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ページID:32861更新日:2023年7月7日
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資源利用科では、森林資源を効率的に利用するために、木材の材質特性の解明、木質燃料の品質に影響する要因の解明、ICTを活用した森林調査法などの研究を行っています。具体的には、以下をご覧下さい。
補足資料1. GeoTiff画像から地図タイルセットを作る手順(PDF:239KB)
補足資料3. オリジナルマップの座標系変換(PDF:277KB)
木質バイオマスは、これまでも暖房用エネルギーとして薪などが利用されてきましたが、近年では木屑を造粒したペレットも徐々に使われるようになりました。しかし、品質に関しては未解明のところが多々あります。そこで本研究所では、薪やペレットの品質に関する検討を行い、安心・安全なバイオマスの普及を目指しています。
写真 研究所で造粒したペレット
EUでは、新しい木質材料CLT(直交集成板)が中層規模のホテルや共同住宅等の壁や床などに使用され普及しております。平成25年12月20日に「直交集成板の日本農林規格」が制定され、日本でも今後EUと同様のことが期待されます。そこで、山梨県産スギ材からどの程度の品質のCLTラミナが得られるか調査を行い、県産材のスギについてのCLTラミナの材質に関するデータを蓄積することを行っております。
写真 スギCLTラミナの縦振動法による動的ヤング係数の測定風景
下刈りは育林経費に大きな割合を占めていますが、下刈りの低コスト化に関する試験研究事例は多くありません。そこで、造林木の成長を大きく損なわず、低コストで実施可能な下刈りの省力指針を提供することを目的として研究を行っています。
写真 群状伐採して植栽した箇所において、下刈りを実施した様子