ページID:99077更新日:2023年9月1日
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山梨県と群馬県は、熱需要の脱炭素化目指し、やまなしモデルP2Gシステムによるグリーン水素の製造技術を活用し、水素エネルギー社会の実現に向け、以下について、令和5年8月28日に基本合意書を締結いたしました。
<合意書の概要>
山梨県及び群馬県は、以下について相互に連携して取り組むことに合意
1 山梨県のグリーン水素製造技術を生かした水素供給事業及びその推進体制の充実強化に関すること。
2 両県における水素・燃料電池関連産業の育成や市場創出・拡大を目指した連携に関すること。
3 両県における水素・燃料電池関連技術の研究開発や社会実装を担う人材の育成・交流に関すること。
ゆめソーラー館やまなしにおけるEV活用による脱炭素事業所モデルの提案について、応募のあった企業の提案内容等を審査した結果、次のとおり共同研究事業者を決定しました。
事業者名称 : 株式会社Yanekara
実証研究名 : Yaneboxを用いたEV活用による脱炭素事業所モデルの構築
山梨県と福島県は、低炭素社会への転換に向け、P2Gシステムによるグリーン水素を活用し、地域におけるグリーントランスフォーメーション(GX)の先進モデル構築に向けた事業に、連携して取り組むことについて合意書の締結式を実施しました。
(左:山梨県知事 長崎幸太郎、右:福島県知事 内堀雅雄)
加えて、当該合意の中核事業であり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け実施予定の「福島県内におけるグリーンガラスの製造を核としてた分散水素供給・利用システム技術開発」の事業内容について、共同提案者である県と株式会社巴商会、ヒメジ理化株式会社により、共同発表会を実施しました。
(左から:山梨県公営企業管理者 中澤宏樹、株式会社巴商会常務取締役 深尾尚男、
ヒメジ理化株式会社代表取締役社長 赤錆充、福島県再生可能エネルギー産業推進監兼次長 高橋和司)
山梨県が民間企業と開発を進めてきた「やまなしモデルP2G(ピー・ツー・ジー)システム」の海外展開に向けた取組の一環として、株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー(PDF:104KB)(以下、「YHC」)は、東レ株式会社、丸紅株式会社およびシーメンス・エナジー株式会社と共に、「再エネ拡大地域における寒冷都市型エネルギー利用の脱炭素化を実現するための、P2Gシステム導入に向けた実証研究(英国スコットランド・グラスゴー市)/実証要件適合性等調査」を開始します。
山梨県企業局は、低炭素社会の実現と経済活性化の両立を目指すグリーンイノベーションの推進に取り組んでいます。その取り組みの一つとして、平成23年度から次世代エネルギーの啓発施設ゆめソーラー館やまなし(以下、「本施設」という。)、および米倉山電力貯蔵技術研究サイトを運営し、再生可能エネルギーの普及拡大等に必要となる電力貯蔵技術の研究開発を実施しているところです。
この度、本施設の設備改修に併せて、EV充放電設備を最大限活用したエネルギーマネージメントシステムの実証研究を行い、新たな技術の開発・実用化を促進し、更なる再生可能エネルギーの利用拡大を目指していくこととしました。
つきましては、この趣旨を達成するための実証研究の提案を募集します。
【2022年11月21日追記】質問書に対する回答書を公表
山梨県と東京都は、グリーン水素の活用促進等に関し連携することを目的として、令和4年10月28日、基本合意書を締結いたしました。
<合意書の概要>
東京都及び山梨県は、以下について相互に連携して取り組むことに合意
1 山梨県産グリーン水素の東京都内における利用促進に関すること。
2 グリーン水素の製造から利用における技術開発の促進に関すること。
3 グリーン水素の広報・普及啓発に関すること。
山梨県、東レ株式会社、東京電力ホールディングス株式会社・東京電力エナジーパートナー株式会社、日立造船株式会社、シーメンス・エナジー株式会社、株式会社加地テック、三浦工業株式会社及びニチコン株式会社は、2021年9月から、グリーンイノベーション基金事業第1号案件として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の採択を受け、コンソーシアム「やまなし・ハイドロジェン・エネルギー・ソサエティ(H2-YES)」を構成し、大規模P2Gシステム(※)によるエネルギー需要転換・利用技術開発を推進しています。
:太陽光などの再生可能エネルギーの電力を活用し、水の電気分解から水素を製造する技術
