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ページID:32858更新日:2016年8月17日
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育林・育種科では、優良なタネや苗木の生産方法、持続可能な森林の育成・管理方法の確立、貴重な遺伝資源としての森林の評価やその保存方法などについての研究を行っています。具体的には、以下をご覧下さい。
下刈りは育林経費に大きな割合を占めていますが、下刈りの低コスト化に関する試験研究事例は多くありません。そこで、造林木の成長を大きく損なわず、低コストで実施可能な下刈りの省力指針を提供することを目的として研究を行っています。
写真 群状伐採して植栽した箇所において、下刈りを実施した様子
森林環境税が導入されるなど、広葉樹林施業、針広混交林施業推進への要望がますます高まっています。そこで、より精度の高い技術指針を作成することを目的として、広葉樹林の造成を行った箇所の追跡調査、保育対象樹種の光合成速度などの生理特性の測定を行っています。
写真 帯状伐採により造成された針広混交林施業地(甲府市有林)
本県に固有な希少植物種、観光資源として有用な種等について、バイテク技術を用いて、効率的なクローン個体等の増殖・保存技術の開発を行っています。
写真 試験管中で保存中のミヤマハナシノブ