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ページID:74352更新日:2016年8月4日

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議長記者会見(平成28年6月21日)

詳細内容

 平成28年6月21日(火曜日)午後2時~午後2時50分

県議会議事堂2階議会運営委員会室

 

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所感

(議長)

まず、過日の熊本地震においては、多くの方が犠牲になられましたが、衷心より御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、現在においても避難所での生活を余儀なくされております方々に対しましてお見舞い申し上げます。

県議会では、4月16日の本震発生後、18日には見舞いの電報を打電するとともに、28日には議員拠出による見舞金を贈呈したところであります。

去る6月6日に開会した6月定例会は、6月20日に閉会しました。

今定例会においては、総額16億円余の一般会計補正予算案などの審議と併せ、大規模地震発生時における災害対応、東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致に向けた取り組み、地方創生の推進、世界遺産富士山の保全と安全対策などの課題につきましても、活発な議論が交わされたところであります。

また、今定例会では、「平成28年2月山梨県議会定例会閉会日の流会に関する調査特別委員会」及び「指定管理施設・出資法人調査特別委員会」が設置され、活動が開始されたところであります。

なお、昨日の閉会日には、流会に関する調査特別委員会に地方自治法第

百条に基づく調査権を付与することとされたところです。

また、4月の臨時会において、「山梨県自殺対策に関する条例」を制定したところでありますが、この条例の基本理念に基づき、行政及び県民等が一体となって、自殺対策を総合的かつ計画的に推進していく必要があることから、昨日、「自殺対策山梨県議会議員連盟」を設立したところであります。

今後は、この議員連盟を通じて、本県における自殺対策の効果的な推進に向けた活動を展開して参りたいと考えております。

6月定例会を終えての所感は以上のとおりであります。

 

質疑事項

 (記者)

流会に関する百条委員会の設置が決まりましたが、議長としてどう受け止めていますか。また、委員会に自身が呼ばれた場合、どのような対応をしますか。 

(議長)

重く受け止めています。より開かれた議会を目指して今まで取り組んできましたが、県民の皆様に多大なご迷惑をおかけしました。また、私としては、最優先でしなければならないと考えておりました議案審議が、議員の退席によりできなかったことは非常に残念に思っています。

百条委員会については、呼ばれた場合には、しっかりと答えていきたいと思います。 

(記者)

流会の一番の原因はどこにあると考えていますか。 

(議長)

議長不信任が成立しましたが、県民生活最優先と考えたときに、やはり議案審議をまず進めていくべきであると考え、再開して議案審議を始めました。

そこで、議員が退席したという事態が発生し、非常に残念に思っております。 

(記者)

これまでの流会に係る会見で、議長は、再開に向けた取り組みをしてきたと述べていますが、調査特別委員会の調査では、議長から再開の相談を受けた人はいないという結果が出ており、話に相違がありますが。また、議長は休憩中にどこで何をしていましたか。

(議長)

議長室に戻り、再開に向けての対応や、また議会運営委員長からの打診があった場合の対応について考えていました。その後、控室に行き、他の議員に対し「どうしたらよいか」という趣旨の発言をしました。私としては、相談したつもりでしたが、大勢がいるところでそういう話をしたということであって、個別への相談ではないため、相談がなかったという受け取り方をされたのかもしれません。

(記者)

議会運営委員長と話をされなかったのはなぜですか。

(議長)

状況が状況だけに、こちらから相談すべきか、あるいは議運委員長の方から再開の打診があるのか、状況を見ている中で、特にしなかったということです。

(記者)

議会運営委員長から、事務局を通じて何回か協議の打診をしたが、協議中との理由で先に進まなかった、と聞いていますがそのとおりでしょうか。

(議長)

委員長からの打診については承知していません。

 (記者)

延長すれば議案の審議ができ、流会にもならなかったと思いますが、なぜそういう方法をとらなかったのですか。

(議長)

再開に向けた努力はしましたが、再開の放送を入れたのが17時少し前 であり、私も議場へ駆けつけましたが、間に合わなかった、ということです。

(記者)

その努力について具体的にお答え下さい。

 (議長)

具体的な形では現れませんでしたが、皆さんの意見を聞くため控室に行き、相談をして取り組んだつもりでいます。

(記者)

会派の中でも、議長の辞任を求めて脱退する議員もいますが、この現状をどのように考えていますか。

(議長)

議員個々の考え方もあると思います。他の会派に所属すれば活動範囲が広がるとか色々考え方はあると思いますので、その中で会派を変更したということだと思います。

(記者)

議長としては、現段階で辞任の考えはありますか。

(議長)

考えていません。これまでも公平公正に、最大の努力をしてきたつもりでいますし、今後も円滑な議会運営に向けて努力をしていくことが私の使命であると思っています。

(記者)

議長として、流会という結果を招いてしまった上で、ご自身の努力は十分だったと考えていますか。

(議長)

私なりに努力はしたつもりでいますが、流会という結果から、十分と言えるかどうか、厳しいと思っています。

(記者)

議長名での再開の放送が入ったのが16時58分と言われていますが、これは議長の指示によるものですか。

(議長)

私は指示をしておりません。局長の判断によるものだと思います。

(記者)

議長から再開の指示を出していないことになりますが、それはなぜですか。

(議長)

他の会派の動向などを見ながら再開できるかどうかの判断をしようと思っていました。

(記者)

他会派の議員は17時前には議席に着いていましたが、なぜ議長は間に合わなかったのでしょうか。議長さえ17時前に議場に入っていれば、延長できたのではないですか。 

(議長)

放送が入ってすぐに駆けつけましたが、17時を過ぎたということで入場できませんでした。

(記者)

再開の権限を持つ議長がその指示をしなかったために流会になっていることについて、責任をどのように考えていますか。

(議長)  

流会になった責任というのは私にあると思っており、大変申し訳ないと思っています。

 

(以上)

 

 

 

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