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ページID:121846更新日:2025年7月11日
令和7年6月30日(月曜日)午前11時から午前11時15分
県議会議事堂2階 議会運営委員会室
6月定例会では、総額223億円を超える一般会計補正予算や、「県職員の育児休業等に関する条例」の改正案などの議案について審議・議決しました。
補正予算では、ケアラー実態調査の結果を踏まえた新たな事業や、夏休み中に生活困窮世帯等の子供たちに食糧支援を行う施策などが提案され、議員からも多くの質問が行われました。
これらの施策に加え、県政の諸課題についても議論が交わされ、全体として活発な審議が行われました。
県議会としましては、引き続き、様々な政策課題について、自由闊達な議論を交わし、二元代表制の一翼を担う議会としての役割をしっかりと果たして参りたいと考えております。
高校生議会についてであります。
選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられたことを踏まえ、次世代を担う高校生に県議会を体験してもらうことで、県政や県議会に対する理解と関心を深め、政治参加への意識の向上を図るため、来たる7月31日に高校生議会を開催することといたしました。
この高校生議会では、参加する高校生が、本県の将来に向けた提言を行い、若年層の意見を県政に反映する機会としたいと考えております。
参加校は、県内の公立、私立高等学校及び特別支援学校高等部の約3分の1にあたる16校であり、各校から1名の生徒を推薦していただく予定です。
また、参加した高校生には体験した内容や得られた知識について、自校の生徒に伝えるなどして、この貴重な体験を共有していただきたいと考えております。
なお、開会前には、主権者教育の一層の促進を図るため、山梨県選挙管理委員会における研修を実施する予定となっております。
(記者)
高校生議会に参加する高校生に、伝えたいこと、学んで欲しいことについて伺います。
(議長)
議長の所信のときに申し上げましたが、18歳に選挙権年齢が引き下げられた後もなかなか若年層の投票率は伸び悩んでいるというのが根底にありまして、その中でいくつか要因はあるのでしょうけれども、特に県議会は、高校生にとってみれば遠い存在であるという話も伺っておりますので、ぜひ雰囲気だけでも、県議会というものを体験していただいて、政治に対する関心を深めていただきたいと考えております。
(記者)
高校生議会はこれで何回目ですか。
(事務局)
今回で8回目となります。
(記者)
毎年1回でしょうか。
(事務局)
そうです。
(記者)
どういう基準で学校を選ぶのですか。
(議長)
3年間で全部の高校を回るようにやっており、今回は最後の3年目となります。地域的な偏りや私立、公立、特別支援学校の偏りもないようバランスよく選定しています。
(記者)
選管による事前の開会前の研修は、どういった中身を予定されているのでしょうか。
(事務局)
選挙管理委員会からは、選挙権や被選挙権の関係について基礎的な資料を出していただくことになっております。
(記者)
所信でも高校生議会のことを取り上げておられたのですが、今回は、特に議長がリーダーシップをとって今までとはちょっと違う、こういう思考を盛り込んだみたいなことがありますか。
(議長)
今年は1人の高校生が意見を述べたらすぐに常任委員長にその意見について講評していただく、一問一答ではないですけども、分割質疑・分割討論みたいな感じで、一対になるように、意見を言っていただいたら講評し、次の高校生が意見を言っていただいたら講評し、全部終わったら私の方から総評するというようなスタイルに変えてみようかと思っています。その方が、高校生にとって、すぐにどうだったのかわかるのでいいのかなと思います。今年度の工夫としてやってみようと思います。
(記者)
同じく所信の中で、高校生議会に加えまして、他にも若年者の方と県議会との意見交換をしてみたいとおっしゃっておられたと思うのですが、そのあたりだんだん具体化してきていますか。
(議長)
私のまだ構想の段階ですけれども、まず常任委員会でそれぞれの所管する方々と、年に1回ぐらい意見交換をしているのですけれども、そこで例えば女性や若年層の方との意見交換をそれぞれの分野でしていただきたいということを、各常任委員長に伝えようと思っています。これは秋以降に行いまして、それ以外に、まだ誰にも言っていない私のただの構想なのですけれども、議長主導で、例えば学生と意見交換をする。さすがに36人の全議員というわけにはいきませんので、どういうメンバーにするかはともかくとして、私が主導して学生とのテーマを定めて意見交換みたいなことをして、政治参加の機運を醸成していきたいと思っています。
(記者)
ぜひ実現していただくように進めばいいなと思います。
(議長)
ありがとうございます。
(記者)
今お話のあった学生というのは高校生や大学生ですか。
(議長)
もしかしたら高校生になるかもしれませんが、大学生へのアプローチをしてみたい。大学のみならず、短大、専門学校など、いわゆる高校生より少し上の年代の人も考えていこうかなと思います。新たな試みとして、これも秋以降になってしまうと思うのですが、やっていこうと思っています。
(記者)
なかなか学生と議員たちが意見交換をするような場というのは、これまであまりなかったのでしょうか。
(議長)
過去を振り返ると常任委員会でやったことは何回かあったかもしれませんが、あまりなかったかもしれません。
(記者)
副議長は、議場でもおっしゃっておられましたけれども改めて何か一言お願いします。
(副議長)
議長が所信で表明された様々な項目につきまして、しっかり、私の立場で、どういうふうに進められるかというのを考えながら、実現に向けて進めていきたいと思っています。そもそも、副議長は、所信でも表明をさせていただきましたけれども、議長をお支えすることが本義ですので、議長の御構想である住民意見の聴取もされていくということについても、お支えしていきたいと思っています。しっかりと、大番頭を務めていきたいと思っています。
(記者)
あまり1人会派であることを意識することは特段ありませんか。
(副議長)
議会という機関ですので、当然それは会派というものはあるのですけれども、実際には議員一人一人が付託或いは信託をいただいているので、会派などを超える議会という一点で、議長を中心としたその機関が、どういう風にしていくかというのは、やはり二元代表制の基本になりますので、会派ではなくて議会という、議長のもとに進めていく体制というのが最終的なものですので、逆に、あまり僭越なことは言えないのですけれども、大きな会派ではなく、いわゆる1人会派で議長を選出されておりますし、私も含めて、これは非常に山梨県議会として、すばらしいことではないかと。自分たちの都合とかではなく、議会の本意ということで、議長を選出していただいたので、そこに向かって私も副議長として、議会を取りまとめて、議長を支えていくということが、先程も申しましたけれども、決意をしたというところであります。
(記者)
副議長の選挙の内容につきまして、無効票は2票ありましたけれども、その外34票全てということで、そのあたり、議員からの信託を受けたという自負はいかがでしょうか。
(副議長)
本当にご推挙いただいたという、これをどうお返しするかは、やはり、改めて決意したことが、議長を支えて、しっかりとした議会運営、それから議会改革されるという御意志も議長はされてますので、それを補佐していくことが私の使命だろうと思っています。その結果を持って、皆さん方の信託にお答えしていきたいと思っています。
(記者)
先程、御経歴を頂戴したのですけれども、大学院というのは、議員になってから行かれたのでしょうか。
(副議長)
市議会議員の最終年度かその前の年だと思います。
(記者)
政治家としてもう一度学び直すという意欲をもってということですね。
(副議長)
ありがとうございます。