インタビュー

《輸入雑貨・セレクトショップマイダス   グループマネージャー》原田照美
Vol.45 【働く】本物の良いものをお客さんに提供したい
今回のゲスト
《輸入雑貨・セレクトショップマイダス   グループマネージャー》原田照美さん

何かしたい!そんな思いを形に輸入雑貨店をオープン!

 最初にお店をオープンしたのは27歳の時でした。「自分の好きなものを売りたい」そういう気持ちを持っていて、何か商売をやりたいと考えていました。
 最初の店は昭和町にオープンしたのですが、その当時は取引先のメーカーさんも心配するくらい周りにはお店もないし、人通りも少なかった。でも私の思いはここでやるんだと決めていました。
お店を始めるにあたっては、雑貨だけ、洋服だけというのではなく、生活全般に関わるお店、バラエティがあるお店にしようというコンセプトがありました。それはお客さんは皆さんいろんなものに興味があるからです。始めた当時はそういうスタイルのお店はなかったと思います。でも、新しいものをみんなが求めていた時代でしたから、最初から多くの方が来てくれました。
 それからは甲府駅ビル(エクラン)やイオンモールなどにもお店をオープンし、現在6店舗になりました。それぞれ輸入雑貨や、インポートウエア、子ども服などを販売しています。

一日が短く感じるほどたのしい。良いものをお客さんへ!

 お店のコンセプトは主人と二人で決めていくのですが、私は思い立つとすぐ実行に移したくなるんです。新しいメーカーの商品も「これを販売したい」と思うとすぐ実行してしまいます。商品の方向性は時代とともに変わってくるので、常にいろんなお店を見て、その良いところを自分のお店にも取り入れています。
 同じ商品でも置いてある空間で見え方が変わってきますので、その空間をつくることはすごく楽しいです。逆にヒット 商品であっても、お店に置いておかしいと感じるものは置きません。儲けを考えれば扱った方がいいものもありましたが 自分の中ではそれは出来ませんでした。
 お店で新しく扱う商品は実際に見て決めています。雑貨も洋服も、すべてそうですが良いものじゃないと続かないんです。お客さんが昔買った子ども服を、今度は孫に着せたいと言ってくださるのですが、そういう風に良いものは時代が変わっても繰り返し着られるんですね。
 私は自分のお店がそういう本物の良いものをチョイス出来る場所でありたいと思っています。
 これまで働いてきて苦労したと思ったり、辞めたくなったことはないですね。それよりもお店にいると「あれもしたい」と思ってじっとしていられなくなるので、一日が本当に短いです。常に何かを変えたくなる、変化が欲しくなるので、そう思うと走り出して実行してしまいます。

これからのこと 〜あたらしい取り組み、新しい希望〜

 最初にお店をオープンしてから22年が経ちましたが、その期間がすごく短く感じます。今が折り返しだとするとこの先も同じように短いのでどうしようかと思います。やりたいことがあるので厳選してやっていかないといけないですね。
 昨年知人で料理研究家の真藤さんと共同で県産果物を使った商品を作ってお店で販売しました。地域の食材を使う地産地消ですね。彼女の腕がいいのでとても美味しい商品となりました。また次の商品も検討中なんですよ。
 これからは、例えばリカブの空間をイメージした家づくりやこれまでとは違ったリゾート地でのお店といった新しいことにも興味があります。家はその人の人生で一番大きな買い物ですから、その中に私のお店で売っているものを飾ったりしていただいて、それでその家や生活がステキになったら最高に楽しいですよね。
 実現するかは分らないのですが、そんな風に今後の抱負は自分にできることがあるなら、もう少しやっていきたい、表現していきたい、そういう希望を持っています。

これからチャレンジする女性へのメッセージ

 それぞれ生き方が違うから一概にこれをとは言えないけど、仕事でもそれ以外のいろんな活動でも好きなことをやるのが一番大事です。
 自分が楽しいことをやっているといろんな意味で周りも幸せになるんじゃないかと思います。考え方しだいで気持ちも変わってくるから、明るく楽しく生きると良いことがあると思います。

バックナンバー

原田さんのこれまで

結婚し家業(種苗店)を手伝いながら自分でお店を始める気持ちを持つ。

27歳の時に輸入雑貨を扱うマイダスを昭和町にオープンする。

甲府駅ビル(リカブ他)や昭和町にも新しい店舗を展開。現在6店舗を構える。

現在:商品の企画(共同開発)を  進めるなど新しい取り組みが続く。

原田さん店舗2
原田さん店舗1
原田さん店舗4
原田さん店舗5
原田さん店舗6