ページID:46781更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成24年8月28日火曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

  • なし

発表事項以外の質疑応答

発表事項以外の質疑応答

 竹島問題に係る国際交流事業等への影響について

記者

先日、県議会の代表者会議で(大韓民国)忠清北道の訪問について、検討する必要があるのではないのかという意見が出たのですが、前回の会見のときに、知事は草の根の交流が大事だとおっしゃっていたと思うのですが、その後、方針に変更等があればお聞かせください。

知事

1週間前の記者会見のときに申し上げた考え方に変更はありません。そのときには外務省等と協議して、今後の状況で判断する(と申し上げた)わけでありますけれども、やはり国民レベルあるいは地方レベルの草の根の交流は大事であるので、外務省が行くなとか、あるいは忠清北道の方から今来てもらっては困るとか、そのような話があれば別ですけれども、そうでないかぎり行くという方向で、議会ともよく相談しながら準備を進めていきたいと思っております。

 イコモス現地調査について

記者

イコモスの現地調査ですけれども、繰り返しで申し訳ありませんが、あらためてこれまでの準備ですとか、抱負あるいは自信のほどをお聞かせください。

知事

今度、イコモスの調査員でお出でになるリン・ディステファノ氏はカナダ人の方ですけれども、香港大学の教授で建築保存を専門としている方だと聞いております。ヨーロッパ系の方なのですけれども、世界文化遺産についても中国での2つの遺産、韓国での1つの遺産について、調査員として調査を担当された経緯もあり、アジア圏の文化に対しては非常に造詣の深い方だと思っております。富士山につきましても、誠心誠意説明すれば富士山の文化的価値についてもご理解いただけるものだと思っております。

調査員に対して十分富士山の価値を分かっていただくために考えられるあらゆる準備はしてきております。文化庁、山梨・静岡両県、地元の市町村の担当者が何度も何度も協議し、現地で説明のリハーサルを何度も行ったりしておりまして、しっかりした説明はできるだけの予行演習といいましょうか、準備は行っていると思います。

それに加えて、地元の市町村やボランティアの皆さんによるものでありますけれども、調査員に見ていただく構成資産の周辺については、清掃したり、あるいはいろいろな景観その他の環境整備をしっかり行っていただいていることでありまして、調査員を迎える準備には万全を期していると思っております。

 尖閣諸島問題について

記者

日中間の関係ですけれども、尖閣諸島で都の上陸を一応拒否したという国の判断がありますけれども、それの所感を伺いたいのですが。

知事

私も新聞で読んでいる範囲しか分からないわけですけれども、東京都の上陸許可の申請に対してそれを拒否したと。その理由として、地権者の同意が得られていないということを挙げているようでありまして、そういうこともありましょうし、また政府としては、日中関係に一定の配慮をしたということも当然あるだろうと思います。しかし、都と地権者との交渉は、尖閣諸島を購入するその交渉がどうなっているのかと思いますけれども、その辺のところがきちんとまとまるということであり、都の所有物になるということであれば、然るべき時点で都が調査するのは当然のことでありますから、その時点では国としては了承すべきではないかと思います。

 衆議院選挙制度改革法案について

記者

今日、衆議院選挙制度改革法案が衆議院を通過する見込みのようで、ただ参議院での見通しは分からないという中で、地元の選管の事務方としても非常に準備も大変だろうと思いますし、いろいろな状況を踏まえまして、知事の感想をお伺いしたいのですが。

知事

衆議院選挙制度改革の法律というのは、やはり政治の責任として、全衆議院議員の責任として、きちんと早くまとめて通すべきだと思います。言うまでもなく、これは最高裁から違憲状態であるという認定を受けているわけでありますから、これはもうできるだけ早く全党の責任として、よく協議して、今国会で通すべきではないかと思います。

そうしないと、確かに選挙の準備が大変だということも、もちろんありますけれども、仮に現在の区割りのままで選挙をやった場合に、最高裁から違憲だというようなことになると、これは大変な混乱が起こってくる可能性がある。最高裁が違憲だと判断するかどうか分かりませんけれども、そういうことがないように、もし各党が合意して衆議院選挙制度改革法案を通していれば、仮に次の解散・総選挙が現区割りで行われても、既に政治の方はそういう方針を示したわけですから、おそらく違憲などということはないと思いますけれども、その法案が通っていないということになると違憲ということになる可能性がありまして、非常に混乱します。

例えば、小選挙区の方で当選した人は、その当選が無効になると。しかしながら比例代表で当選した人は、比例代表の方は一票の格差はないわけですから、これは有効になると。こういうようなことが起こってきます、誠におかしなことで、小選挙区で闘って負けた人が重複立候補で比例代表で当選したら、勝った方は無効になって、負けて重複立候補で当選した人が有効であるというようなことが起こってくる可能性がありまして、非常に混乱することになると思います。だから今国会で是非、この選挙制度改革法案は全党合意のもとに直すべきだと思います。

 輿石東民主党幹事長について

記者

(衆議院選挙制度改革法案を)通す上で、自民党が問責を出すということもありまして、民主党の手腕が問われている。進め方についても野党の批判も多いのですが、それと関連しまして、輿石幹事長が交代ではないかという話も出始めていまして、解散がなければ(任期が)残り1年という中で、幹事長誕生から1年ということもありますし、(輿石幹事長の)評価をいただきたいのですが。

知事

輿石幹事長は私も拝見しておりまして、民主党という政党がいろいろな考え方の人が集まっていて、ばらばらな、なかなか意思統一ができない政党なわけでありますけれども、そういう中で党を何とか一本にまとめていきたいということに腐心してこられたと思います。その努力には高く評価すべきではないかと私は思っております。

 

(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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