ページID:65826更新日:2015年4月23日

ここから本文です。

知事記者会見(平成27年4月22日水曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

コメント

発表事項以外の質疑応答

 「第1回山梨県総合教育会議」の開催について

知事

本日(22日)午後3時より「第1回山梨県総合教育会議」を開催する運びとなりました。

昨年「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が一部改正され、本年4月1日より、全ての地方公共団体で首長と教育委員を構成員とした議論の場である「総合教育会議」の設置が必要となりました。今まで、いろいろなご意見が交換できなかった部分、教育は言うまでもなく非常に大きな県政課題の一つでもありますし、子ども達の能力が教育環境の充実によって強化をされるのか、教育を取り巻く様々な課題を解決するため、教育委員の皆様方と一緒になって人口減少の中で、産業界からの子ども達の能力に対するニーズもあります。そういう部分では、これから議論を深める場としての「総合教育会議」を活用しながら、いわゆる教育行政の「大綱」も策定しなければなりません。

その第一の視点は、子ども達にとって何が一番必要であるかを議論の過程で明確にしながらまとめていきたいと思っております。

 全国知事会について

知事

一昨日4月20日(月曜日)に、(東京で)全国知事会議が開催され、知事就任後、初めての会議に出席いたしました。

(内閣府)副大臣をしている時には、違った立場で全国の知事の皆さま方とお話をする機会がありましたが、国に対し地方自治体が連携をしながら、提案、提言することは必要なことであります。

今後も、いろいろな部門に私も入らせていただいているようですから、建設的な議論をしながら、連携し地方創生に向けて対応を進めていきたいと思っております。

 第73回国民体育大会冬季大会スケート競技会「冬季国体」の本県開催決定について

知事

平成29年度の第73回国民体育大会冬季大会スケート競技会、いわゆる「冬季国体」が本県で開催することが内定し、来週4月27日に、日本体育協会及び文部科学省など関係者が来県し、正式に開催決定書が交付される運びとなりました。

本県での冬季国体の開催は、平成16年度の第60回大会以来、13年ぶり7回目となります。

また、この冬季国体と併せ、冬季インターハイのスケート競技大会も開催されることになっております。大勢の皆様が、冬の山梨に来ていただくことは、本当にうれしく思います。

意義深い大会でありますので、全国の皆さんを、快くおもてなしの心で歓迎をしていきたいと思っております。

 プレミアム商品券などによる地域消費の喚起等について

知事

2月補正予算でもお話し、3月16日に予算が議会でご承認いただいた以降、「地域消費喚起等支援交付金」3億2千7百万余を活用したプレミアム商品券の申請書の提出を、それぞれの市町村にお願いしたところ、提出期限は明日(4月23日)ですが、既に山中湖村ではプレミアム商品券を発売し、今後、県内の市町村において順次発売されていく予定であります。

県では、県独自の施策として交付金を上乗せし、子育て世帯を対象とした事業をお願いしております。

例えば、山中湖村についても、商品券の減額という形で、子育てに活用していただきます。山梨市は、まだ発売はしていませんが、子育て世帯への商品券の無料配布の計画をお考えになっているようであります。

これらの施策を通じ、地域に波及することにより地域消費が刺激され、地域活性化、少子化、人口減少対策の推進の一つの施策として対応ができていくことを期待しております。

私からは、以上です。

発表事項以外の質疑応答

地方創生について

記者

今週の月曜日、12県の知事が子育て支援などを中心とした、「日本創生のための将来世代応援知事同盟」を発足させました。そうしたグループができたことに対する知事の所感、今後は山梨県として、そのグループに参加することがあるか、この2点についてお聞かせいただけますか。

知事

12県の知事が、子育て世代を連携して支援することについては、非常に良いことだと思います。

これからどうするかについてですが、まず私がしたいこと、しなければいけないのは、6月補正予算、総合計画の暫定計画策定に向けて全力投球で県庁挙げて取り組んでいます。その目途がついた時点で、参加するかどうかの検討をしていきたいと思っています。

