ページID:80178更新日:2017年3月28日

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知事臨時記者会見(平成29年3月27日月曜日)

本館2階特別会議室

15時45分から

発表事項

 「地域の高齢者等の安心・安全な生活環境づくりに向けた協定」締結式について

知事

ただ今、甲府信用金庫様、山梨信用金庫様、都留信用組合様及び山梨県民信用組合様との間で、地域の高齢者等の安心・安全な生活環境づくりに向けた協定書を締結できました。大変嬉しく思います。今回の協定の締結に向けて、ご尽力をいただきました関係各位には、心からお礼を申し上げたいと思います。

ご案内のとおり、山梨県でも高齢化が急速に進展をし、一人暮らしの高齢者、また、認知症高齢者の数は急増しております。そうした中で、地域において高齢者の皆様方が健康で安全に生活していただくためには、関係者が連携をし、地域での見守りや支援体制の構築をする必要があると考えております。今回の協定は高齢者のご自宅への渉外活動などで、呼び出しても応答が無いなど、異変を感じた場合には市町村等に連絡をしていただく他、認知症サポーターの養成や更には消費者被害防止等の啓発活動に努めていただくことを内容にしております。今回の協定におきまして、4機関113支店約1,800人の職員の皆様方が、見守り活動に参加していただくという形で、地域において、より強固で充実した支援の体制作りが進み、山梨県が目指します高齢者の皆様方が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会づくりを一緒にできることを大変力強く、心強く思っている次第であります。今後におきましても、関係者の皆様におかれましては、重ねてこの協定の締結に対して、お礼を申し上げると共に、これからも金融行政のみならず、福祉行政にもできる限りのお力添えを賜ることをお願いをしまして、私からのお礼のご挨拶にさせていただきたいと思います。今日は本当にありがとうございます。

甲府信用金庫理事長

本日ここに、地域の高齢者等の安心・安全な生活環境づくりに向けた協定書を締結できたことに対しまして私どもでは非常に有意義であると感じております。私どもでは県内の国中地域一円に営業区域といたしまして、現在25店舗で営業しております。その総取引先数は20万先を超えております。その内65歳以上の取引先を見ますと、約6万7千先と、全取引先の約33%を占めており、この割合は今後更に加速していくことが推測されております。地域金融機関にとりましては、本来業務であります金融の仲介機能に加え、様々な形での地域貢献活動が求められているところでございます。高齢化社会が進展していく中で、今回の協定の目的であります高齢者等が安心・安全に生活できる環境づくりに寄与すること、これはその一つであると考えております。先ほども申し上げましたが、私どもには大勢の高齢者との取引先がございます。中でも私どもを通して年金をお受け取りになっているお客様の数、これは2万4千先を超えております。これらの先には私どもの営業の担当者が毎年誕生日にプレゼントをお届けに上がっております。また、年金友の会、真珠会という会におきましては1万2千名の方が現在ご入会されておりまして、日頃の交流を図る機会といたしまして、総会の際には歌謡コンサート、それから秋には旅行、それから春にはグラウンドゴルフ大会等を実施しております。今後はこうした活動に加えまして、渉外担当者100名という体制を活用いたしまして、今回の協定書にございます私どもの責務を果たして参る所存でございます。以上、私からの挨拶とさせていただきます。

山梨信用金庫理事長

ただ今、ご紹介に預かりました、山梨信用金庫の五味でございます。日頃は当金庫に対しまして、格別のご支援を賜り誠にありがとうございます。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。この度、「地域の高齢者等の安心・安全な生活環境づくりに向けた協定」の締結ができましたことに、心から感謝申し上げます。当金庫は、地域に根ざした信用金庫として、地域社会の繁栄に奉仕するために、地域貢献型経営と健康経営を理念に掲げまして、山梨県下110名の営業担当者による戸別訪問、facetofaceによる渉外活動と親しみやすい窓口づくりを通して、地域の高齢者等の皆様が安心していただける環境づくりに努めております。認知症サポーターにつきましては、全職員を対象に平成22年から随時養成しております。また、消費者被害防止等に関する啓発活動につきましても、被害を防止するための声かけやご相談への対応など、積極的に取り組んでいるところでございます。本日の協定締結を契機といたしまして、今後は山梨県のご協力を得ながら、地域に密着した信用金庫ならではの強みを活かし、高齢者等が住み慣れた地域で安全・安心に暮らすことができる社会の実現に向けて、山梨県並びに県民の皆様と連携し、ご期待に応えられますよう誠心誠意努めて参りますのでご指導を賜りますようお願いを申し上げます。簡単でございますが、挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

