インタビュー

ママ防災士「韮崎mamaモンズ」 永田桃子さん 松本久美
Vol.56 【子育て】子育て中のママ・パパに防災意識を持ってほしい!
今回のゲスト
ママ防災士「韮崎mamaモンズ」 永田桃子さん 松本久美さん
※防災士とは防災に対する意識と一定の知識・技能を持っていることを認証する民間の資格です。

乳幼児の親子を対象として、防災啓発活動を実施

地元の熊本で地震が起こり(熊本地震:平成28年4月14日発生)、周りの熊本出身者と、何かできることがないかと集まったのが「韮崎mamaモンズ」の活動を始めるきっかけです。
初めは、熊本へ義援金や支援物資を送る活動を行いました。活動をする中で、被災地でママ達が過酷な状況で頑張っていることを知り、私たちも災害に備えておかなくてはと、まずは学ぶことからスタートしました。そして学んだことをもとに、現在は乳幼児親子向けの防災講座などを行っています。
今までに
・おんぶ講習会:避難する際には、両手が使えるおんぶが有効なため、おんぶの体験をしてもらう
・防災バック作り体験:各家庭で必要なものを考えてもらい、見本のグッズを実際にリュックに詰めてもらい、どのくらいなら入るのか、重さはどのくらいになるのか体験してもらう
・防災ピクニック:屋外でポリ袋を使った食事作りを行い、食事をしたり、外遊びを楽しんだり、ミニ防災講座を行う
・防災シアター:親子向けにミニ防災講座を行う

女性、子育て中の母親ならではの防災の視点

災害に対する備えは、各家庭で異なります。
特に、乳幼児のいる家庭は、月齢・アレルギーの有無・お子さんの体質・季節などで必要なものが大きく変わってきます。お子さんのことを1番わかっているのは、ママやパパです。そのことに改めて気づいて頂き、ご自分の家庭には何が必要かと考えて頂くお手伝いになればと思っています。
また、活動を定期的に行うことで、こまめに見直して頂けるきっかけにもなればと思っています。

これからのチャレンジ ~防災意識を多くの人にもってもらいたい~

防災と聞くと、堅いイメージをもたれる方がいまだに多いように感じます。韮崎mamaモンズは、子育て中の現役ママです。同じ立場で話をできるからこそ、大切な人を守るために必要なことが伝わるのではないかと思います。来年度は市と連携をとることができるので、これを大きな力にして、まずは韮崎在住のママやパパみなさんに防災意識を持ってもらいたいです。そして、他の地域や県下などに広まっていって欲しいと思っています。

これからチャレンジする女性へのメッセージ

『あきらめないで続けていくことが大きな一歩の始まりになる』
私達にも、韮崎mamaモンズを続けていくかどうかを考える、ママならではのタイミングが何度かありました。仕事と両立するのが大変になったり、子どもが体調崩して大変だったり、やめてしまおうと思うタイミングは多々ありました。それでも、続けていくことで、今回のようにインタビューを受けたり、市に声をかけてもらったりと、いろいろなご縁に出会うことができ、良い方向に進んでいきました。だから、何でも続けてみること。あきらめないで続けていくことが、大きな一歩の始まりになると思います。

バックナンバー

永田さん、松本さんのこれまで

松本さんが熊本市の出身、永田さんが天草市の出身。

二人ともご主人が同じ会社に勤務、転勤のため熊本県から韮崎市に引っ越してきた。
 松本さんは娘が3ヶ月の時、永田さんは娘が5ヶ月の時に転居。住み始めて5年近くなる。

お二人とも、子育て支援センターを頻繁に利用。現在は韮崎市子育て支援センターにら★ちびのスタッフ

H30チャレンジインタビュー防災講座