ページID:105927更新日:2022年9月8日

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知事記者会見(令和4年9月7日水曜日)

防災新館401会議室

10時45分から

発表事項

  関係資料(PDF:235KB)

発表事項以外の質問事項

220908知事記者会見

   

新型コロナウイルス感染症について

知事

まず新型コロナウイルス感染症に関する本県の感染状況について申し上げます。

先月31日から昨日までの新規感染者数4298人、前週と比較しまして2534人の減となっております。1日あたりの新規感染者は、昨日まで14日連続で、前の週の同じ曜日を下回るなど、ようやく減少局面に入ってきたと考えております。

これは医療従事者の皆様のご尽力、そして県民の皆様のご理解、ご協力の成果でありまして、心から感謝を申し上げる次第であります。

一方で、第6波のように、新規感染者数が増減を繰り返す場合もありますので、感染状況は引き続き慎重に見極める必要があろうと考えております。高い警戒感を持って対応すべき状況が、引き続き継続してると認識をしております。

県といたしましては、いかなる感染状況下にありましても、必要とする人に必要な医療を届けると、これをしっかりと堅持し、県民の皆様の命を守るべく、最大限の努力を行って参ります。

以下は、本日までに進展がありました事項につきまして、ご報告を申し上げます。

まず、オミクロン株対応のワクチンについて申し上げます。

先週、岸田総理より、オミクロン株に対応した新しいワクチンにつきまして、「10月中に予定する接種開始をさらに前倒しをする」とのご発言があったところであります。

この新しいワクチンに関しまして、先般、厚生労働省から、配送数量と、具体的な配送スケジュールが示されました。

山梨県に対しましては、ファイザー社製ワクチン約18万5000回分、モデルナ社製ワクチン約1万3000回分、合計19万8000回分が配送されることとなります。

スケジュールといたしましては、9月19日の週に約7万3000回分、9月26日の週にも、同じく、およそ7万3000回分、10月3日の週には5万1000回分が配送される予定となっております。

また、厚生労働省からは、今回配送するワクチンにつきましては、まず、4回目の接種の対象となっている高齢者、或いは医療従事者などの皆様のうち、まだ接種を受けていない方々に、優先的に接種を行うこととしております。

そして、この対応に一定の完了が見込まれるような状況になったところで、12歳以上で1回目、2回目の接種を終えた方に接種することが示されております。

本県といたしましては、市町村に迅速かつ確実にワクチンをお届けするため、国との調整を行うとともに、県民の皆様に対しまして、いち早く接種機会を提供できるように、各市町村に対しまして、接種券、或いは会場手配などの「準備の前倒し」をお願いをしたところであります。

次に、大規模接種センターについて申し述べます。

大規模接種センターにおける8月の接種実績ですが、21日間で約5000人の方に接種をしていただきました。その内訳は、10代の方が約3割となっております。多くの若年層の方にも接種をしていただきました。

県では、今月、9月も、毎週金曜日、土曜日、日曜日、祝日にイオンモール甲府昭和に大規模接種センターを開設しております。

まだ接種を済まされていない方は、できる限り早めに接種をしていただきますよう、改めてお願いを申し上げます。

なお、国では、4回目接種対象者について、接種可能な時期となった際には、新たなオミクロン株対応ワクチンを待たずに、速やかに接種をしていただくことを推奨しておりますので併せて申し述べます。

この大規模接種センターでは、4回目接種も可能ですので、ご利用いただきたいと思います。

そして最後に、この新型コロナウイルス感染症にかかる後遺症に関する調査について申し述べたいと思います。

新型コロナウイルス感染症の後遺症については、いくつかのそういう声も寄せられているところでありますので、県として本格的な調査を行うことといたします。

この調査範囲、或いは手法につきましては、専門的見地から、今、検討しているところでありますので、この検討がまとまり次第、速やかにこの調査を実施したいと思います。

併せまして、その後遺症に関する相談、診療体制の整備も行って参りたいと考えております。

加えまして、今現在、これ(後遺症)に関しましては、極一部の紹介状をお持ちの方は、山梨大学附属病院で診ていただいておりますが、より多くの方が、まず相談ができて、そして必要に応じてこの診療をしっかりと受けられるように、その体制について、医師会はじめ医療関係の皆さんとご相談をしていきたいと思います。

併せまして、この後遺症ですが、だるいとか、頭がぼうっとして物が考えにくいですとか、そういう相談内容がすでに寄せられているところでもありますので、しっかりとした調査とあわせまして、県民の皆様に対して、情報提供と情報共有をしていくこと。

