前進!やまなし

こんにちは。知事の長崎です。

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更新日:2016年11月14日

知事臨時記者会見2(平成28年11月4日金曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

 

知事記者会見

 CO2フリーの水素エネルギー社会実現に向けたP2Gシステムの技術開発及び実証研究に関する協定締結式について

知事

ただ今、水素エネルギー社会の実現に向けた、パワーtoガスシステムの技術開発及び実証研究を推進するための協定を締結させていただきました。

この事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受ける中で、東レ株式会社様、東京電力ホールディングス株式会社様、株式会社東光高岳様というエネルギー分野において世界をリードする皆様とともに、本県の恵まれた自然環境から生まれるクリーンなエネルギーを活用して、CO2フリーの水素エネルギー社会の実現に向けた技術開発と実証研究を行おうとするものであります。

この取り組みに参加を表明いただいた皆様方に、この場をお借りしまして、心より感謝申し上げます。

本県では、米倉山にある「ゆめソーラー館やまなし」において、燃料電池を利用した水素電力貯蔵の実証試験を現在行っております。併せて、燃料電池関連企業の育成などにも取り組んできたところです。

今回取り組む、パワーtoガスシステムは、不安定な太陽光発電から得られた電力により水素を製造、貯蔵及び輸送し、純水素型燃料電池や燃料電池自動車などに利用していこうとするものであります。

再生可能エネルギーの利用は、今後、規模を含めて拡大していくと思いますが、東レ様には水電解技術の開発、東京電力様には電力系統安定化に対する適用性、東光高岳様にはエネルギーマネジメントについて、それぞれ役割分担しながら、米倉山の電力貯蔵技術研究サイトにおいて、技術開発、実証研究を行って参ります。

県でも、この事業により、県内燃料電池・関連産業の参入促進、県内企業の研究開発、太陽光発電の系統連系の安定化に繋げていくという大きなメリットを有するものです。

さらには、実証実験の最終段階には、燃料電池自動車ミライが1回、50ノルマル立方メートルの充填で500キロメートル走行し、年間1万キロメートルを走行すると言う前提で、450台の一年間分に相当する年間45万ノルマル立方メートルの水素の製造が可能となるため、製造された水素につきましては、先ほど締結式を行った水素供給利用技術協会(HySUT)のお力も活用して、県内各地で水素を利用する社会実証も行って参りたいと考えております。

こうした取組を通じ、県が先導してきた水素エネルギー社会の機運を更に高め、活力ある地域社会や生き生きとした県民生活の実現に寄与できると確信しています。

今回、ご参加いただきました皆様方には、是非、それぞれの分野におきまして、お持ちの技術力を最大限発揮され、水素エネルギー社会の実現にご尽力頂きますとともに、我が県が目指す、山梨燃料電池バレー構想に是非とも一層のご理解とご協力を賜ることをお願いして、私からのお礼の挨拶とします。今日はお忙しい中ありがとうございました。

東レ株式会社務取締役

東レの出口でございます。皆様には、大変お忙しい中、この締結式にご出席いただき、誠にありがとうございます。本日、山梨県、東京電力ホールディングス様、東光高岳様、そして、東レが共同で取り組む、「CO2フリーの水素エネルギー社会実現に向けたパワーtoガスシステムの技術開発および実証研究」に関する協定を締結できましたことを、大変嬉しく思いますとともに、この画期的な共同取り組みの実現にご尽力いただいた関係者の皆様に心から御礼申し上げます。

わたくしども東レグループでは、地球規模の環境問題、資源・エネルギー問題の解決に貢献する新たな技術の創出を通じて、持続可能な低炭素・循環型社会への転換に取り組むことは、社会に対する大きな責任であると考えて、素材の研究・技術開発を進めております。

この中でも、先ほどの知事のご挨拶にもございましたが、水素をエネルギーとする水素社会の実現を、最重要課題の一つに位置づけて、これに貢献する素材として電解質膜やカーボンペーパー、高圧水素タンク向け炭素繊維などの開発に取り組んでいます。

しかしながら、この水素社会の実現は、ひとつの技術領域では決して解決し得ない課題であり、企業や技術領域を越えた技術の融合や、知の結集が今まで以上に求められていると思います。

