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ページID:7427更新日:2017年3月24日

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県政ひざづめ談議結果概要・笛吹市ワイン会

開催日時:平成20年7月31日(木曜日)午後4時~
開催場所:本坊酒造(株)山梨マルスワイナリー
テーマ:ワイン産地のブランド力を高めるために

 

今回の「県政ひざづめ談議」は、日頃、ワイン振興にご尽力いただいている笛吹市ワイン会の14名の方々と「ワイン産地のブランド力を高めるために」をテーマに、産地のイメージアップや販路拡大などについて対話を行いました。
対話に先立ち知事は、「山梨のワインは、各ワイナリーの醸造技術や甲州ブドウなどの質も向上し、海外をはじめ、県内外における評価も高まっている。山梨にとってワインは宝であり、ワイン振興を積極的に図っていきたい」などと述べるとともに、「良いワインなので、外にPRしていくことが大切」などと、販売に対する重要性、必要性を強調していました。
参加者からは、「1社、2社で海外に販売拠点を置くのは難しい。現地のスーパーやデパートのコーナーの権利を確保してもらいたい」「日本のコーナーを設けなければ、消費者の目に留まらない」などと、販路拡大への足掛かりを求める意見が出る一方で、「小さなワイナリーでは輸出なんて考えられない。まずは地元で消費していくことを優先したい」「もっと宣伝する場や機会をつくってほしい」などと述べる方もいました。
また、参加者からは、「農家と契約しワイン原料を調達しているが、高齢化のため、今後の調達が難しくなってくると思う。新たな担い手を育成するための対策や助成を行ってもらいたい」「ワイン原料として甲斐ノワール、甲斐ブランなどを栽培してきたが、この間にさらに新しい品種が出てくるなど対応に苦慮している」「新しい品種を研究することは大切。しかし、何十種類もの中でブランド化を図るのは無理。特定種にするのか、その地域にあったものを選んでいくのか、将来的な計画をたてるべき」であるとか、「新しい品種ではなく、甲州種が10年後も良い原料用品種として維持できるように改良をしてほしい。特に温暖化に対する品種改良の研究は必要だと思う」などと、ぶどう農家の担い手対策や醸造用ぶどうの品種改良について意見を述べました。
これに対し知事は、「耕作放棄地は頭が痛い問題。本県でも65歳以上の農業者が6割以上を占めており、専業農家は3割程度。何とか良い対策を考えていきたい」「新しい品種だけではなく、甲州種を徹底的に研究していくことは大事だと思う」などと答えていました。
さらに参加者からは、「ブランドを高めるためには、文化づくり、地産地消を進めることが必要。つまり、県民の人にもっとワインを飲んでもらう働きかけをする、雰囲気づくりをする、これが原点であると思う」とか、「山梨の良い点を宣伝しているかと言われれば、自分自身を振り返ってもまだまだ足りない。県民自体が山梨のことをもっと知って、PRしていくことが重要だと思う」との意見もでていました。
最後に知事は、「県が考えていることと、皆さんが考えていることに大きな違いがないと感じた。いろんな意見をいただいたが、今後もワインの振興に努力していきたい」との感想を伝えました。

詳細はこちら県政ひざづめ談議結果概要(笛吹市H20年7月31日)(PDF:73KB)

 

H20笛吹A

H20笛吹B

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