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ページID:78982更新日:2017年3月30日
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本館2階特別会議室 11時30分から
発表事項 知事コメント 発表事項以外の質疑応答 |
知事
「山梨県公衆無線LAN(山梨県FreeWi-Fi)」の運用を今日から開始しました。昨年度予算を計上し、関係者の皆様方とともに構築に向けて対応してきましたが、本日から避難所等に指定されている県立学校や県立美術館など43の県有施設で運用を開始します。ロゴマークが掲示されている43の県有施設で無料のWi-Fiが使えることになります。これにより、災害時に住民や観光客の皆さん方がスマートフォンなどで自治体が提供する災害情報などを入手しやすくなるほか、メール等による連絡もしやすくなります。また、災害時だけでなく、平時においても、住民や観光客の皆さん方が利用でき、ホームページ等へのアクセスや、観光情報などの入手が簡単にできるようになるため、新たな情報発信のツールとして活用していきたいと考えています。ただし、平時と災害時では利用の形態が若干変わってきます。災害時には利用者の認証や利用時間の制限は原則行いません。平時におきましては、一定のセキュリティを確保するために、利用者の認証や、一回あたりの利用時間を60分に制限します。災害が発生しないことが望むことではありますが、生じた場合においても、指定された地域でインターネット情報や、災害情報をより入手しやすいように、今日から運用を開始しました。
記者
どのような災害を具体的に想定されていますか。
情報政策課長
避難所ですので、各市町村でこの地域の住民はこの避難場所へ避難するようにと決めてあります。県立学校が避難所になっていますので、各市町村で避難命令などが出されて、県立学校などに避難された場合が災害時となります。
記者
避難所が開設された時と理解してよいでしょうか。
情報政策課長
その解釈で結構です。
記者
ロゴマークですが、災害時だけではなく、今日から平時に各施設に掲示されているということでしょうか。
知事
今日中に間に合うかは分かりませんが、今日から43施設に、見やすいところに掲示します。
情報政策課長
今日9時から運用開始になっておりまして、今日一斉に掲示しております。県庁の中でも利用できる箇所がありますので、県庁の西門、東門に既に掲示してあります。
記者
FreeWi-Fiの意義について、改めて教えてください。また、全国の都道府県で類似のシステムはどのくらいの導入状況なのか、早い段階での導入なのか、かなり普及している中で山梨県も導入したのか、その状況を教えてください。
知事
災害時には携帯電話が非常に混み合います。昨年の熊本地震、6年前の東日本大震災でもそうでした。災害時にどのように県民の皆さん方に情報をお伝えするか、また本県は観光のウェイトが高いことから、観光客の皆さん方に情報を的確にお伝えすることができるようにすることも重要です。昨年から検討し、予算を計上し、混み合う時にスムーズに情報提供できるようにしたいと考えていました。県民の皆さん方が災害時に必要とする情報をしっかり受信できる、発信ができる環境にしていく必要があります。特に、避難所は最も過密になる場所ですから、その解消を図るという目的もあります。合わせて、平時の方が時間的には長いわけですから、平時の活用も考えなければいけません。民間の皆さん、市町村の皆さんが対応している観光情報の発信を補完できるよう、平時でも活用できるようにしました。Free Wi-Fiの効果が平時でも、災害時でも活用できる形で1歩前進できたと考えています。
情報政策課長
国においては2020年までにWi-Fiアクセスポイントを全国で3万箇所整備することを目標に進めています。今回の整備についても国の制度を活用したものであります。全国的に早いかどうかですが、国において一斉に県、市町村で2020年までに整備をという形で進めていますので、全国の各都道府県、市町村で国の補助金などを活用しながら、対応しているところであります。既に設置しているところもありますが、現在、全国で一斉に整備をしている状況です。
記者
整備費はどれくらいでしょうか。
情報政策課長
機器、設計等を含めまして、5,778万円程です。
記者
災害時の利用を想定されているとのことで、停電などがあるかと思いますが、電源の確保はどのようにされていますか。
