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ページID:87648更新日:2018年11月1日

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議長記者会見(平成30年9月20日)

詳細内容

平成30年9月20日(木曜日)午前11時30分~午前11時50分

県議会議事堂 委員会室棟2階 議長応接室

0920議長記者会見

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所感

(議長)

昨日、第127代議長に選出されました。

一夜明けて、重責に身の引き締まる思いであります。

就任のあいさつでもふれましたが、議長の要職への就任にあたり、今までの議会の議長の改革の流れを継承して、私の信条であります、「忍耐、勇気」を肝に命じながら、議会の機能強化や公正、公平な議会運営に全精力を注いでまいる覚悟でございます。

今後とも、より良い山梨の未来が築けますように、後藤知事の進める重要施策等に関し、自由闊達な議論が交わせるよう、一定の距離感を保ちながら、質の高い意思疎通が図れるよう議会としての役割をしっかりと果たしていきたいと考えております。

以上であります。

質疑事項

(記者)

議会改革について、具体的にどのようなことに取り組まれるのでしょうか。

(議長)

まず、大規模災害への対応です。これは喫緊の課題であり、マニュアルはありますが、議会の対応がより実践的になるように、各議員等への招集の連絡対応など、事務局と検討しながら進めていきたいと考えています。

それから、議会の政策立案能力の向上です。現在、情報端末の導入を進めているところです。来年度当初予算に計上するという案が出ていますが、検討委員会と連携をとりながら着実に進めていきたいと思います。

また、ミネラルウォーター税導入提言や県産木材利用促進条例についても委員会で検討していますので、委員会と連携しながら着実に前に進めていきたいと思っています。

広報活動の強化については、今、ホームページ等で情報提供を行っているところですが、フェイスブックやツイッターなども活用して、各委員会の活動状況や私の活動状況などの情報提供を行い、開かれた県議会を目指していきたいと思います。

議会事務局の機能強化については、白壁前議長の時にも議会事務局職員を対象に研修会を開催していましたが、もう少し実践的に、例えば全国議長会と連携し、専門性に長けた職員を派遣していただく人事交流などを進めることができればと、事務局にそういう意味で指示をしているところです。

(記者)

議会の役割として政策立案と監視機能があると思いますが、先日の障害者雇用の問題もあり、議会のチェック機能についてはどのようにお考えですか。

(議長)

障害者雇用については、私も大変遺憾に思っています。議会としても検討を行い、チェック機能が強力に働くような仕組みを作っていければと思います。

(記者)

選挙がありますので、普通に考えると任期は来年の4月だと思いますが、これらのことについて、いつまでにやり遂げようと考えていますか。

(議長)

先ほどの情報端末導入の関係は、来年度当初予算に計上するということですので、任期中にはできるのではないかと思います。ミネラルウォーター税導入提言や県産木材利用促進条例の関係は、検討委員会での状況を見ながらできるだけ早期に進めていければと考えています。

私の場合、任期は来年の4月までですので、議員の皆さんと相談しながら、そこまでで可能なものはしっかりと進めていければと思っています。

(記者)

歴代の議長の会見の際に必ず聞いていることですが、議長職の持ち回り批判がありまして、これについて白壁前議長の会見の時にも質疑させてもらったのですが、河西新議長は持ち回り批判についてどのように思われますか。

(議長)

白壁議長は、自分の公約が達成したら身を引くと就任当初から思っていたようです。そういう意味で、公約が達成できたということで、白壁議長もお辞めになったのだと思っています。

それぞれの議長さんの判断で決断したのだと思いますし、それで良いのではないかと思います。

(記者)

白壁前議長も昨日のあいさつのなかで、必ずしも最大会派の三期生にこだわらないで、一期生でも二期生でも議長経験者でもやる気があれば手を上げて立候補することがあって然るべきだというお話をされていました。これについてはいかがですか。

(議長)

私も同感です。

(記者)

議長が頻繁に変わってしまっては、知事と対峙する議会という視点から、どうしても議会側が弱くなってしまうのではないでしょうか。議長の強力なリーダーシップがあってこそ、知事と政策競争ができるのではないでしょうか。

