ページID:103927更新日:2023年9月28日
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令和3年5月18日に一部報道において、令和元年に雨畑川沿いで発覚した汚泥不法投棄に関し、「不法投棄汚泥に含まれる凝集剤であるアクリルアミドポリマー(以下、「ポリマー」という。)が、南部町内の富士川の泥から検出された。ポリマーは、紫外線で分解して発がん性が指摘されるアクリルアミドモノマー(以下「モノマー」という。)に変化する可能性がある。」と報道されました。
同年5月20日に長崎知事は、「報道にあるようにポリマーやモノマーが富士川水系に存在するのか、直ちに事実関係の確認を行う。」と表明しました。
このことについて、本県の行った対応は次のとおりです。
令和3年7月27日_山梨県と静岡県の両県知事が意見交換を行い、「富士川の豊かな水環境の保全に向けた山梨県・静岡県協働プロジェクト」に係る覚書を締結(覚書書(PDF:420KB))
令和3年7月28日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水等に係る調査(1回目)を実施
同年9月17日_富士川水系の河川水等に係る調査(1回目)の結果公表
同年10月27日_富士川水系の河川水等に係る調査(2回目)を実施
同年12月24日_富士川水系の河川水等に係る調査(2回目)の結果公表
令和4年1月27日_富士川水系の河川水等に係る調査(3回目)を実施
同年3月25日_富士川水系の河川水等に係る調査(3回目)の結果公表
令和4年5月11日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水等に係る調査(1回目)を実施
同年5月24日_静岡県が独自に再調査を実施
同年6月21日_富士川水系の河川水等に係る調査(1回目)の結果公表
【5月調査結果の概要】
モノマーは、山梨県内で国交省が実施した地点では、定量下限値未満となり、静岡県が実施した地点のうち3地点で定量下限値以上の値を検出した。(5月調査結果の詳細(PDF:166KB))
同年8月3日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水等に係る調査(2回目)を実施
同年9月28日_富士川水系の河川水等に係る調査(2回目)の結果公表
【8月調査結果の概要】
モノマーは、静岡県が実施した地点のうち3地点で定量下限値以上の値を検出した。
同年10月19日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水に係る調査(3回目)を実施
同年11月30日_富士川水系の河川水に係る調査(3回目)の結果公表
【10月調査結果の概要】
モノマーは、静岡県が実施した地点のうち3地点で定量下限値以上の値を検出した。
同年12月8日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水に係る調査(4回目)を実施
令和5年2月10日_富士川水系の河川水に係る調査(4回目)の結果公表
【12月調査結果の概要】
モノマーは、静岡県が実施した地点のうち4地点で定量下限値以上の値を検出した。
令和5年2月8日_静岡県や国交省とも連携し、富士川水系の河川水に係る調査(5回目)を実施
令和5年3月24日_富士川水系の河川水に係る調査(5回目)の結果公表
【2月調査結果の概要】
モノマーは、静岡県が実施した地点のうち4地点で定量下限値以上の値を検出した。
山梨県と静岡県が協働し、国土交通省も連携協力して実施している富士川水系の河川水等に係る調査結果は次のとおりです。
4月調査結果(令和5年4月19日実施)(PDF:121KB)
6月調査結果(令和5年6月21日実施)(PDF:121KB)
令和3年5月27日_分析方法が確立されていない等の課題があるポリマーの調査について、長崎知事は、調査計画の立案を外部委託し速やかに調査を行い事実関係を明らかにすることを表明
同年11月16日_一部報道で示された方法概要を参考※に有識者にも意見を伺い検証を重ねたが、調査を有効に実施するためには分析方法の開発が必要との見解を発表(検証状況概要(PDF:92KB))
※当該報道機関へポリマーが検出された地点や分析方法の詳細について情報提供を求めたが、具体的な協力が得られなかった。