ページID:104269更新日:2022年5月10日
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防災新館401,402会議室 11時30分から 発表事項 発表事項以外の質問事項 なし |
知事
まず本県の感染状況につきまして申し上げます。
昨日までの直近1週間の新規感染者数は857人、前週と比較いたしまして21人の減となっております。
病床使用率につきましては、10%台後半となっております。医療従事者をはじめ、県民の皆様のご尽力のおかげであろうと思います。比較的安定した状況が確保できているということは、ありがたい限りです。
しかしながら、今後、連休中の人流の活発化の影響によりまして、感染者が増加することも、これからあり得る話でありますので、引き続き警戒を怠らず、マスクの着用、三密の回避、換気の徹底をはじめとした基本的な感染防止対策を、今しばらく徹底していただきますようお願い申し上げます。
記者
ゴールデンウィーク中に抗原検査を甲府駅で実施したと思うのですが、実績とどのような効果があったかお伺いしたいです。
知事
実績の詳細は担当からお話させますが、1000を超える検査をされた方がいて、うち14件陽性の方が出たということで、目標として当初5000を用意しましたけれども、そこには届かなかったまでも、一定程度の感染拡大の防止の効果はあったのかなと考えています。
検査を受けられた皆さんのご協力に対しまして、この場をお借りいたしまして感謝申し上げたいと思います。
対策監
検査の実績ですが、1128件の検査件数になります。このうち陽性者が14名いたということでございます。
記者
連休中の人流に伴って今後、感染者が増えてくる可能性があるというふうにおっしゃっていたところをもう少し詳しく伺いたいです。
知事
感染されてから発症するまで、大体何日か期間が遅れますので、今ゴールデンウィークが終わったばかりということで、これから発症されて、検査を受けられる方も増えてくるのかなと思います。
ゴールデンウィークに限らず、休日の後に大抵は増えてくるというのもこれまでの傾向でもありますので、そういう意味ではちょっと我々にとっては気が抜けない期間がまだしばらく続くかなと思います。
記者
連休中は、医療機関もお休みであったりとか、検査数自体もおそらく今までの平日と比べると少なくなっているのかな、これから検査数が増えてくるのかなと思うのですけれども、それを踏まえて県民の方に呼びかけといいますか、気をつけて欲しいことがあれば。
知事
もしちょっと体調が悪いなと思われたら、ぜひ早めに検査を受けていただいて、治療プロセスに入っていただきたいと思います。
私の経験からも、ちょっと体調の異変を感じたら、早く検査をし、治療すれば早く治るわけでありますので、感染すること自体はもう本当にどうにもしようがないことでありますので、それ自体は別に悪いことでは全くない、仕方のないことでありますが、ただ感染されたらなるべく早めに検査をされて、必要であればその治療を受けていただく。
こうしていただくことがご本人のためにも、またご家族を含めた周りの皆さんのためにも良いことだろうと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
知事
去る5月7日、高校総体におきまして、女子の5000メートル競歩競技において、給水所で飲料水を提供すべきところ、手指消毒液が入ったコップが提供されてしまったという事案が生じてしまいました。
消毒液を飲んでしまった選手1名が体調不良を起こし、大事には至らなかったものの、本来あってはならないミスでありまして、まずは誤って口にされてしまった選手、そしてそのご家族はじめ、皆様に対しまして、県として大変申し訳なく、お詫び申し上げたいと思います。
この原因につきましては、まず、こういう事態に至ったプロセスをしっかりと第三者も含めて検証し、その検証を踏まえて原因を究明し、その原因を踏まえて再発防止策をしっかり立ち上げ、実行していくことに努めて参りたいと思います。
この旨、教育委員会に指示をしているところであります。
改めまして、今般の誤って口にされてしまった選手、そして、そのご家族の皆様に対しまして、心からのお詫びを申し上げたいと思います。
記者
第三者に調査をお願いすると言っていましたが、第三者委員会のいわゆる設置のように考えているのでしょうか。
知事
本来こういうことは常識では考えられないことでありますので、まずは迅速に、かつ、客観的に、かつ、疑念のない形で、なぜこういうことが起こったのかというのを、我々の立場としては、しっかり明らかにすることが必要だろうということで、今お話に出た委員会というよりは、まさに第三者の専門家を入れて、迅速に調べ、検証をしたいと考えております。
知事
山梨県におきましては、再生可能エネルギーを用いた自立・分散型電源の普及を進めるとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けまして、太陽光発電設備及び蓄電池システムのさらなる普及拡大を積極的に進めているところであります。
今回、太陽光発電設備の共同購入を希望する県民を募り、入札による一括発注を行うことによってスケールメリットを働かせ、設置時の初期費用の低減を図る「太陽光発電設備等共同購入事業」を実施することといたしました。
過日、共同購入の実施主体となりますアイチューザー株式会社さんと協定を締結し、この協定に基づきまして、5月11日から共同購入希望者の登録を開始いたします。
この事業は、希望される方が多くなるほど設置費用が安くなる仕組みであります。
是非とも、県民の皆様、事業者の皆様には、積極的に登録をしていただき、この機会に、太陽光発電設備の導入を進めていただければと存じます。
知事
地域との関わりが希薄で孤立しがちだと言われております男性介護者の実態を把握するため、この男性介護者の皆さんでつくられる「山梨やろうの会」にご協力をいただき、都道府県レベルでは全国初となる調査を行いました。
その結果、多くの男性介護者が、プライドが邪魔をして弱音をはけず、悩みを一人で抱え込み、孤立状態になっている実態が改めて浮き彫りになったところであります。
また、孤立状態を解消するためには、介護サービスの利用による負担軽減が、有効であることも明らかになりました。
このため、男性介護者同士が悩みを共有できる場や、ケアマネージャーが企業などを訪問し相談に応じるプッシュ型の支援策などを早急に検討し、男性介護者の孤立防止を図って参ります。6月補正予算に必要な経費を盛り込んで、できるところからしっかりと対応を進めていきたいと考えております。
記者
6月補正に必要な経費を計上するとのことですが、具体的にどんな事業を考えておられるのでしょうか。
知事
今まさに検討中でありまして、その姿が見え次第、またご報告をしていきたいと思います。関係部局に対しましては、次の予算へのタイミング、すなわち6月補正において、できる限りの対応を盛り込むように指示をしているところであります。もうしばらくお待ちいただければと思います。
知事
最後ですが、「文化芸術・観光融合促進事業費補助金」につきましてご報告申し上げます。
本日からこの補助金の交付申請を受け付けることといたしました。
この補助金ですが、旅館・ホテルなどの宿泊施設や観光イベントなどにおきまして、県内の伝統芸能や創作活動の出演の機会が設けられた場合には、その費用の一部を県が助成する事業であります。
伝統芸能や創作活動の担い手の皆さんにおかれましては、活動の場を広げるとともに、活動資金の確保に繋がるものと考えております。
一方で、宿泊施設の皆さんにとっては、サービスの高付加価値化による消費額の向上が期待され、さらには、観光客の皆さんにとっては、県内の様々な伝統芸能をはじめ、クリエイティビティに触れる、或いは文化に触れるということで、旅の楽しみが一層充実するという、三方一両得をねらった事業であります。
文化芸術によって県内経済を活性化させ、その果実を文化芸術の振興に再投資するという好循環をつくり出して参りたいと考えております。
「文化立県やまなし」の実現に向けまして、この事業を文化人の皆さんも、そして宿泊施設或いは観光関係の皆さんも、是非とも積極的に活用していただければと思います。
また、この文化芸術の担い手の皆さんと宿泊施設のマッチングにつきましては、担当課が一生懸命やりますので、ぜひとも遠慮なくご相談をいただければ本当にありがたいと思います。
もうすぐインバウンドの解禁なんていう話もちらほら出ておりますので、それに向けまして、本格的な「観光立県やまなし」の回復、さらには飛躍跳躍に向けまして、ぜひ、この助走期間ともいえる今からこの事業を使っていただいて、また、新しい山梨の観光のあり方、或いは新しい文化の振興のあり方というものをともに築き上げていければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
以上