それから学校ですとか、職場において、不利益な取り扱いを受けないように、関係者との情報共有などの環境整備、これも併せて検討して参りたいと思います。

以上につきましては、概要が取りまとまり次第、また改めてこの場においてご報告を申し上げたいと思います。

記者

コロナの感染者数ですけれども、先ほど減少局面だとおっしゃいましたが、県内ではピークアウトをしたと考えていらっしゃるのでしょうか。

知事

希望的な思いも持って、そのように認識をしております。

記者

全数把握の関係でお伺いします。

昨日、岸田総理が9月26日に全国一律で導入しますという話をしたのですが、現時点で県がどのような検討状況になっているのかをお伺いします。

また、知事が先週の会見だったと思うのですが、国の内容を精査した上で、前倒しでなるべく早くというようなことも仰っていましたが、導入時期はどう考えているのかお伺いします。

統轄官補

基本的には、26日に全国一律で導入していきたいと思っています。

と申しますのも、例えば、療養期間中の外出制限緩和なども検討しているということでございまして、近々発表になるのですが、これによりまして「我々の生活物資の支援がどうあるべきか」といったことも変わって参ります。

そういったことも見極めながらにはなってくると思いますので、26日を目途に進めております。

記者

後遺症の研究というか調査に関することでお伺いするのですが、今回県がこういった調査をすることになった契機というのは、患者さんからの話だったのか、それとも医師会とか医療関係の方からの提案だったのか、どういったことが契機になって今回調査をするのでしょうか。

知事

まず、先般の共同声明の中でも、後遺症の話は取り上げられていたわけですし、また、私のところにも複数の方から、後遺症が大変、どこにどういうふうに相談すればいいのかというお問い合わせもいただいています。

また、そういう声を踏まえて、実際、市町村に問い合わせをしたところ、ある程度の数の方が重点医療機関に、もうすでに相談をされてる。

後遺症の認知というものがまだまだ十分ではない状況であるとすれば、実はもっともっと多くの方々がこの後遺症に苦しんでおられる恐れがあると思っております。まだまだ知見が蓄積されていない、或いは、それが社会全体で共有されていない状態だと思いますので、この機会にしっかり調べることを通じて、コロナはどういう後遺症が起こって、それはどこでどういうふうに相談をして、或いは、治療につなげていくのか、そうした道筋をお示しをすることで、県内における安心感を確保していきたいと考えております。

記者

10月のオミクロン対応ワクチンの接種が前倒しとなり、配送時期が9月19日から始まるということなのですが、実際に接種が始まる時期はいつからなのかということと、あとは高齢者やいずれは一般の人まで、その際にはファイザー、モデルナ、選べるのかどうかということ2点お願いします。

統轄官補

市町村へ直接配送されます。

市町村には速やかに接種が可能になるように、前倒しの準備をお願いしているところでございますので、それぞれの市町村でなるべく早く接種ができる体制をとっていただけるものと思っております。

ファイザーかモデルナか選べるかというところも、数量はファイザーが圧倒的に多く配分されまして、モデルナはちょっと少のうございます。選べるようになるかどうかというのは、今時点ではご回答いたしかねるところでございます。

記者

前者の質問(市町村の配送)ですが、いずれ10月前倒しで9月中に実際に接種が受けられるという理解でよろしいですか。

統轄官補

はい。9月19日の週に7万3000回分が山梨県内に配送されてきますので、市町村でなるべく早く打てるように努めてくださいというお願いをしているところでございます。

記者

少し話題変わるのですが、水際対策が今日から緩和されることになりました。知事の受け止め、今後の期待などあれば教えてください。

知事

まずは、水際対策の緩和に対しては歓迎をしたいと思います。ただ歓迎はするのですが、ビザが必要だとか、入国の上限が5万人にとどまるなど、正直申し上げるとまだまだ不十分だなと思います。

そもそも感染症に関する水際対策、この趣旨を私はもう少し政府で頭の整理をしていただきたいなと思います。この感染症に関する専門家の本なども読みますと、外国で発生した感染症に対して、国内での対応を準備するための時間稼ぎと位置づけるべきだとされてもおりますし、私もその通りだと思います。

そうだとすると、これだけまん延している中で、何で水際対策をまだやってるの、というのが正直なところです。さらに言えば、報道によりますと、今、日本は世界の中で最も感染状況がひどい状況の中で、なぜ水際対策が必要なんだと、まだ5万人だとか継続してる意味が、私はよくわからない。

それよりは、日本経済が円安で苦しんでいるわけですから、今こそ、インバウンドをしっかり受け入れて、経済を回していくことを考えた方が、私はトータルなオールジャパンとしての対応として「あるべき姿」ではないかと思っております。

