去を積極的に応援していただくというものでありまして、災害時に最前線に立って対応を行う市町村にとりましては、大変意義深いものがあると考えております。
また、県と致しましても、防災対策をより充実させ強化させていくために、日頃から様々な団体の方々と幅広く協力関係を築いていくことが重要であると考えておりまして、この度、山梨県カーリサイクル協同組合の皆様からご協力のお申し出をいただきましたことは、大変、心強く感じているところであります。
山梨県カーリサイクル協同組合の皆様方に対しまして、改めて、本日の協定締結に心から感謝を申し上げますとともに、組合及び会員の皆様方のますますのご活躍、ご発展をご期待申し上げまして、お礼の挨拶と致します。ありがとうございました。
山梨県カーリサイクル協同組合理事長
どうもみなさんこんにちは。
本日はお忙しい中、横内知事をはじめ、守屋部長、保坂課長また多数の関係の皆様にお集まり頂きまして、誠にありがとうございます。
まず、本日の締結式におきましては、森林環境部環境整備課の皆様と何度も重ねた協議の結果、本日無事に締結式を迎えることができたと思っております。心から感謝申し上げます。
私ども組合はこれまで県のご指導のもと、放置車両の撤去活動や不法投棄された廃タイヤの撤去回収作業等を長年にわたり行ってまいりました。これからはそういった活動はもとより、本日締結しました協定を基に、起きてはならないのですけれども、予想されています東海地震のような大規模災害が発生した場合には、私ども組合員は東日本大震災の被災地で救援活動を行ってきたのですが、その経験を生かし、敏速に情報伝達をしながら、安全かつ素早い行動を取り、被災車両等の撤去活動を行って参りたいという決意を持っております。
最後に私ども組合員一同は行政機関のいろいろなご指導を頂きながら、これからも業務を行ってまいりたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願いします。
本日はお忙しいところありがとうございました。
記者
保坂理事長にお伺いします。東日本大震災での活動とおっしゃっていましたけれども、だいたいどのくらいの期間、どういった活動を、何人くらいで行ったか教えていただきたい。
山梨県カーリサイクル協同組合理事長
3月11日に東日本大震災が起きて、その年の5月の連休明けの最初の月曜日から土曜日まで一週間、11社11名で行ってまいりました。活動は写真なども見て頂けたら分ると思いますけど、同じようなことになるので控えさせてもらいますがよろしいですか。
記者
宮城県内でしょうか。
山梨県カーリサイクル協同組合理事長
そうです、仙台市です。仙台港へ行ってきました。
記者
そういった経験を今回県内での有事の際にどのように生かしていくかという所を、改めて今回締結して、決意というか、意気込みというか、抱負というか、そういったものをお聞かせ願いたい。
山梨県カーリサイクル協同組合理事長
(被災地へ)行ってきたときに感じたのですけれども、やはり車の往来ができないのです。どうしても道に動かない車が散乱していますので、そういった車を敏速に片づけないことには、インフラの復旧にはつながらないと思っています。ですので、できるだけ市町村の方には処理車を確認してもらいながら、敏速に被災車両を撤去できれば良いと思っております。
(以上)