インタビュー

《キャリアコンサルタント》 三澤洋美
Vol.34 【キャリアアップ・再就職】自分を磨いて再就職 人と仕事を結びつける仕事がしたい
今回のゲスト
《キャリアコンサルタント》 三澤洋美さん
(甲府市)

退職したことでキャリアの棚卸しができた

 東京エレクトロンAT(株)のキャリア開発センターで働く三澤さんの仕事は、新人研修などの人材開発と社員のキャリアに関するカウンセリング。
 「若年者の就職支援の仕事に就きたいと思っていたんですが、今やっている仕事もおなじことなんですね。」という三澤さんは、結婚前は仙台の人材派遣会社でコーディネーターをしていました。厳しい仕事でしたが、徐々に取引先や派遣社員との間に信頼関係が築かれ、仕事をすることの醍醐味や、人と仕事を結びつけることの意義を感じていました。そんな折りに結婚により転居となり、やむなく退職しましたが、仕事がおもしろくなってきた時期の退職は残念だったと言います。しかし、長時間で不規則なハードワークをいつまで続けられるのかという不安は以前からあったので、気持ちを切り替え、専業主婦をしながら自分のキャリアの棚卸しをすることにしました。

自分の能力を資格として形にする

 前の職場で、コーディネーターの仕事にはキャリアコンサルタントの能力と資格が必要だと言われていたこともあり、独立行政法人 雇用・能力開発機構に通って学び、受験資格を取りました。また、職業訓練講座を受講し、自己流だったパソコンと簿記の技術を身につけ、日商簿記2級の資格を取りました。
 「自分ができるのは人と仕事を結びつける仕事。」職名は何であってもそういう仕事をまたするつもりだったと言います。

キャリア・カウンセラーとして

 講座修了後、キャリアコンサルタントを探していた東京エレクトロンAT(株)に嘱託社員として就職し、翌年正社員となりました。資格を取ったら仕事があるというものではない中、ラッキーだったと言います。
 職場では、女性社員のキャリアに関する悩みも聞きます。「一般職もですが、特に女性のエンジニアには『1年休むと技術の進歩についていけるだろうか』という心配があります。だから、女性エンジニアにとって出産は大きな転機になることがあります。」
 会社でも、女性の活用についてこれから積極的に取り組むということです。

 三澤さんは休日にも、勉強会に参加したり、NPO法人山梨県キャリアコンサルティング協会の研修企画・講師の仕事をしたりしています。協会での活動は励みになると言います。「同じような仕事をしていたり、同じようなことを考えている人が多いので、元気になるし、良い仕事をしようと前向きになりますね。」忙しい三澤さんですが、家事は早く帰った方が夕食を作るなど夫と協力して行っているそうです。
 「もっと勉強して、良いカウンセラーになりたいですし、講師をすることも多いので聞く人が納得できる講義ができるようになりたいと思っています。今あるものを積み上げていくのが私のキャリアです。」

☆三澤さんからのメッセージ☆

自分が何をやりたいのか、自分が何ができるかをしっかり見つめ、それを軸として持っていれば、自分が求める職種や職場とは違っても、きっと自分のしたい仕事ができると思います。
自分のやりたい仕事ができるように職場を改革していくやり方もあります。
どうしても迷ったときは、ぜひキャリア・カウンセリングをご利用ください。

バックナンバー

三澤さんのこれまで

人材派遣会社で、コーディネーターとして働く。平成16年に結婚、転居のため退職、専業主婦となる。

再就職に向けて(独)雇用・能力開発機構の講座で学び、キャリアコンサルタント受験資格と簿記2級を取得

平成17年7月に東京エレクトロンAT(株)に嘱託職員として入社。平成18年から正社員へ。この間にキャリアコンサルタント資格を取得。
現在、同社で働き続けるとともに、NPOでも活動している。

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