従って、早く諸外国並みに、外国からのお客様を受入れるような形に戻して行っていただきたいと強く思います。

記者

26日の全数把握の緩和に伴って、健康フォローアップセンターの運用の目途が立ってきたのでしたら教えていただきたいのですが、どのような状況なのか教えていただけますでしょうか。

統轄官補

まさしく26日からのスタートを目指して、今鋭意、健康フォローアップセンターの検討をしているところでございます。それに間に合うように準備を進めていきたいと思っています。

記者

療養期間の短縮という話も昨日出てきたと思うのですけども、7日に短縮されることについて知事の受け止めを教えていただけないでしょうか。

知事

専門的な見地からそういう決めをされたということであると思いますので、私としては尊重するべきだと思います。

記者

県の方針としては歓迎されるものなのかどうなのか、いかがでしょうか。

知事

それは専門的な判断でそうされるのならば、それはそれでよろしいんじゃないかと思います。

記者

コロナに関して2点あるのですが、後遺症に関連して、具体的な相談窓口や診療体制のイメージでは、今、山梨大学が週1回、確か時間無制限でやっていると思うのですが、それを山梨大学の医学部に毎日やってもらうとか、あとは色々な地域ごとにそういった窓口を作るのか、どのように考えていらっしゃるのかということ、それに対する予算をどのように考えていらっしゃるのかということが、まず大きく1点目です。

知事

1点目は、これから医療関係者の皆さんとしっかり相談をして考えていきたいと思います。

その前に調査をかけて、どれぐらいの広がりがあるのか。しっかりとした情報がないのが残念ながら今の現状ですので、まずそこをしっかりとした調査をかけて情報を得たいと思います。

それによって、必要な医療資源をどういうふうに投入するか、或いは相談窓口をどういうふうに用意して投入するのかというのも決まってくると思いますので、まずは調査をしたいと思います。

それからこの調査にかかる費用に関しましては、まだ予備費を一定程度持っておりますので、そこで十分賄えると思います。

記者

2点目ですが、コロナと経済の両立の観点から見たときに、昨年、確か信玄公祭りは2ヶ月前のタイミングでキャンセルをしなければ間に合わないということで去年は延期が決まったのですけども、今の感染状況を知事もおっしゃっていたように減少傾向と、ピークアウトという話もありますし、警戒感がありながらも減少してるということだと、今の段階では知事としては、今年の信玄公祭りはやれるというふうに考えていらっしゃるのか、それも含めて、秋の一連のイベント、ガールズコレクションも含めて、どういうふうに考えていらっしゃるかお願いします。

知事

今感染者数はピークアウトをしつつあるのではないかと思っております。また、オミクロン対応のワクチンも19日の週にも配送が始まるのであれば、常識的に言えば、今月中から接種も始まると思います。そういったことも踏まえれば、10月の下旬に、東京ガールズコレクションも、信玄公祭りもありますし、我々、山梨県がようやく羽ばたいていく大きなイベントが目白押しになっておりますので、私としては、ぜひこれは実行したいと思います。

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令和4年度山梨県民地域貢献者表彰について

知事

山梨県民地域貢献者表彰ですが、県内各地域におきまして、複数の役職などを務め、幅広い分野で活躍された方々を対象とするものであります。

すなわち、個々人そのご本人に着目すれば、多方面で大変地域に対して大きな功績を残されているにもかかわらず、逆に幅広く活躍されるがゆえに、一つひとつの役職歴では、既存の表彰制度の対象にならない方々がおられます。

このような方々に光を当て、その功績を広く伝えることで、さらなる地域振興につなげていこうということで、一昨年から実施しているものでございます。

本年度は3回目となりますが、受賞者は、8名の方々です。

いずれの皆様も、役職年数の合計が18年から30年と大変幅広い分野で長きにわたり、まさに地域を支えてこられた方々でありまして、本表彰に相応しいと考えている次第であります。

全ての皆様に表彰のご了解をすでにいただいておりますので、9月15日に表彰式を開催したいと思います。

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「メディカル・デバイス・コリドー構想」PR動画の公開について

知事

「メディカル・デバイス・コリドー構想」PR動画を作成いたしました。

本県では、今後も安定的な成長が見込まれます医療機器産業の集積を目指す「メディカル・デバイス・コリドー構想」の実現に向けて、様々な取り組みを実施しているところでございます。

今般、メディカル・デバイス・コリドー推進センターにおきまして、この構想ですとか、センターの取り組み、県内企業の高い技術力をPRするための動画を作成いたしました。

この動画は、10分ほどのフルサイズ版と1分半のショート版を作成いたしまして、本日から、県の公式YouTubeでも公開することといたしました。

本日は、ここで、このダイジェスト版をご覧いただきたいと思います。

     (ダイジェスト版動画を放映)

