インタビュー

≪チョークアーティスト (甲斐市)≫KAORI
Vol.52 【働く】チョークアートの魅力を1人でも多くの人に伝えたい!
今回のゲスト
≪チョークアーティスト (甲斐市)≫KAORIさん

チョークアートとの出会いと渡豪

 ロンドンへの語学留学後、英会話講師をしていましたが、そのうちに再び海外で何かを学んでみたいという思いが強くなってきました。そこで、海外で何を学ぶことができるかを雑誌で調べているうちにチョークアートに出会ったんです。チョークアートは、板(黒色が一般的)に特殊なチョークを使って絵や文字を描くアートですが、作品を一目見た瞬間、その色鮮やかさに他にはない魅力を感じ、すぐに挑戦してみたいと思うようになりました。その頃、たまたまテレビでチョークアートを取り上げている番組を見たことも挑戦を後押しすることになりました。
 その後、オーストラリアに渡ってチョークアートのスクールに通い、チョークアートについて基礎から勉強して、プロコースを修了しました。一時帰国を経て、再びオーストラリアに渡り、ティーチャーコース(講師養成コース)も修了しました。

チョークアートを山梨に広めていきたい!

 オーストラリアでチョークアートについて学んだ後、しばらくは日本で会社員をしていましたが、チョークアートの魅力をもっと知ってもらいたいという思いから、チョークアート作品の注文を受けるようになりました。例えば、プレゼント用のボードやお店のメニューボード等をチョークアートで制作してきました。過去に注文をしてくれた人が、わざわざ自分を探してもう一度注文をしてくださったことがあり、こんなときには、チョークアーティストとしての仕事にやりがいを感じます。
 また、チョークアートを知ってもらうため、様々なイベントに作品を出品したり、イベントでチョークアート体験教室を実施したりしてきました。
 更に、多くの人にチョークアート作品を作ってほしいという思いから、チョークアートの教室を開いています。チョークアートのよいところは、絵を勉強したことのない人でも、練習をすれば比較的簡単に作品を作ることができるということにあります。教室では、幼稚園生から年配者まで幅広い年齢の方が、チョークアート作品を楽しんで制作しています。教室で教えていると、色の組み合わせ等にそれぞれの人の個性が表れていて、講師である自分自身も刺激を受けます。それぞれの人の個性を大切にしながら、チョークアートの魅力をたくさんの人に伝えていきたいと思っています。

これからのチャレンジ

 今後については、もっと山梨にチョークアートを広めていきたいと思っています。チョークアートはメニューボードが発祥と言われていることもあり、山梨のいろいろなお店でチョークアートを見ることができるようになれば嬉しいと思います。
 作品に関しては、色鮮やかな作品だけではなく、白と黒だけを用いた作品も作っていきたいと考えています。色鮮やかなチョークアート作品も魅力的ですが、それとは違った魅力を、チョークアートで表現できたらいいなと思っています。
 また、山梨にはワインやお菓子等多くの特産品があるので、それらのラベルやパッケージの絵柄をチョークアートで作る等、様々なことにこれからもチャレンジしていきたいと考えています。

これからチャレンジする女性へのメッセージ

 アンテナを立て、新しいものを吸収できるような態勢を常に整えておくことが大切だと感じています。そして、様々なものに接する中で、自分が少しでも気になったものについては、調べたり、挑戦したりして行動に移してほしいと思います。
 自分が思っている程、自分の世界は広くないものです。アンテナを立て、新しい挑戦への第一歩を模索し続けることによって、自分の視野が広がり、自分が成長することができると私は信じています。

バックナンバー

KAORI さんのこれまで

ロンドンに1年間語学留学した後、英会話講師を務める。

再び海外で学びたいと思うようになり雑誌を見ていたところ、チョークアートに出会い、他にはない魅力を感じる。

チョークアートを学ぶため、オーストラリアに渡る。チョークアートのスクールに通い、プロコースを修了。一時帰国を経て、再度オーストラリアに渡り、ティーチャーコースも修了。

帰国後、会社員を経て、チョークアート作品の注文を受けるようになる。

現在、チョークアート作品の注文を受けると共にチョークアート教室も開いている。また、イベントへの出品等も行っている。

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