インタビュー

<<株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ(甲府市)>>井尻真理子                
Vol.53 【働く】伝えたい~山梨のために何かできること~
今回のゲスト
<<株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ(甲府市)>>井尻真理子                さん

ヴァンフォーレ甲府との出会い

 2001年、ヴァンフォーレ甲府が存続の危機に直面していた当時、3週間のアルバイトとしてお手伝いを始めました。なんとかチームを存続させようと一生懸命なサポーターやスタッフの姿を見ているうちに、自分もヴァンフォーレ甲府のために頑張りたい!と思うようになり、それが私の生き甲斐になりました。

100%ヴァンフォーレ甲府のために、そして山梨のために。

 グッズの企画や販売の他、今頑張っているのはスタジアムでマスコットキャラクターのヴァンくん&フォーレちゃんと行うマスコットショーです。毎試合、約10分間の開催ですが、毎回違うネタ(衣装、音楽、ダンス、劇など)を作るのはとても大変です。でも、そのパフォーマンスを楽しみに来てくださるお客さまも増え、アンケートでは選手サイン会、入場者プレゼントに続く大人気のイベントになりました。努力をわかってくれる人がいることが本当に嬉しかったです。
私も入社当初は観客動員数を増やしたい、グッズの売り上げを伸ばしたいとヴァンフォーレ甲府のことだけを考えていました。しかし、活動しているうちに(山梨のために何かできることをしたい、それをみんなに伝えたい。)と思うようになってきました。今、私はヴァンくんと一緒に幼稚園などを巡回し、子どもたちの体の発育や発達を促す『ヴァンくん体操』を広めています。紙芝居では「しっかり朝ご飯を食べようね!」と食育の話もしています。また、高校を訪問し職業講話をしたり、生徒と共同でグッズ開発もしています。高校生には『目標をもって努力することの大切さ』を話しています。「今は分からないかもしれないけれど勉強していることにはすべて意味があって、無駄なことなんて一つもないんだよ」と伝えています。ヴァンフォーレ甲府をきっかけに、山梨の子どもたちが心も体も健康に育って、将来山梨で活躍してくれるといいですよね。

これからのチャレンジ~いつだって挑戦中!~

 私自身、常に目標を決めて勉強を続けたいと思っています。応援バスツアーを企画することも多いので、総合旅行業務取扱管理者の資格を取りました。今は、保育士試験に挑戦中です。幼稚園などを巡回しているので、保育原理や児童心理、小児保健、栄養学などたくさん学んで、子どもたちに伝えていきたいと思います。

これからチャレンジする女性へのメッセージ

 目標を決めて一歩一歩努力を続けていれば、それはいつか必ず実を結びます。
また、一人ではできないことも周囲の助けや励ましがあれば2倍、3倍の力が出ます。助けてもらうことを当たり前と思わず、周りの人たちに常に感謝の気持ちを持つこと、『努力と感謝』その二つが大切だと思います。

バックナンバー

井尻さんのこれまで

大学在学中、スポーツ新聞部に所属。スポーツの楽しさを知る。

出版社、編集プロダクション、等を経て、山日YBSグループに入社

ヴァンフォーレ甲府で勤務

現在、ヴァンフォーレ甲府でグッズ、応援バス、マスコット、等を担当している。仕事のかたわら「総合旅行業務取扱管理者」の資格を取得。

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