県外の医療機器メーカーの訪問時ですとか、或いは、医学会の展示などの各種イベントで活用していきたいと思います。

また、県内企業とのマッチングを更に活性化させつつ、新規参入、取引の拡大に繋げて参りたいと思います。

なお、この動画は、今は日本語だけですけれども、今後、外国語バージョンもしっかり作って取り組んでいきたいと思う次第であります。

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発表事項以外の質問項目

安倍元総理の国葬について

記者

安倍元総理の国葬に関して、県の方で、当日どういった対応をするか決まっていることが今ありますでしょうか。

知事

しっかりとした議論は、現状ではまだ行っておりません。ただ、基本的に国葬を行うわけですので、常識的な対応を私たちはするべきだろうと思っています。

記者

それは、例えばですが、弔意を示すことは、それぞれの都道府県には求めないとは言っていますけれども、何かしら弔意を示すような形を考えているということでしょうか。

知事

国葬をやる、ということになっているわけです。それに基づいて、地方自治体も広い意味では日本国の構成要素でありますので、国葬をするということが決められた以上は、当然、県として弔意を示すことは、あろうかと思いますし、また国葬への出席も当然するべきことだろうと思っております。

記者

例えば、教育委員会を通じて学校側に弔意の強制をすることに関して、ちょっと批判的な声もありますけれども、そういったような通知とか、県として出すことは考えていないですか。

知事

そこまではまだ議論しておりませんので、よく関係者と相談していきたいと思います。

記者

知事自身のお考えで、ちょっと議論がいろいろと賛否も分かれている中で、知事自身は、この国葬についてはどういうふうに捉えていますか。法的根拠がないのではないかとか、いろいろな指摘がありますけれども。

知事

そこは、国で、政府で国葬をすると決めた以上は、まずそれに準じるのが私は普通のあり方だろうと思っています。

その是非に関しては、それは議論するべきところで議論していただければいいわけで、地方自治体としては、国で国葬をやろうと決められて、地方自治体もぜひ参加してくださいというお話があれば、お断りをするべき特段の理由がない限りは、デフォルトとしては当然、先ほど申し上げましたけれども、山梨県といえども国の重要な構成要素でありますので、今はそれに参加するべきだと考えています。

現時点で、山梨県として、今回の国葬に反対する特段の事由は、少なくとも私が承知している限りでは、見つけることができないと。むしろ、感謝の対象でありこそすれ、思い返せば2014年、大雪があった時には大変なお世話になっているわけですし、その後も、様々な点で、安倍政権当時は、山梨県に対してご配慮いただいているということでありますので、少なくともお世話になった方だという認識でありますので、国葬については、出席してしかるべきだろうと考えています。

記者

今の件に関して確認ですけれども、弔意を示すというのは、例えば、県庁で半旗を掲揚するとか、そういったことを含めて検討するという認識でよろしいでしょうか。

知事

はい。

記者

加えて1点確認ですけれども、出席はもう当然しかるべき、ということは、知事ご自身が出席されるというお考えということでよろしいでしょうか。

知事

出席、出席と申し上げていますけれども、出席を求められれば出席をしたいと思います。まだご案内いただいていないので、ご案内いただいてから、いただいた場合には、それはお受けしようと思っております。

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甲斐ベリー7に対する大田市場(トップセールス)での評価について

記者

昨日、知事は東京へ行かれて、フルーツのトップセールスをやってきたと思いますが、シャインマスカットと同時に、甲斐ベリー7の売り込みもやってきたわけですが、両方のブドウについての反応がどうだったのか、もし分かれば教えてください。

知事

甲斐ベリー7を市場関係者に試食していただきました。皆さん一様に驚いておられまして、「これは本当においしいですね」と。やはりプロも認めていただいたということで、私ども一層意を強くしたところです。

本県のシャインマスカットも、小さい袋に入れて試供品でお配りしたのですけれども、それこそ、お配りした瞬間に瞬間蒸発をするような状況でしたので、本当に、山梨県のシャインマスカットは高く評価されているなというのを、肌身で感じた次第です。

記者

そうなると、甲斐ベリー7については、もう来年には市場に並ぶという感覚でいいのですか。

知事

まだ今のところは、私が報告を受けている限りでは、来年いよいよ出荷が始まりますけれども、1トンということで、市場に出回るという状況には、まだまだちょっと遠いかなと思っています。

早く市場を通じて多くの皆さんに、この甲斐ベリー7、このいわゆる赤シャインを多くの皆さんに召し上がっていただきたいなと強く思います。

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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