情報政策課長
電源の確保について、Wi-Fiの整備の中では対応しておりません。通常の災害対策として、電源確保は対応していきたいと考えております。
記者
現在43箇所に整備とのことですが、今後、どの程度増やしていきたいと考えていますか。また、富士山周辺が少ないように思えますが、世界遺産センターなどの施設に設置していく予定はあるか教えてください。
知事
避難所に指定されている県有施設に整備をさせていただきました。世界遺産センターは避難所の指定はありませんので、整備箇所には入っていません。観光情報の発信を目的として、別の事業でWi-Fiの整備に取り組んでいます。
知事
ニホンジカの有効活用に関する検討報告についてであります。これは今日の本部会議でダイナミックやまなし枠試験研究費の中で、シカ革の有効活用という新しいプロジェクトもスタートすることになります。ジビエの利用も16,000頭の管理捕獲の数値から見ると、まだ数百頭という非常にウェイトが低い状況にあります。これを地域資源で、どう利活用するかという事を、ニホンジカ有効活用プロジェクトチームを庁内に設置させていただいて、1年近くかけて全庁的に検討し、この報告がまとまったものであります。当然、肉としての利用と革としての利用、また、それぞれの副産物の利用、色々な素材というものが当然ありますけど、当面、今日まとめたものを市町村や関係する皆さん方に配布し、関係者の皆さん方と連携しての取り組みが、良いかたちで進められるように対応していきたいと考えています。来年度は本年度と同様にシカの管理16,000頭という数値を変えておりませんので、さらに有効活用ができるように、このプロジェクトチームは明年度も継続し、庁内全体で連携をしながら、一層の利用促進を図って参りたいと考えています。
知事
三国志というものを本や映画等でも見たことがある方はたくさんいらっしゃるかと思います。ここにあるものは、呉の時代の神獣鏡であります。卑弥呼が239年に魏に使者を遣わして、親魏倭王と任命をされて、金印や鏡を授かったというのは色々な歴史の本で覚えている方もたくさんいらっしゃると思います。これは、市川三郷町の鳥居原狐塚古墳から明治時代に出土したものです。238年の赤烏元年という銘名がここにありますけれども、呉の時代の西暦238年のものであります。「あかからす」と書いて「せきう」と読みます。呉の時代の日本との外交関係というのは、歴史の書物では少ないようでありますけれども。実はこの鏡、神獣鏡は、国内2ヵ所で出土されていて、ひとつは兵庫県の宝塚で出土されているもので、これは破損している鏡でありました。完全な形で今も残っているものは、実は日本には1枚しかありません。誰がどのような経緯で市川三郷町の鳥居原の狐塚古墳に埋葬されたかは歴史のミステリーであります。「山梨の名宝」という教育委員会がまとめた厚い冊子をご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、私も就任した直後にそれを眺めていた時に、重要文化財で、1800年前のこういうものが山梨県で出土されたということが目にとまりました。何とかこれを手にとれないかなと思い、学術文化財課に問い合わせたら、プラスチックのレプリカは今でもあるということなので、出来るだけ本物に近い複製ができないかなと思いました。今、東京国立博物館に本物は存在しており、所有者は、市川三郷町の一宮浅間神社であります。関係者お二方のご了解を得て、工業技術センターが3Dプリンターを持っていますので、まずは銀色の形で複製しました。これは銅が76%、すずが24%の配合で作りました。それを、酸性の水溶液に浸からせて、その後、紫外線を当てて、経年劣化をさせると緑青が付きます。何故、これを作ったかというのは、好奇心というものもありましたが、やはり山梨には埋もれているもの、県民でも知らないいろいろな地域資源がある、ひとつの証しを工業技術センターで持っている技術力と関係者の皆さん方のご理解の中で、当時の輝きを持つものと歴史的な重みを持つものの2つを複製させていただきました。ぜひ、県民の皆さん方もこうした地域資源が山梨にはたくさんあって、そういうものをそれぞれが磨いていこうと考えていただきたいと思います。明日に考古博物館で展示させていただきます。4月1日と2日には、これを触っていただけるチャンスを考古博物館に作っていただきました。時間指定ではありますけれども、ぜひふるって参加をしていただきたいと思います。時間は1日、2日それぞれ、11時から12時と14時から15時の2時間、特別に鏡に触れられる機会を作りますので、ふるってご参加をいただきたいと思います。このような地域資源がたくさんありますので、これから、そういうものを磨きながら、山梨の魅力が更に発信できるような努力をしていきたいと思います。