山梨県とサントリーホールディングス株式会社(以下「サントリー」という。)は、環境と調和した持続可能社会の実現を目指し、再生可能エネルギー電力で水素を製造する、やまなしモデルP2Gシステム(※)により、サントリー天然水 南アルプス白州工場及びサントリー白州蒸溜所の脱炭素化とともに、周辺地域等で水素を活用する社会実証を通じて、カーボンニュートラルの実現に向け、連携して取り組むことについて合意しました。
(※)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として、山梨県、東レ株式会社、東京電力ホールディングス株式会社及び株式会社東光高岳が共同で開発し、再生可能エネルギーを安全・安心に水素エネルギーに転換できる固体高分子 (PEM) 形P2Gシステム
山梨県と、大成建設株式会社は、再生可能エネルギーの電力で水素を製造するP2G(パワー・ツー・ガス)システムを利用し、建設用コンクリート部材を製造する工場の脱炭素化と、当該工場のP2Gシステムで製造した水素を、周辺地域で利用する「脱炭素グランドマスター工場」のモデル化検討に、連携して取り組むことについて合意しました。
山梨県、東京電力エナジーパートナー株式会社及びエナジープールジャパン株式会社は、甲府市米倉山の電力貯蔵技術研究サイトにおいて、再生可能エネルギーの電力で水素を製造するP2G(パワー・ツー・ガス)システムを利用し、電力ネットワーク内の需給バランス調整を行うポテンシャルの調査に取り組むことについて合意しました。
山梨県が民間企業と開発を進めてきた「やまなしモデルP2G(ピー・ツー・ジー)システム」の海外展開に向けた第一歩として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「2022年度「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業(実証要件適合性等調査)」」に、株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー(PDF:104KB)と、スズキ株式会社が「インドの工場における効率的な熱運用を実現するための水素技術等実証要件適合性調査(インド・ハリヤナ州)」を提案し、採択を受けました。
山梨県と、株式会社キッツは、米倉山電力貯蔵技術研究サイト(甲府市)のP2Gシステムで製造したグリーン水素を、キッツ長坂工場水素ステーション(北杜市)において、化石燃料由来の水素に代えて利用することにより、自立分散型エネルギー社会のエネルギー社会の構築に、先駆けて取り組むことについて合意しました。
国内屈指の歴史を持った自動車レースである「スーパー耐久シリーズ」の2022年シリーズ第1戦が、令和4年3月19日~20日、鈴鹿サーキットにおいて開催され、トヨタ自動車の水素エンジンカローラの燃料(一部)として、本県が米倉山のP2Gシステムで製造した水素を提供しました。トヨタ自動車が進める、水素とカーボンニュートラル燃料を「つくる」「はこぶ」「つかう」仲間の一員としてレースに参加しました。今後も各分野において連携を広め、世界規模でのCO2フリー水素のサプライチェーンの構築を目指していきます。
山梨県と、東京電力エナジーパートナー株式会社、株式会社巴商会、UCC上島珈琲株式会社及び東レ株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、新たに小規模パッケージ化したP2Gシステムを開発し、水素を熱源とした脱炭素エネルギーネットワーク「やまなしモデル」として、電化が困難な産業部門等の脱炭素化を目指す事業を開始しました。
山梨県リリース(PDF:106KB)、参考資料(PDF:358KB)、UCC上島珈琲株式会社リンク
米倉山で建設を進めている次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジへの入居企業(プロジェクト)について、応募のあった企業の提案内容等を審査した結果、以下の8社に決定しました。
エクセルギー・パワー・システムズ株式会社
株式会社NTTドコモ、エクセルギー・パワー・システムズ株式会社(共同事業)
東レ株式会社
株式会社巴商会
ヒラソル・エナジー株式会社
株式会社ミラプロ
武蔵エナジーソリューションズ株式会社
株式会社やまなしハイドロジェンカンパニー
山梨県、東京電力ホールディングス株式会社及び東レ株式会社は、これまで培ってきたP2G(Power_to_Gas)システムの開発成果を更に発展させ、カーボンニュートラルの実現を共同で目指すため、国内初のP2G事業会社「やまなしハイドロジェンカンパニー(以下「YHC」)を設立しました。
山梨県企業局(以下「企業局」という。)は、米倉山電力貯蔵技術研究サイト(以下「本サイト」という。)を立ち上げ、再生可能エネルギーで生活を営む社会を創造するため、電力貯蔵に関する新技術について、民間企業と共同し、研究・実証を積み重ねてきました。