そういう意味で、今回、NEDOプロジェクトのもとで、山梨県と参加各社が協力して開発、実証実験に取り組めることは、大変有意義なことだと思います。

東京電力ホールディングス様と東光高岳様がお持ちの再生可能エネルギーの効率的利用や、電力ネットワークの運用に関する高い技術力と豊富な経験、山梨県がお持ちの大規模太陽光発電の効率的運用についての実証経験から得られた知見と、私どもの先端的な素材の技術を組み合わせて、緊密に連携することで、新たな技術開発と、早期の事業化を視野に入れた体制を構築することができました。今後、4者が一体となって、本プロジェクトを強力に推進し、パワーtoガスシステムの基盤技術の確立と、水素利用技術の発展に貢献して参ります。本日は誠にありがとうございました。

記者

この実証研究では、何か拠点みたいなものを整備するのかと、資料で、平成32年度から社会実証試験を開始するとありますが、これは県内の工場やスポーツ施設を対象にして社会実証を行う予定なのか教えてください。

知事

先ずは米倉山の電力貯蔵技術研究サイトを使うということになろうかと思います。各企業とも日本のリーディングカンパニーですから、研究所などもお持ちですが、この技術研究サイトにおいて実証研究を行うことになります。また、どこで社会実証するかというのは、これからの検討です。もう少し検討の精度を上げてから社会実証の場所を決定していくものと考えています。

記者

もう一つ知事にお伺いしたい。先ほどの協定でも、米倉山が拠点となっていましたけども、知事のお考えとしても、水素社会の実現に向けて施設の集積を図るとおっしゃっていました。今後も米倉山が中心になっていくというお考えでしょうか。

知事

配布資料を見てください、再生可能エネルギー米倉山発電所では1万キロワットの発電ができます。青の箇所が今回の実証試験を行う不安定な電力です。安定な部分はこの緑色の箇所です。安定した電力は電力系統に送電しています。現状では安定した電力と不安定な電力を合わせた1万キロワットを電力系統に送電しています。この不安定な電力で如何に水素を製造し、貯蔵して輸送するかを通じて、水素エネルギー社会の実現を目指しています。この米倉山では、電力貯蔵技術の研究の蓄積があり、高速道路等にも接しており、東レさん、東京電力さん、東光高岳さんのお持ちの様々な技術力を集積して、この米倉山の施設を上手に有効活用し、先ほど締結式を行ったハイサットさんも隣接地に水素技術センターを建設していただくということになっていますから、まずは、米倉山から始まることになると思います。

記者

NEDOの委託事業の期間は、いつからいつまでなのかということと、水素45万ノルマル立方メートルの製造の着手はどの時点からか教えてください。

知事

まず、28年度、29年度に、可能性調査(FS調査)を4社で協力をしながら行っていくことになると思います。来年の6月にNEDOの技術開発の評価の審査を受け、高い成果と十分な効果が見込まれる場合、具体的な実証研究として平成29年6月から平成33年3月までが次の事業期間になります。来年6月に審査がありますので、審査を通過するよう取り組んでいくこととしています。

記者

この実証事業は、太陽光発電によって水素を製造し、それを貯蔵し、運んで利用することが要であるという理解でよろしいでしょうか。

東京電力ホールディングス株式会社行役員

今回の実証研究では、どのようにしてこの変動の大きい太陽光を使うかというところがポイントになっていますので、この実証研究では発電し、それを水素に変えて、貯蔵することとしており、何処で利用するかということは、可能性調査で検討していくこととしています。

記者

資料にハイサットが運用する水素技術センターと連携するとあるのですが、具体的にどの部分でどういった連携を行うのかお訪ねします。

知事

ハイサットさんは、水素技術センターを運営しており、水素ステーション等の部品の耐久性を評価しますが、この実証研究では、水素を安全に貯蔵し輸送する社会実証に協力いただきます。

公営企業管理者

先ほどの締結式で配布させていただいた資料の、建設予定地という図面がお手元にありましたらご覧いただきたいと思います。ハイサットで水素技術センターを建設する場所は、パワーtoガスの実証研究を行う同じ敷地になります。パワーtoガスにより製造しました水素につきましては、ハイサットで、貯蔵し、カードル等に入れ輸送することになりますので、この部分についてはハイサットの力をお借りいたしまして、事業を進めることとなります。

知事

先ほどお話したように、二つの施設の建設する場所が接続していますので、このように集積し、一緒に技術開発や実証研究を行うということでは、全国でも初めての協定になると思っています。米倉山は、水素関係の皆さまにとって、今まで以上に注目を集める場所となり、地理的な名前として成立していきたいと思っていますので、是非、東レさんや東電さん、東光高岳さんには、そのお手伝いもお願いをできればと思っております。

 

<以上>

 

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