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ページID:86525更新日:2018年12月7日
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山梨県と四川省は友好県省関係を結んでおり、2016年から「森林分野に関する交流」を行っています。今年は、「松くい虫の研修」および「山梨県の森林・林業の視察」が主なテーマになっており、6月27日から3名の研修員(内1名は通訳)が山梨県に来られました。1ヶ月間、当研究所でも森林関係部署や国際交流関係部署と共に、研修を行っています。
松くい虫は四川省に近年、侵入・拡大し、大きな問題となっています。アカマツやクロマツは松くい虫に弱く、山梨県でも本病をなかなか抑えることができずにいます。ただ、幸いなことに、四川省に広く分布するバビショウ(馬尾松)は、アカマツより松くい虫に抵抗力があることがわかっています。それでも、被害が広がり、防除はなかなか大変ですが、山梨県の松くい虫防除の技術が役立てばと願っています。