ページID:75649更新日:2016年11月1日

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知事記者会見(平成28年10月31日月曜日)

本館2階特別会議室

9時30分から

発表事項

  

知事記者会見 

 平成28年11月臨時県議会の招集について

知事

11月臨時県議会は、11月7日に招集することといたしまして、本日、招集告示を行ったところであります。提出案件は、予算案3件の予定であります。国においては、過日、「未来への投資を実現する経済対策」を盛り込んだ3.2兆円余の補正予算が成立したところでございます。国では、この予算によって、「未来への投資」を更に推し進め、アベノミクスを一層加速し、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げていくこととしております。現在、国の補正予算の事業内容について情報収集に努めているところでございますけれども、このうち公共事業の予算につきましては、先日、本県への内示額が明らかになったところでございます。このため、社会資本の整備は県民生活の向上や地域経済の発展に直結するという基本認識のもと、事業効果を早期に発現できるよう、本臨時県議会において、予算計上することとしたものでございます。次に、平成28年度11月補正予算につきましてご説明を申し上げます。一般会計の補正予算額は、108億4,749万4千円であります。また、特別会計は、恩賜県有財産特別会計ほか1会計であり、7億2,504万円でございます。これらを合わせ、会計間の重複額を控除した補正予算の総額は、111億5,116万3千円であります。補正予算の内容でございますけれども、21世紀型のインフラ整備として、間伐や早期開通が可能な林内路網の整備、畑地・樹園地の整備による農林水産業の競争力強化のほか、県内道路ネットワークを形成する基幹的な道路の整備による地域の競争力強化や成長の基盤となる社会資本整備、安全・安心、防災対応の強化として、台風等に起因いたしました山地災害の発生箇所の復旧整備、地震や豪雨等、自然災害に強い強靭な県土づくりなどを推進することとしております。以上が、提出予定案件でございます。

記者

少し触れているかも知れないんですけれども、臨時議会を開いて、補正予算を計上した、早期に対策をした、この理由について改めてお聞かせください。

知事

先ほど申しましたように、内示額が確定をしました公共事業につきましては、今年に入ってからも、たびたび、農林水産業の競争力強化、社会資本の整備等々について、国等への要望活動を行いました。そのうち、今回の「未来への投資を実現する経済対策」ということで、国の経済対策と合致をし、その事業効果が、早期に県民経済、県内経済に発現をするという視点で、今回、11月7日に議会を招集し、ご議論をお願いをし、できるだけ早く事業を実施することが、県内経済にとってよりプラスになるであろうという判断の下に対応させていただくことにしたところでございます。

記者

今回の対策についての大きなポイントというか、重要視されている部分はどこになりますでしょうか。

知事

先ほどもお話ししましたように、社会資本の整備というのは、例えば半年、一年、数年でその事業が実施をされ、目的にした事業効果がでるものではありません。そういう意味で、時間をかけなければいけない公共事業、社会資本の整備については、目的精査は必要だというふうに考えますけれども、できるだけ、財源確保の対応ができ、国の経済対策、予算のサポートというものがありますから、県単独で事業を執行するよりも、県の負担もより少なくて済むというプラスの面から、今回、社会資本の整備を中心とした、また、農林水産業の競争力を強化するという視点に立ってですね、臨時的に11月議会を招集させていただいて、ご議論をいただいた上で、その事業を早期に着手できるように対応させていただくということです。

記者

今回の補正の中で、中部横断自動車道の関係の県の負担金というのは、含まれると思います。今日も午後、確か要望活動があると思われるのですが、今のところ、事業はどうしても当初の見込みよりも長くなってしまうと。ということはイコール県や国の負担も増えるという形はかなり考えられるのですが、今回の11月予算での金額的な負担の部分と、その県の負担が減るようにどのように取り組んでいくかということの2点をお聞かせください。

知事

重金属の問題、さらには脆弱地盤の問題で、開通時期については、検討が必要な状況である、という話が、8月19日ですね、国の方からあり、今日の午後の期成同盟会もまさに同じような話になっています。やはり、私たち山梨県民としても、現在に至り、やはりこれからの経済の問題、地域の活性化の問題を考えれば、できるだけ早期に対応してほしい。ただし、その前提は、安全で安心な道路でなければいけない、というふたつの大きな命題がありますから、今、国やNEXCO中日本の関係者の皆さん方にもお願いをし、今日も、大会とは別に、要望活動をすることにしております。できるだけ早期の開通ということにつきましては、要望活動を今まで以上に積極的にしていかなければいけませんし、もう一方で、今おっしゃられた財源の問題については、国の事業として、新直轄方式をメインでお願いしていますし、新直轄以外の部分におきましては、NEXCO中日本の事業として対応をしていただいていますから、それぞれの事業主体に対して、今お話をいただいたような趣旨も含めてお願いをしながら、そしてできるだけ一日も早い、南部区間の全線開通については、これからも、私が先頭に立って、諸活動を進めてまいりたいと思います。

記者

今回の予算の中で、どのくらいの分が県負担分かというのは後程お聞きすればいいですか。

知事

はい。

記者

あと、もう一点は、今回の予算規模で、予算額としては前年度9月現計比105.1パーセント、ということですけれども、過去の比較の中で、やはり大きな規模の予算になるのかなというふうに思うのですが、そのあたりの比較というのは、知事の中でどのようにご説明いただけますでしょうか。

知事

何年と比較するのかは正直非常に難しい部分はありますけれども、それぞれ、都市計画の部分、安全安心の部分、農林の部分、部局でいうと、県土整備部と、農政と林務の部分を合算した数字がこの111億になっています。そういう意味では、共通の課題である、社会資本整備の4月当初予算とこの額の伸び率というか増加率を比較すると、全国で13位ということになります。山梨はかなり大きな災害も今年なかったわけですから。そういう意味においては、今までの要望活動、これは関係者の皆さん方のご努力のおかげだというふうに思っています。そういうものが成果として現れたものではないかなと思っています。

 

 

 

 

<以上>

 

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