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ページID:32862更新日:2015年4月17日
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木材加工科では、カラマツに代表される県産材の有効な利用方法を確立するための高度加工技術に関する研究に取り組んでいます。低質資源からボード、積層材の開発・評価、木質材料の複合化・機能化、木材の強度評価、間伐材の利用技術等の研究を進めています。具体的には、以下をご覧下さい。
スギ素材は今後、平角材の木取りに適した中目材主体の供給が予想されます。梁桁など横架材としての利用を推進することを目的に、平角材の材質調査や強度試験を実施し、信頼性の高い等級区分の技術開発を行っています。
写真 曲げ強度試験の様子
EUでは、新しい木質材料CLT(直交集成板)が中層規模のホテルや共同住宅等の壁や床などに使用され普及しております。平成25年12月20日に「直交集成板の日本農林規格」が制定され、日本でも今後EUと同様のことが期待されます。そこで、山梨県産スギ材からどの程度の品質のCLTラミナが得られるか調査を行い、県産材のスギについてのCLTラミナの材質に関するデータを蓄積することを行っております。
写真 スギCLTラミナの縦振動法による動的ヤング係数の測定風景