都留信用組合理事長

ただ今ご紹介いただきました、都留信用組合の細田でございます。私ども都留信用組合は、創業以来65年郡内地域を拠点といたしまして、所謂狭い地域で高密度なお取引をいただいております。いつも私ども約110名の営業職員が、毎日エリアを訪問しております。私どもは、お客様の手になり足になりという気持ちで活動しております。金融機関の担当者がこんなことまでやるの、これは仕事ではないのではないかというようなこともございますが、地域金融機関として信用組合の役割を果たしたいと考えております。独居老人のお宅に訪問する際、風邪を引いて寝ているということで、訪問に行くと息子さんに連絡をしてほしいなど地域の安心・安全の面には私どもは非常に気を遣っております。この協定を結んだことにより、益々我々の職員にも、地域の金融機関、信用金庫・信用組合で本当に地域を守っていこうという気持ちがより一層強くなると思います。今回のこの締結にあたりまして、県当局、また信用金庫協会の事務局、信用組合協会の事務局の皆様には本当に感謝を申し上げまして、本日のここに至った経緯、後藤知事のご決断に対しまして敬意を表する次第です。本日はありがとうございました。

山梨県民信用組合理事長

山梨県民信用組合の廣瀬でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私どもの組合では、全県に39店舗の店舗網がございまして、よく言われる限界集落等もエリアに抱えております。また、一方で年金を受給される方々が私どもの組合で約4万人ございまして、全国でも信用組合としては2番目の規模でございます。そういった面から様々な営業活動の一環の中でお年寄りの皆様と触れ合う機会というのは日々ございまして、こういった中から「気づき」などにつきまして、市町村と連携を図っているところでございます。我々の大切な市場であります県内において人口減ですとか、そういったことが現実に起きておりまして、そういった面からしましても、私どものエリアの中では都市部から移住される方ですとか、或いはお年寄りでとても元気な方とか、こういった点において、山梨県は全国で最先端をいっているのではないかと思います。そういった分野の新しい動きも、我々の組合も積極的に新たな一つの動きとして対応していきたいと考えております。本日こういった形で、後藤知事さんを始め、関係各位のご努力でこのような機会を設定していただきましたことを、心からお礼を申し上げまして、簡単でございますが挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

質疑応答

記者

見守り活動とか、こういう協定をそれぞれの信金・信組さんと県がこれまで個別で結んでいたことがあるのかを教えていただきたい。

健康長寿推進課長

これまで、個別にそれぞれの活動はされていましたけれども、県と4機関で結ばせていただくのは初めてでございます。

記者

金融機関や生保業界と結んだ見守りの協定を整理して教えていただきたい。

健康長寿推進課長

見守りの関係につきましては、例えば高齢者だけではなくて、これまで日本生命さんと交わさせていただきましたものが直近でありますが、それは、高齢者だけではなくて、例えば一人暮らしの方とか障害者の方とかそういった方も含めた中での、例えば孤立死防止等の見守りの関係となります。今回締結させていただきましたのは、高齢者の支援をもう少し幅広くということで、例えば消費者被害防止とか認知症のサポーターの養成とか、そういったことも含めて、高齢者の方を戸別訪問や金融教育されていらっしゃる金融機関さんのノウハウを活用して、ご協力をいただくという取組になっております。中銀さんとも同様に、金融機関としてのノウハウを活用させていただくということで、昨年12月に締結させていただいたところであります。金融機関としての高齢者等の支援を中心とした協定としましては、今回2件目ということになります。

 

(以上)

 

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