記者
お伺いしたいのですが、これは継続してずっと考古博物館で展示されていくのかという確認と、あと、これを制作するにあたって費用面でどのくらいかかったかというのを教えていただけますか。
知事
色々な関係者の合意形成というものと、東京国立博物館の休館日が月曜日なので、それをうまく使う必要がありました。3D プリンターでの色々な角度からの複写というものをしなければならなかったので、工業技術センター、学術文化財課に指示をしてから若干の時間はかかりました。
文化財指導監
費用については、3枚で約90万円です。
記者
今の3枚というのは。
文化財指導監
古色を再現したのが2枚、銀色のものが1枚で計3枚となります。
記者
先日、甲府城天守閣の復元整備の可否を探る検討委員会が開催されましたが、最終的な結論として、天守閣の存在を裏付ける具体的な資料は見つからなかったと報告書がまとまっています。その中の付帯意見として、日常的継続的な調査を、検討委員会として県に求めていますが、知事ご自身のお考えとして、今後調査についてはどのように考えていらっしゃるのか。継続するのか打ち切るのか。現時点で歴史的な根拠がない中で整備をしない方がいいと検討委員会の方は求めていますが、現時点での知事の整備に対するお考えを併せてお聞かせください。
知事
基本的な調査というのは、常にそれぞれの司司で、いろいろな研究調査は継続して当然やっていくべきだと思っています。今回、27日に、28年度の検討委員会の報告がありましたが、2年間にわたって調査したものを、まず、1年目は、関係をするであろうという、非常に限られた部分への調査、これは直接伺ってお話しを聞いた部分もあります。他に海外のいろいろな博物館等にも調査を依頼して参りました。2年目はそれを大きく広げて、築城に直接関わらない方へも調査を依頼して参りました。2年間の調査で思ったことは、70以上の古文書・絵図も発見されましたが、築城の直後というものはなかなか見つかっていません。天守閣という部分ではまだ明確に存在というものが確認されていないということでありますけれども、今回、松江市では、この調査に関わった部分で、江戸城の新しい絵図も発見され、非常に幅広い古い資料が見つかったと思っています。検討委員会からの報告をどう捉えるかというのは、まさに、付帯意見で、委員長が皆さんの前でもご発言されたとお聞きしていますけれど、今、甲府城の全体としての価値を踏まえた整備や活用、そして、甲府市も含めた周辺地域との連携、さらには継続的な調査と、3つをお挙げになって付帯意見として、教育や観光の資源としての大きな可能性を有しているとしています。それについて、価値を認めて地域の活性化に繋げる様な整備活用を図ることが必要としています。委員長の付帯決議と私と全く同じ考えであります。その視線に立って、来年度、甲府市や甲府商工会議所、関係者の皆さんともよく御相談をして、今後の取り扱いについて検討していきたいと考えています。
記者
確認させていただきたいのですが、甲府城の天守閣、全体としての整備を進めるという方向性は同じでいらっしゃると思うのですが、天守閣を実際に作るためには歴史的な根拠がないわけであり、天守閣だけに、一番関心が高いので伺っているのですけれど、それに対する整備については何かお考えがありますでしょうか。
知事
天守閣ということに限定したものについて、今どうこうというものはないです。
記者
天守閣に限った絵図の調査というのは今回で打ちきりということなのでしょうか、また、絵図に限った調査をまだ継続されるおつもりなのでしょうか。
知事
絵図を中心とした調査であったことは事実でありますけども、歴史的ないろいろな視点から、研究調査というものは、予算を盛り込むかどうかは別としても、対応をしていきたいと思っています。
記者
天守閣の復元について、商工会からも色々な要望が寄せられていたと思うのですが、天守閣の復元については、現時点ではどういう見解でいらっしゃるでしょうか。
知事
歴史的な史実は、少なくとも2年間の調査ではなかったということですから、甲府城という部分を捉えて、地域にとってプラスになることを考えていくというのが、検討委員会の委員長さんや、皆さんの思いでもあります。その部分では、私と大いに共通する部分があります。先行して、2年間かけて甲府城周辺地域の活性化計画を、甲府市と協議をし、これから実施計画を作る段階になっています。そういう部分と、うまく有機的に関連ができるように、まずは急いで対応していくことの方が大切ではないかと思っています。
記者
先日、議会基本条例が2月定例県議会で成立し、今日施行になるかと思います。当初案から議会流会の文言を入れるという話がありましたが、入れないことになりました。知事の反問権も削除になりました。併せて、議会改革の進捗の検証について2年毎にというものが、必要に応じてという内容でまとまりましたが、改めて議会基本条例案に対しての知事の評価をお願いします。
知事
それぞれの内容について、私が踏み込んで個人的な発言をするのは、議会と知事との関係なので差し控えさせていただきたいと思います。昨年の2月議会を受けて、議会の先生方が自ら基本条例を作って、二元代表制の一翼を担っていくという意思を固めたことは評価できると思っています。個々の内容については、色々なものがあるのかもしれませんが、まとまったものをベースにしながら対応を進めていくというのが組織のあり方でありますので、今回基本条例として制定され、施行されたものを踏まえて、私どもは私どもとして、私が責任者となって県庁をまとめて、あらゆる施策に果敢に挑戦をしながら、議会はそれをチェックしていただきながら、より良い山梨県の実現に向け、県民の皆さん方の福祉向上を図るという点については、その目標、目的は同一でありますから、それをベースに切磋琢磨をしていきたいと考えています。
記者
先日、富士山の火山防災協議会がありまして、新たに避難促進施設の範囲についての不安が出たところですが、今後、市町村で地域防災計画の策定が進んでいくにあたって、登山者だけはなく、観光客の避難も喫緊の課題になってくると思います。県として、どのように支援をしていく必要があるとお考えでしょうか。
知事
先程の無料Wi-Fiについては、避難所に指定する43箇所に情報伝達の仕組みを作ったものであります。これから法律に基づいて、市町村が主体になって、まず市町村の地域防災計画の中に、避難促進施設を指定する必要があることから、避難促進施設をどこにするかということについて、関係者の皆さん方と意見交換、また協議をしていくことになると思っています。この間の富士山世界文化遺産協議会においても、危機管理戦略という部分で地域防災計画が中身の一つとして入っていますし、県が色々な市町村と連携をとり、助言をしながら、地域防災計画において、避難促進施設を指定するとともに、指定された施設が避難確保計画を作成することとなります。具体的には、まず市町村が主体になって、避難促進施設に指定されるであろう関係者の皆さん方に説明会等を開いて丁寧に説明をしていくと思います。災害対応に専門性のある県の関係者を同席させ、一緒に説明をさせたり、実際に計画を作成する際には技術的な助言をしたりと、当然傍観者ではいられないと思います。助言、技術的な指導は積極的に対応し、色々な説明会がこれからそれぞれの市町村であると認識しておりますので、きちっと専門家を派遣して、一緒に説明をさせたいと考えています。
記者
ふるさと納税の返礼品の価格設定に関して、総務省が寄付額に対して3割を上限とする通達を近く出すという話ですが、国がこうした指針を設けることに対する知事の御所見をお聞かせください。
知事
行き過ぎた返礼品競争のようなものが一部あったというのは、報道で承知しております。そうした競争が、あまり過剰にならないように、対策をとるというのは一つの判断だと思います。3割という水準が良いかどうか、色々なご意見があると思いますけれども、県としては尊重したいと思います。実は、県は現状においても、この基準に則した対応を実施しております。1万円から3万円未満の寄付に対しては3千円相当、3万円から5万円未満の寄付に対しては、5千円相当として、返礼品を設定しています。やはり、ふるさと納税制度がスタートした趣旨を原点に戻って考えてみなければいけないと思います。大都市に税が集中してしまう状況に対して、個人の善意も含めて、できるだけふるさと・地方に貢献したいという納税者の想いを実現する観点からこの制度がスタートしていますから、その制度の趣旨から言えば、総務省が通知を出すまでもなく、私どもはそのスタンスで今までもやってきましたし、これからも適切に対応していきたいと考えています。
