インタビュー

昭和建設株式会社(甲州市)の現場監督 前嶋世津子
Vol.55 【働く】女性が活躍できる建設業界を目指して!
今回のゲスト
昭和建設株式会社(甲州市)の現場監督 前嶋世津子さん
けんせつ小町甲斐のリーダーとして活躍
 建設業界の女性を増やすため、平成28年12月に県建設業協会内に「けんせつ小町甲斐」が発足し、その初代リーダーに就任しました。
 主な活動内容は、女性の立場から見た職場の環境改善の推進、女性用作業着、安全靴などの展示販売会や女性限定の重機の免許講習会への参加や、技術職の国土交通省職員や県職員、施工業者などで働く女性社員からなる「語る会」の開催です。

建設業の仕事とその魅力

 仕事内容は、発注者との打合せ、測量、書類・図面作成、原価管理、安全管理、工程管理などを行っています。図面に書いたものが形になることが、建設業の魅力です。道路や橋などが完成したときに、地域のみなさんから『便利になった』との言葉をいただいたときにやりがいを感じます。

仕事と子育ての両立

 4歳の息子がいて、保育園に通っています。子供の病気、保育園からの呼び出しや行事で休むときがありますが、会社の理解・協力があり非常に感謝しています。家族や会社の協力のおかげで、仕事と子育ての両立が出来ています。昭和建設では、産休・育休制度が整備されていて、私も産休・育休を取得しました。また、別の女性社員も、つい最近育休から復帰した方がいて、働きやすい環境となっています。

これからのチャレンジ ~女性が働きやすい職場を推進~

 子育てに忙しくても、会社に貢献できる人材でいたいと思っています。そのために、女性でも建設業で幅広く活躍できる可能性を広げていきたいです。また、けんせつ小町甲斐の活動を通して、女性が働きやすい環境づくりをすることで、男女ともに快適に働ける環境にしていきたいです。

これからチャレンジする女性へのメッセージ

 私は建設業に貢献出来たらと思いけんせつ小町甲斐のリーダーにチャレンジしました。何かにチャレンジするときは、あまり考えすぎず、臆病になり過ぎず、自分の限界を決めないでやってみることが大切です!

バックナンバー

前嶋さんのこれまで

県内の高校卒業後、不動産会社に就職。

その後、建設会社に転職して20代前半から現場監督として経験を積みながら働き、一級土木施工管理技士の資格を取得した。

勤めていた建設会社が廃業したため 、平成19年に昭和建設に入社 。

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