全国47都道府県の知事が集まる知事会は、いろいろな切り口で政策提言、国に対するまとまった要望を出します。

これは、いろいろな角度から対応ができることと思っておりますので、県庁の中のまとめ方を見据えて判断をしていきたいと考えています。

県議会会派について

記者

昨日、県議会会派の顔ぶれが固まりました。それについての受け止めと、議会改革が叫ばれる中で議会会派に知事として求めるものについてお聞かせください。

知事

県議会の会派は、それぞれの政策や思いというものによってまとまっている形だと思っています。私がそれについて、いい、悪い、ということを言うつもりは全くありません。

ただ、私は県民党という立場で立候補し、多くの現職、首長のみなさんからもご支援いただいて当選させていただきました。県民党という部分で会派構成がどうなるかということは、私自身も含めた県の執行部と議会とは、二元代表制のそれぞれの役割を持っています。

議会は、私どもがお出しした予算など政策のチェックをしていただく。そして、私どもはどんな会派構成であっても、きっちりと私どもの考えを議会の皆様方に説明してご理解いただくということはいささかも変わりはないと思っています。

これからも、新しく決まった会派の皆様方ときっちりと連携を取りながら、政治家として、また、県民の代表者としての役割をお互いが切磋琢磨しながら県内経済の活性化、人口減少という大きな課題、あらゆる課題にそれぞれ両輪としての役割を担っていかなければならないと思っています。

記者

議会改革ということについてはいかがでしょうか。

知事

議会改革というのがひとことで何をおっしゃりたいのかよくわからない点がありますが、県民の皆様方からいろいろなご意見やいろいろな考えがあるものは真摯に受け止め、それをベースにしながら議論をしなければいけないという立場に私は立っていると思っています。

議会改革という大きなテーマになると、今おっしゃられた部分を議会の皆様方が改革をする、という大きな県民のご意見があれば、それに真摯に向かい合って議論を進めるべきだと思っています。

 富士スバルラインの復旧について

記者

富士スバルラインが通行止めになり、数日間復旧に係る見通しだということですが、今の時点で観光面(の影響)をどのように考えていらっしゃるか教えていただけますか。

知事

昨日の朝、5時30分ごろ雪崩を見つけました。規模は延長約80メートル、うち道路上は約20メートル、道路幅約10メートル、高さ約1メートル、土砂の体積は約200立方メートルだと報告を受けています。

これは順次、昨日9時から除雪作業に着手しまして、昨日中に除雪作業は完了した報告を受けています。それから、仮復旧工事に今日から本格的に着手しています。先ほど、改めて確認しましたところ、(多くの観光客が予想される)大型連休までには確実に完了でき、早ければ今週中に全面復旧できるように今作業を進めているという報告を受けています。

県議会議員選挙の選挙公報について

記者

県議選の選挙公報についてお伺いしたいのですが、全国10ほど出していない県がありまして、山梨県もそのひとつですが、県選管に聞きましたら、慣例として出していないということですが、選挙がはじまってから我が社の方には何でこの候補者の訴えがわからないのかというお電話もちょうだいしました。

これについて、知事は現状をどのように受け止めているか、変える必要があるかということについてお考えをお聞かせください。

知事

選挙公報というのは、例えば、(今回の)知事選の時には3人の方が立候補し、3人が1枚の紙を等分のシェアをして、それぞれ訴えを比較するという有効な手段だと思っています。

衆議院議員時代の一番多いときは、旧3区で4人か5人の方が立候補し、等分で割っていました。

今の県会で選挙公報ができていないということは、国政選挙や知事選と比べて立候補者が多いということで、それぞれの候補者全てと広報物を出す主体である選挙管理員会の作業がネックになっているのではないかと推測はします。今、お話しがあったように、あった方が良いとは思いますけれども、それぞれの全ての候補者から、そういう広報なるものの公約をもって掲出ができるのかという候補者の実態と、それを受けてまとめて出す選挙管理委員会の印刷を含めて、新聞折り込み広告にする作業時間等の制約をどうクリアするかということなので、私の方から関係部署の方へどういう形で受けるのか、ただこれは議会というさきほどの部分で議員さんがどうお考えになるかということですから、また改めて意見交換する場になりましたら、そういう話が記者会見で出たということは、私の方から議員の皆様方にお話しをしておきたいと思います。

