トップ > 観光・スポーツ > 観光情報 > 富士山を安全に登るために

ページID:61213更新日:2018年12月21日

ここから本文です。

富士山を安全に登るために

富士登山を楽しい思い出にしましょう!

吉田ルートについて

外部リンク(富士登山オフィシャルサイト)

富士山全体について

外部リンク(富士登山オフィシャルサイト)

富士登山をされる皆様へ「富士山保全協力金」のお願い

 山梨県では、美しい富士山を後世に引き継ぐため、富士山保全協力金制度を実施しています。登山者から頂いた協力金は、トイレの新設・改修などの富士山の環境保全対策、救護所の拡充などの登山者の安全対策、信仰の対象、芸術の源泉として富士山が有する価値の情報提供等といった事業に使われます。

登山計画書を提出しましょう!

登山は事前の準備が大切です。自分の技術や健康状態を十分に把握した上で、事前にしっかりと登山計画を作成しましょう。

登山計画書の提出方法は次のとおりです。

 登山計画の作成・共有には、(公社)日本山岳ガイド協会が運営する、全国の山域に対応したオンライン登山計画共有システム『コンパス』が便利です。

 『コンパス』のサイトで登山計画をパソコンやスマートフォンで作成し、登録することで、仲間や家族、山岳団体等の間で共有することができます。

 さらに、万が一、噴火や大量遭難などが発生した場合は、県や県警が情報を共有し、迅速な捜査・救助に役立てます。 

混雑を避けて登りましょう!

  • 富士山登山は、例年7月下旬から8月下旬に多くの登山者で混雑しています。特に、週末、中でも土曜日には、山頂で御来光を拝むため、未明から山頂付近の登山道や山頂で、登山者の数珠つなぎの渋滞が生まれ、将棋倒し等による事故も懸念されます。
  • 吉田ルートでは、山頂でなくても御来光を見ることができるので、週末や深夜等の混雑するタイミングを避けて行程を組み、ゆとりある登山をお楽しみください。

御来光館(八合五勺)から見える御来光

山頂で御来光を拝観しようとする登山者で混雑する登山道

御来光館(八合五勺)から見える御来光

山頂で御来光を拝観しようとする登山者で混雑する登山道

余裕を持ったスケジュール、万全な体調で登山しましょう!

  • 事前にしっかり休養を取らずに夜通し登山する、いわゆる弾丸登山はケガや高山病などの原因となります。
  • 山小屋でゆっくり休んで余裕のある登山を心がけましょう!
  • また、富士山の高度に体を適応させるため、五合目で少なくとも1時間の休憩をとりましょう!
  • 持病がある方は、事前にかかりつけ医に相談しましょう!
  • 脱水症にも気をつけましょう!水分(スポーツドリンクを薄めたものなど)をこまめに補給しましょう!

万全の装備、準備をして登山しましょう!

  • 富士山は活火山です。突発的な噴火などに備えてヘルメットや防塵マスクを持参しましょう!

ヘルメットは落石や転倒の際も頭部を守ってくれます。

マスクは砂ぼこりの多い下山道でも役に立ちます。

  • なお、万が一の場合に備え、登山日程等を家族などへ必ず伝えましょう!
  • 登山靴、雨具(セパレートタイプのもの)、防寒着、ヘッドランプ、地図も必須です。
  • 靴底の応急修理やケガの処置にテーピングテープが役立ちます。

天気の急変、気温の変化に注意して登山しましょう!

  • 富士山の天候は急変します。雷や突風に気をつけましょう!
  • 山頂は、夏でも真冬並の気温となります。防寒対策を十分に!

(日の出前は、気温が0℃近くまで下がることもあります。)

薄手のダウンジャケットやフリースなど着脱が簡単で、重ね着が可能なものがお勧めです。

グループで登山する際には、仲間とはぐれないように注意しましょう!

富士山へのグループ登山で、仲間とはぐれる事例が多発しています。このため、はぐれた仲間が吉田口(山梨県側)ではなく須走口(静岡県側)に下山をしてしまったり、帰路のバスや電車に間に合わない等の事態となっています。

グループでの登山では、次の点に注意し、仲間とはぐれないようにしましょう。

  • 別行動をとらない(常に仲間がいるか確認する)
  • 別行動をとる場合には、集合場所や集合時間、宿泊場所等を全員で確認する
  • 全員の連絡方法を事前に確認する(※海外の携帯電話は使用できない)
  • はぐれてしまった場合は、標識を見て登下山する(登山口により色が決まっており、標識にこの色が表示されている)

救護所

  • 吉田ルートには次の3つの救護所があります。

五合目救護所(山梨県富士山五合目総合管理センター内)

七合目救護所(鎌岩館下)登山道沿い

八合目救護所(太子館内)登山道沿い

救護所によって開設時期が異なります。事前に確認しましょう!

吉田ルートの下山道沿いには救護所はありません。

ケガなどで動けない場合は、近くの山小屋に救助をもとめるか、

山梨県富士山五合目総合管理センター又は富士山登山者安全対策現地連絡本部(TEL:090-5190-0167)に連絡してください。

携帯トイレを持参しましょう!

  • 7月1日から7月10日までは全ての山頂トイレが使えません。携帯トイレを持参しましょう!
  • 時間帯によってはトイレが混雑することがあります。万が一の場合にも携帯トイレは有効です。

携帯電話のバッテリーに注意しましょう!

  • 平地と違い、携帯電話のバッテリーの消耗が早いです。緊急時の連絡手段の確保のため、予備のバッテリーなどを持参しておくことが良いでしょう!

下山時も気を抜かずに!

  • 富士山には4つのルートがあり、ルート毎に黄色・赤色・緑色・青色で色分けされています。
  • 事前に自分のルートをしっかり確認しましょう!
  • 吉田ルートと須走ルートの山頂から八合目までの下山道は同じ道を下り、下山道八合目で分岐します。
  • 道を間違えないよう、ルートを標識でしっかり確認しながら、出発地点へ戻りましょう!
  • 吉田ルート下山道の八合目から七合目トイレまでは距離が長いので注意してください。
  • 吉田ルート下山道は八合目より下では飲物を購入できません。下山前に、十分な飲物が残っているか確認しましょう!
  • 下山する体力を残しておくこともポイントです。

山頂からの下山道(ブル道)通行止め期間について

  • 7月1日~9日の間は、下山道(ブル道)は使用できません。この期間は、山頂から本八合目までは登山道を下山してください。

より詳しい情報

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部世界遺産富士山課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1316   ファクス番号:055(223)1438

同じカテゴリから探す

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop