インタビュー

《喫茶店・そば処 代表》 横瀬早苗
Vol.23 【起業】仲間と楽しく仕事がしたい
今回のゲスト
《喫茶店・そば処 代表》 横瀬早苗さん
(上野原市)
喫茶店「さんぽみち」、そば処「花の里」代表

近所の仲間で始めた喫茶店

Qこのお仕事を始めたきっかけは何ですか?
県道沿いで仕事をしていた夫が県外ナンバーの車やツーリングバイクの交通量が多いことを感じて「お店でもやってみたらどうか」と提案してくれました。
近所でケーキ、パン作りが上手でもある武原さん、同年代の奈良さんと3人で「田舎でもできることがあるのではないか、この道は何もないから休めるところを作ろう」と決意し、喫茶店を始めました。

Q迷いやトラブルはありませんでしたか?
迷いよりも思い入れの方が強かったですし、出資金の問題や運営方法等は夫も同席してくれて3組の夫婦で何度も話し合いました。私達は皆が同じ立場で同じ所からのスタートだと思っています。トラブルもその都度その過程でいろいろあり、一言ではいえませんが、お互いそれぞれの意見を受け入れながらやってきました。

Q次におそば屋さんを始めたきっかけは?
2年経って少し先が見えてきた時、昔から使われてきた近くの粉ひき水車に気づき、地元の良さを味わってもらうためには地元産のソバ粉を使ったおそばが良いのではないかと話し合いました。そこで岡部さん、舩木さんが新たに加わり、そば屋を同じ敷地内に建ててスタートしました。

Qご家族のサポートはいかがですか?
日々の生活に追われがちですが、夫達が相談相手になってくれるし、家のことにも協力的です。基本となる生活は夫が守っていてくれたからできたと思って感謝しています。

自分たちも楽しみながらやっていきたい

Qこの仕事をしていて嬉しかったことは何ですか?
県外の人はもちろん、地元の人に思っていた以上の反応があり嬉しかったです。孫のためにパンやピザを持ち帰りように買っていってくれたり、この地域にお嫁にきた人がPTAの帰りに憩いの場として寄ってくれたりして、とても嬉しく思っています。

Q今後の抱負をお聞かせください
無理をしたら続かないので、先ず健康第一できちんとした生活ペースを保ちながらやっていきたいです。自分たちが楽しくなければお客さんにも安らいでもらえないと思うので健康面に気をつけて自分達も楽しみながらやっていきたいと思います。

☆メッセージ☆

先ずは、一歩踏み出す事。そして辛抱する事です。それ以上に得るものがあるはず!!


(右に掲載してある写真)
1番上:武原さん、2番目:岡部さん 〈当日 取材に御協力いただきました〉
3・4番目:「さんぽみち」のピザ、5番目:そば処「花の里」外観 


取材日:平成17年9月28日

バックナンバー

横瀬さんのこれまで

上野原町西原に嫁ぎ、地元の会社で働きながら自然の中で穏やかな生活を送る。

夫のひと言がきっかけで喫茶店を始めることを決意。 近所の主婦2人と「さんぽみち」をオープンする。

喫茶店が順調にスタートし、地元の味を楽しんでもらいたいと2年後さらに2人の主婦が加わり、そば処「花の里」をオープン。

5人のチームワークと家庭的な味、アットホームな温かさが好評で10年目を迎える。

横瀬早苗さん(4人)
横瀬早苗さん(パン)
さんぽみち(武原さん2)
さんぽみち(ピザ)
花の里