 統一地方選挙について

記者

昨日、統一地方選の後半戦第二陣の告示があったのですが、町村議選で4つ無投票当選がありまして、前段の県議選でもかなり無投票当選が多かったのですが、県内の議員もかなりの割合で無投票で決まるという現実について知事の所感をお聞かせください。

知事

4年前は3.11という大きな災害の直後に統一地方選挙だったと記憶しています。その時はメディアを含めて有権者の皆様方もいろいろな選択肢を求めながらも、選挙に行くかどうかということもご判断できないような状況もあったと思います。今回、それから4年経って、今ご指摘のとおり、できるだけ選挙はいろいろな選択肢を有権者の皆様方に出した方が良いと個人的には思います。

ただし、法令に基づいたいろいろなハードルというか、ルールは当然ありますから、それに対応ができるかどうかということも候補者自身もお考えになるでしょうし、できるだけ当選をしたいという気持ちもあるでしょうから、いろいろな地域性の部分で最終的に候補者をどうするか。立候補を今日の報道で直前に断念されたという方もいらっしゃるというものも拝見させてもらいましたけれども、有権者の方ができるだけたくさんの選択肢の中で選びたいというお気持ちと、候補者というものをどのように育てていくかということを社会全体で考えなければいけないと個人的に思っています。特に町村になると、いわゆる議員報酬も、多いか少ないかは人によって見方は違いますが、それだけでは少なくとも生業として対応できないというお話しを候補者の方々や議員の方からよく聞きます。そういうものも含めて、立候補しやすい環境を法令も含めて社会全体で考えていけなければならないということを改めて感じました。無投票当選が良いかどうかということは、私が言うべき立場ではありませんから、コメントは申し訳ありませんが正式には申し上げられません。

 県立高等専門学校について

記者

県立高専について伺います。3月の会見で、できれば年度内に指針ということをお話しになりましたが、その後、庁内での検討段階はどのような状況にあるでしょうか。

知事

3月末にご報告したように、産業政策課の中に高専設置準備担当というポジションを作ってあります。

これも以前からお話ししているように、高専に行くであろう子どもたちの思いと、卒業した方を採る側の県内を中心とした経済界のニーズというのを、高専準備担当を中心に、特に機械電子産業の企業の皆さんへの聞き取り調査を始めています。

これをどの程度までまとめるかということですが、一番の基幹産業ですから、会社数も中小も含めると非常に多いですから、そこのニーズをベースとして把握して、これが学校の規模や学科というものに関係してきますので、その作業をしている途中だとご理解いただければと思います。

記者

その調査をまとめる時期というのは何か目処は付けているのでしょうか。

知事

1つの目処は、6月議会にはいろいろな形でご議論が出るでしょうから、その時までには、全ての悉皆調査にはならないかもしれませんが、ある程度の経済界、また子どもたちの思いというものも、サンプル数は少ないかもしれませんが、なんとか方向感が出れば、議会の皆さんにも(調査状況の)説明ができていくのかと思っています。

 山梨リニア実験線について

記者

昨日リニア実験線で時速603キロメートルという結果を出しましたが、これについての知事の所感を教えてください。

知事

ギネスブックに登録するようですが、素晴らしいと思います。やはり日本の技術というのは基礎研究だけではなく、世界に伍した高い技術だと改めて感じました。

それが12年後には実用化で、山梨県も通過でなく、大きなプラスに転じる交通手段が確立されますから、私がいつもお話ししているように二段階目の2027年の前後には、そのギネスに載るような素晴らしい技術やスピードを持つリニアというものを、山梨の成長に改めて良い加味をしながら、山梨づくりをしていかなければならないということを痛感しました。

 

以上

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

同じカテゴリから探す

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop