トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 平成25年度知事会見 > 知事臨時記者会見(平成25年11月1日金曜日)
ページID:56821更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 11時15分から 発表事項
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知事
ただ今、ENEOSグローブエナジー株式会社と山梨県との間で「家庭の省エネルギー対策に関する連携協定」を締結することができまして、大変喜ばしく思っているところであります。
この度の協定締結にご尽力をいただきました辻社長を始めといたしまして、関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。
ご案内のように県では、「エネルギーの地産地消」を目指しているところでありまして、そのためには省エネルギーが必要であることは言うまでもないことであります。
そこで、今年度からは県民と事業者と行政が一体となって「省エネ県民運動」をスタートさせまして、家庭や企業における、スマートな知恵を使った省エネを後押ししようとしていたところでありますが、ENEOSグローブエナジーから、この県民運動に協力したいというお申し出をいただいたところであります。
ENEOSグローブエナジーさんは、我が国を代表する総合エネルギー企業として知られておりますJX日鉱日石エネルギーのグループ会社でございまして、家庭のエネルギー使用状況などを無料で診断するサービスを全国で展開されるなど、省エネについてのエキスパートでございます。
そうした企業と県とが連携・協力することは、本県の家庭における省エネ対策の推進にも大いに役立つものと期待されるところでございまして、本日の協定締結に至ったものでございます。ちなみに、こうした分野での企業と県との連携協定の締結は、全国で初めてのものでございます。
早速、協働で行う取り組みといたしまして、11月9日土曜日と11月10日日曜日の2日間、イオンモール甲府昭和におきまして「家庭の省エネ応援ひろば」を開催いたしまして、ENEOSのエネルギー診断士による「家庭エコ診断」を中心とした、楽しみながら省エネについて知ることができる催しを行うこととしておりますので、県民の皆さまには、会場までぜひ足をお運びいただきたいと思います。
この協定の締結を機に、ENEOSがお持ちの省エネルギー技術や情報を、本県の省エネ対策に活かしていくことで、「エネルギーの地産地消」の実現に、更に一歩近づけていきたいと考えているところであります。
本日は、誠にありがとうございました。
ENEOSグローブエナジー株式会社代表取締役
皆様こんにちは、ENEOSグローブエナジーの辻でございます。
弊社は、ENEOSブランド、ENEOSガスブランドでご愛顧いただいておりますLPガスの日本国内における供給販売を主な事業として行っている会社でございます。また、この山梨県では、当社の山梨支店の前身でございます山梨BSプロパンが1963年に今は現在山梨学院のグランドになっている場所で開業いたしまして、その後、2011年に現在の下曽根に新しい事務所と新しいLPガス充填所を新設して、移転しております。以来、約半世紀に渡って山梨県で事業を展開してまいりました。
さて、東日本大震災を機に省エネルギーであるとか節電に対する社会の関心が非常に高まっていることと思いますが、そのような環境にありまして当社は、2012年よりENEOSエネルギー診断サービス「DR.おうちのエネルギー」を開始しております。このサービスは専門の研修を受けたエネルギー診断士が、タブレット等を用いまして、ご家庭のエネルギーの使い方を無料で診断しまして、最適な省エネルギープランをご提案するものでございます。このサービスの内容につきましては今日この後少し時間をいただいておりますので、弊社の社員がもう少し詳しく説明させていただきたいと思っております。弊社では現在、全国68の事業所で、161名のエネルギー診断士が在籍しております。そして、今まで診断の件数は、累積で2,000件を超える診断実績をあげているところでございます。
この度、山梨県が進めておられます「省エネ県民運動」に、このENEOSエネルギー診断サービス「Dr.おうちのエネルギー」を通じての協力を提案させていただきましたところ、非常に前向きに受け止めていただきまして、本日ここに家庭の省エネルギー対策に関する連携協定の調印に至った次第でございます。横内知事を初めまして、山梨県の関係者の皆様のご協力ご理解にこの場を借りて厚くお礼申し上げたいと思います。
最初の取組としまして、11月9日と10日にイオン甲府昭和店にて「家庭の省エネ応援ひろば」が開催されますが、この場におきまして1人でも多くのお客様にライフスタイルにあった省エネ生活とエネルギーの有効活用についてご提案できるようしっかりやっていきたいと思っております。
今後も山梨県の皆様を始め、関係各位のご協力を賜りながら、各ご家庭の省エネルギーのお役に立つよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
本日は誠にありがとうございました。
記者
連携の内容についてもう少し具体的に伺いたいんですが、第一弾は11月9日(と10日)のイオン甲府昭和店で、こういった診断のイベントをされるということで、今後、山梨県の家庭の省エネルギー対策を進めていくにあたって、どういうことで具体的にこう連携してやっていくのかという内容を伺いたいのですけど。
ENEOSグローブエナジー株式会社代表取締役
当社のこの診断サービスは、無料で家庭にエネルギーのベストミックスを提案するということでございますので、山梨県のいろいろな省エネに関する事業が今後あると思いますけれど、そこには当社も出向きまして、積極的に診断サービスを提供していきたいと考えております。
記者
山梨県のイベントの中で周知させるような活動をやっていくというような感じなのですか。
ENEOSグローブエナジー株式会社代表取締役
はいそうです。それ以外に当社は、山梨県に支店がございますので、山梨県との活動を通じて、多少なりとも当社のことを知っていただく県民の皆様が増えて、当社に直接問い合わせをいただくケースもあるかと思いますが、その時にも積極的に対応させていただきたいと思っております。
記者
今回この提携をするのは都道府県の中では全国初ということでしたが、なぜこの山梨県というところを選んだのでしょうか。
ENEOSグローブエナジー株式会社代表取締役
他の自治体とは特にこういう提携はやっておりませんけれども、今回は当社の山梨支店の社員が、山梨県で省エネ県民運動というものを展開しているということを聞きまして、なんとか当社のエネルギー診断サービスのノウハウを提供して協力できないかということを、県に相談させていただいて今日に至ったということでございます。
当然、他県でもそういうケースがあれば、今後とも一緒にやっていくケースがでてくるかもしれませんが、現状では山梨県との取組だけでございます。
記者
これをやることによるENEOSグローブエナジー株式会社のメリットというのは、どういうことがあるのでしょうか。
ENEOSグローブエナジー株式会社代表取締役
日本のエネルギー関係が、かつてのいずれにしても昔のとにかくエネルギーを沢山使って経済を成長させていくという時代が、地球温暖化問題に対する意識以降ですごく変わったと思うのです。更に東日本大震災、福島の原発事故で、特に省エネルギーということに対する意識、社会の関心が非常に高まってきていると思います。
そういう意味で本当にエネルギーの多様化という地球環境問題あるいは省エネ問題を、国民の皆が特に考えてエネルギーを使っていかないといけないという時代に入っていると思うのです。当然当社としましては、そういう社会の情勢の変化、皆さんの関心に対応して、いろいろなエネルギーそのもの、あるいはエネルギーの新しい機器を含めて、省エネ環境に対応できるような提案をお客様にしていきながら、お客様に快適な生活を送って頂きたいと、そういうことを目指して日々営業を続けております。
今回の山梨県との取り決めは、そういう我々の目的に合致するものだということで協力させていただくということを決めた次第でございます。
(以上)