具体的には、P2Gシステム、ハイブリッド水素電池システム、超電導フライホイール蓄電システム、IoTを活用した太陽光発電の計測システム、電気化学式昇圧機、純水素型燃料電池など、システム開発を主に実施してきたところです。
これらを実装する次世代エネルギーを用いた社会作りは実証段階にあり、今後これらのエネルギーシステムを実装していくためには、様々な分野のステークホルダーが連携した研究開発、技術集積、人材育成、ビジネスモデルの構築など、取り組むべき課題が山積している状況であります。
こうした課題を解決するため、電力=大規模太陽光発電施設(メガソーラー)、水素=大規模水電解装置、出荷設備、人=電気主任技術者、高圧ガス製造保安責任者などが活用できる場所は、全国を見渡しても他にはなく、多様なジャンルの事業者が一堂に会し、情報交換・情報共有・研究開発などを行うことができる研究拠点を活用した取り組みが不可欠であります。
本サイトは、ゆめソーラー館やまなしと太陽光発電所を含む米倉山県有地全体を指しており、その中で研究者の活躍の場やオープンイノベーションといった人に関する機能を集約する「次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ」をNesrad(Yamanashi_Prefectural_Next_Generation_Energy_System_R&D_Village)と称し、設置します。
このNesradのプロジェクトエリアへの入居者を募るため、本サイトを用いた実証研究・研究開発プロジェクトの提案を公募します。
【2022年1月26日追記】公募要項の応募方法に提出先メールアドレスを追記しました。
公募要項(公開用)(ワード:88KB)、提案書(様式1)(ワード:28KB)、プロジェクト提案ひな形、入居案内(別添1)(PDF:2,058KB)
山梨県、東レ株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、日立造船株式会社、シーメンス・エナジー株式会社、株式会社加地テック、三浦工業株式会社、ニチコン株式会社は、グリーンイノベーション基金事業における国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の採択を受け、コンソーシアム「やまなし・ハイドロジェン・エネルギー・ソサイエティ(H2-YES)」を構成し、大規模P2Gシステムによるエネルギー需要転換・利用技術開発に係る事業を、2021年9月1日から開始します。山梨県リリース(PDF:93KB)、参考資料(PDF:819KB)
山梨県とENEOS株式会社は、水素の利用拡大に向け、米倉山電力貯蔵技術研究サイトで製造されるグリーン水素を、ENEOS東京目黒水素ステーションへ輸送し、燃料電池車へ充填することについて合意書を締結しました。山梨県リリース(PDF:664KB)
「締結式」
「出発式」
山梨県、東レ株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、株式会社東光高岳は、米倉山電力貯蔵技術研究サイトにおいて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として共同で技術開発を進めてきた、再生可能エネルギーの電力でグリーン水素を製造し、化石燃料の利用を低減させることを目的としたプロジェクト「H2-YES」(エイチ・ツー・イエス)におけるP2G(パワー・ツー・ガス)システムの試運転並びに山梨県内の工場やスーパーマーケットでこのシステムで製造された水素を利用する実証試験を2021年6月7日から開始しました。山梨県リリース(PDF:126KB)
「H2-YES」P2Gシステム概況
米倉山電力貯蔵技術研究サイト(山梨県甲府市)内に新た開発した「電気化学式水素昇圧器」を設置し、同サイト内で製造したグリーン水素を19.6MPaまでこの昇圧器で圧縮し高圧ガスボンベへ充填する実証試験を開始しました。(国内初)山梨県リリース(PDF:222KB)、メーカーリリース(PDF:352KB)
2021年4月15日に山梨県、東電HD、東レは、これまで共同で技術開発を進めてきたP2Gシステムの成果を発展させ、更に、カーボンニュートラル実現を目指した新たな事業への挑戦に向け、共同事業体の設立をするため、検討を進めていくことについて合意しました。
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新エネルギーシステム推進室 TEL:055-234-5268 FAX:055-223-5393 |
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