トップ > 組織案内 > 林政部 > 山梨県森林総合研究所 > 研究所の業務の紹介 > シンポジウム「南アルプス高山帯のニホンジカとどうつきあうか」を開催しました
ページID:68368更新日:2015年9月7日
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これまで低地にしかいなかったニホンジカが、南アルプスの高山帯にまで登るようになり、高山植物が食べられる、踏みつけが顕著になるなどの影響が出ています。当所では、三井物産環境基金より研究助成を頂戴して、その現状把握や対策の提言などを行う研究課題に取り組んでいます。この研究課題の一環として、9月2日にシンポジウムを開催しました。
山梨の報告の後、信州大学の竹田謙一准教授、静岡県自然保護課の石川佳寛主任より、長野・静岡での取り組みをそれぞれご紹介頂きました。その後、約80名の参加者とともに、高山での捕獲や被害対策、それを推進するための体制やシステムなどについて議論しました。今後どのように高山帯でのニホンジカに対峙していくかについて、共通認識が高まり、取り組みが推進される機会になったと思っています。
(環境保全科 長池)