ページID:64594更新日:2015年2月6日
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ニホンジカやニホンザルなどの鳥獣による被害が、各地で発生しています。そのような鳥獣被害に対し、南アルプス市は市民を中心とした対策協議会を設置し、対策を進めています。協議会には、当所研究員などが専門委員として加わり、専門的な知識や技術のアドバイスを行っています。そのような中、2015年2月4日に専門委員が招集され、協議会の専門部会が開催されました。当所からは2名の研究員が参加しました。
当日は、協議会の事業として実施した捕獲の実績、今年度の事業の成果報告会の内容、捕獲の効果を検証するための痕跡調査の結果、来年度の事業などについて審議が行われました。
本協議会は設置して3年目となりますが、専門委員の技術指導を受けた市民による捕獲が進められた結果、設置当所は多数見られた足跡などの痕跡がほぼ見られなくなりました。また、これまでは主に1つの地区を中心に協議会の活動が行われてきましたが、徐々に他の地区にも活動が広がってきています。当所としては、今後も専門的な知見を提供し、鳥獣被害対策に貢献して参りたいと考えております。
(森林保護科 飯島勇人)