(議長)

そういう意見もありますが、例えば白壁前議長の場合、自分の公約が達成できたということですから、やはり議長本人の意見や思いを尊重することが大事ではないかと思います。

任期が長いから知事と政策競争ができるというわけではないし、短くても県民のための議論が執行部としっかりできれば、それで良いのではないかと思います。

(記者)

とりあえず任期は来年の選挙までということでしたが、選挙が終わった後は、これは仮の話になりますが、河西議長がもう一度議員に戻られた場合、もう一回議長をやられるという気持ちはありますか。

(議長)

それは私自身で決められることではありません。いろいろな考えがあるかと思いますので、その時はその時で考えていかなければならないと思います。

(記者)

市民の間からは、河西議長は流会の時の副議長ということで、その責任があるのではないかと。その責任があるのに、今回、議長になるのはおかしいのではないかという声がありますが、その点についてはどのように思いますか。

(議長)

私は副議長という立場でしたので議会を開く権限はありませんでしたが、議会内に百条委員会が設置され、その中で議長、副議長、また会派間の意思疎通がなかったという結論が出ましたので、責任がなかったというようなことは私には言えませんが、その反省を受けて、今度はそのようなことがないように、県民のための県民の議会を目指していくために、基本条例を作ったわけです。私もそれの反省に則って進めていく。それしかないと思っています。

(記者)

所信表明会の時に、小越議員が、議長が頻繁に変わるのは良くないので、原則4年にする努力義務を設けたいとおっしゃっていましたが、これについて河西議長はどう思われますか。

(議長)

基本条例ができてから時間があまり経っていないので、今の状況で私がそれをどうするということは考えていませんけれど、そういうことも話題に上ってくるのかなとは思います。

(記者)

確認ですが、河西議長は任期満了の来年4月まで務められることを、現時点では決めているのでしょうか。

(議長)

歴代の議長がいろいろと改革を進めてきており、私もそれを引き継ぎ全部が全部というのは難しいかもしれませんけれど、完成できるものはしっかり私の任期中に取り組みたいと思います。

(記者)

先ほどと関連した質問ですが、任期中にできなかった場合は、改選後に、繰り返しで恐縮ですが、議長をやる可能性は現時点であるのでしょうか。

(議長)

次の任期に私が議員として選出されるのかも分かりません。そういう意味では、申し送りといいますか、進捗状況が分かるものを何か残して引き継ぎをしていきたいと考えています。

(記者)

確認ですが、立て続けに当選3回の議員の方が議長になられています。会派の中で、3回の議員が議長をするという暗黙の了解とかはあるのでしょうか。

(議長)

そういう話は聞いたことがないし、暗黙の了解というのはないと思います。

(記者)

河西議長が議長職を退かれる時期について、改選期以外は考えていないのでしょうか。

(議長)

今のところ、考えておりません。

(記者)

白壁前議長のように、公約を実現された時というお話はあるのでしょうか。

(議長)

ご存じのとおり、これから検討していくことも多いが、途中で終わりにするということは、私の場合、ないのではないかと思います。

(記者)

立候補するタイミングについてお伺いします。白壁前議長が9ヶ月前に立候補した時に、また、その6ヶ月前に望月元議長が立候補した時に立候補するという選択肢もあったのではないでしょうか。

これは私の私見ですけれども、複数候補が立たないから持ち回り批判があると思うのです。

そうすると、なぜ以前は立候補せずに今回は立候補したのでしょうか。

(議長)

それぞれ自分の思うところがあって立候補したのだと思いますが、私はその当時そのような思いがありませんでした。私どもの任期も残り少ないわけですが、誰かどうか議長をやらなければならないわけで、私も議員になった限りにおいては、しっかり県民のための、私の思う議会運営を進めていきたいという思いに至ったので、今回、立候補させていただいたということです。

(局長)

以上をもちまして、議長の就任記者会見を終了させていただきます。

(以上)

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