記者
先日、エコパークが推薦になりませんでしたが、推薦にならなかった理由についてどのようにお考えになっているのか教えてください。また、エコパークの推進は知事の公約でもあったと思いますが、今後継続してエコパークについて登録を目指していくお考えがあるのかないのかお伺いします。
知事
非常に短い期間で、山梨県、そして埼玉、長野の10の市町村と連携して申請まで漕ぎ着けて、あと1歩だったと思います。今回の計画分科会からの留意事項というものが、1つの課題だと認識しています。1つは区域設定の再検討、もう1つは、全ての関係者による共同参画体制の構築を指摘されています。いつも私が言っている連携のあり方だと思っています。この2つの課題以外のものについては、基本的には評価をされていると思っています。山梨県だけではなく、10市町村との協議会というものがありますから、これから指摘事項を踏まえて、これからどうするかということを、ご相談しながら、今後の対応は考えていきたいと思います。
記者
年度末に副知事が2人退任されますが、改めて、県政史上初の女性副知事である新井さんだから成し遂げられた功績、成果を知事は具体的にどのように考えられているのか教えていただきたいのと、後任の女性副知事に期待することを教えてください。
知事
これは、私自身の公約でもありますし、私が知事に就任して2年経過し、国でも、県全体でも女性の社会への参画、働き方改革ということがいろんな議論をされています。その中で、新井さんは1年9ヶ月という時間の中ではありましたが、県政史上初めての女性副知事という職責をよく果たしていただいたと思っています。当然、霞ヶ関の流儀と県庁の流儀はそれぞれの地域性がありますから、異なっていると思います。さらに、女性の副知事という立場で、子育て支援とか、人口減少にどう取り組んでいくのかとか、いろんな所管を持っていただきながら、県を代表していろんな発言をしていただきました。私が直接いろんな方からお話しを伺いする際に言われるのは、初めての女性の副知事というのは、女性としての視点を持っているのが当たり前のことでありますが、知事に次ぐ職責というのは、今までなかったわけなので、会社経営者の皆様方も、女性登用ということを、もっと積極的にやらなければいけないという話も、直接伺ったこともありました。また、新井さんも柵木さんも子育てをし、家庭と仕事を両立させた経験もあります。新井さんに最初にお願いしたことは、その2つの視点と併せて、山梨で生まれ育った人ではない人から、私どもが当たり前に思っていて気づかない山梨のいろいろな魅力について、指摘していただいて、それを県庁全体に伝えて欲しい、山梨県全体にそれを発信して欲しいということをお願いしましたし、それは柵木さんについても全く同じであります。やはり、魅力というのは衣食住足りている私達でありますから、それについて、当たり前と思うのではなく、むしろこの山梨で生活し、仕事をして、他の地域に比べてこんなにいいんだということを私は常に思っていますし、そういうことを新井さんにスタートを切ってもらったものを、良い形で柵木さんにバトンタッチし、継続的に情報発信を含めて対応を進めてもらいたいと思っています。
記者
情報発信の面で、露出度を含めて、新井副知事は少し情報発信力が弱いとか、あまり表に出ないということが目に付くという指摘を伺ったりしますが、新井副知事の情報発信力について知事は最終的にどのような評価をされていますか。
知事
情報発信というのは、誰が発信力があるかどうか決めるのは、皆さん自身かもしれませんが、呼ばれていないところにいって話すことは当然ありませんし、私はいろんな方にお願いしているのは、さらに山梨のPRもしたいので、もっと呼んで下さいという部分だとまずは思っています。メディアから伝えていただかないと、県民の皆さまには伝わらないものが当然あると思います。それだけでは、待ちの姿勢になってしまいますから、2月1日から県のホームページを全面的にリニューアルし、できるだけ県の全体の今の施策や動きをもっと若い人たちも含めて、情報入手がしやすい形のあり方や、見やすいページということも心掛けて、情報発信の仕方を変えてきました。新井さんは副知事ですから、黒子に徹したいという部分は新井さんの気持ちとしてあったと思いますし、それは、どのような組織でもあると思っています。ご質問で言われたことは、新井さんらしくて、むしろ、私から見れば評価できる点ではないかと思っています。
以上