ページID:106782更新日:2023年3月20日

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うどん

山が多く、水田が少ない山梨県では、米の代用として、自粉のうどんを常食としていました。

県内では各地域で様々なうどんが食されています。

 

麺がゆであがるころに、薄く削った大根を入れて茹でたうどんです。つけ汁につけていただきます。

 

  • 祝いうどん(上野原市、大月市など)

七五三、結婚式、還暦のお祝いなど、祝い事の膳の最後に食されるうどんです。甘塩っぱく煮た野菜などの具を「かて」と呼び、うどんの上にその「かて」を飾る華やかなうどんです。

 

  • 菜うどん(忍野村など)

かつては主食を助けるための増量のために葉野菜を入れて作られていました。春や秋のつまみ菜を入れて作るものは美味しいと今でもよく作られています。行事の際に食され、つけ汁は、しいたけ、にんじん、油あげが一般的ですが、鶏肉を入れる家庭もあります。

 

  • ひきずりだし(道志村など)

茹でたうどんにしょうゆと茹で汁をかけ、おかかをかけるだけの簡単に食べられるうどんです。

 

  • にごみうどん(小菅村など)

水田が少なく麦や雑穀などが常食であった富士北麓地域では、小麦粉が半分で済むという経済的な面から季節のきのこ、野菜な
どを入れた具だくさんなうどんが食されてきました。「煮込み」がなまって「にごみ」になったといわれています。

レシピ

 大根入り湯盛りうどん

湯盛りうどん

材料(4人分)

  • うどん粉300g
  • 180㎖
  • 打ち粉
  • 大根2分の1本
うどん汁
  • 人参2分の1
  • 生椎茸4
  • 玉ねぎ2分の1
  • 油揚げ2分の1
  • 小ねぎ宜(薬味用)
  • だし汁1
  • 醤油さじ4
  • みりんさじ2
  • さじ2

作り方

生地
  1. ボウルにうどん粉を入れ、水を加減しながら加えて固めにこねる。
  2. 打ち粉を振り、のし棒でのばす。厚さが3mmくらいになるまで広げたら、生地を5cm幅にたたむ。3mm幅に切る。
  3. 大根は皮をむき、ピーラーでリボン状に(麺のように長く)ひく。
  4. 大きめの鍋にお湯を用意し、2.の麺を茹でる。麺が沸騰して浮き上がってきたら差し水をして大根も茹でる。
  5. 再び沸騰したら火を止め、ゆで汁ごと器に盛る。※茹で汁は捨てない
うどん汁
  1. にんじんは千切り、生椎茸と玉ねぎは薄くスライス、油揚げは1cm幅の短冊切り、小ねぎは小口切りにする。
  2. 鍋に油をひき、玉ねぎを炒めたらだし汁を加え、にんじん・生椎茸・油揚げも加えて煮る。
  3. 野菜が柔らかくなったらしょうゆ・みりんを加えて煮立たったら火を止め、器に注ぎ小ねぎを散らす。

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山梨県県民生活部県民生活安全課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1588   ファクス番号:055(223)1516

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