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ページID:94128更新日:2020年3月30日

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議長、副議長就任記者会見(令和2年3月24日)

詳細内容

令和2年3月24日(火曜日)午後1時30分~午後1時55分

県議会議事堂2階 議会運営委員会室

R020324

 

所感(議長)

(議長)

昨日の2月定例会閉会日に、大柴邦彦前議長の後を受け、第129代議長に選出された山田一功と申します。改めましてよろしくお願いいたします。

はじめての経験ではありますが、山梨県議会の長い歴史の重責とともに、執行部側の知事と同じベクトルの方向を向いて、県民のため、県政の発展のため、あるいは県民福祉の向上のために尽くしていきたいと思います。

また、二元代表制という意味において、執行部側のチェック機能としての役割もあると思いますので、チェック機能を果たしていくなかで、県民の幸せのために、あるときは知事と車の両輪のように、知事の進める施策を応援していくという場面もあるかと思っております。

不慣れではございますが、一丸となって頑張っていきますので、ぜひ御指導をお願いしたいと思っております。

以上です。

所感(副議長)

(副議長)

昨日の2月定例県議会閉会日に、遠藤浩前副議長の退任を受け、第116代山梨県議会副議長に選出された杉山でございます。よろしくお願いいたします。

1日が過ぎまして、その重責に、改めて、身が引き締まる思いであります。

副議長の役割は、議長の一番近くにいて、多忙を極める議長の職務を補佐することであると思います。

これから、議長を支え、議長とともに、民主的で公正・公平な議会運営に努め、副議長の職責を全うしていきたいと思います。これからもよろしくお願い申し上げます。

以上です。

質疑事項

(記者)

前回の議会などでは、タブレット端末の導入等の議会改革が行われましたが、議長は、どのようなことを任期において実現したいとお考えでしょうか。

(議長)

昨日、思いの一端を述べさせてもらいましたが、一昨年の白壁議長の時に実現した高校生議会の取り組みを、素晴らしいと思っておりました。昨年も大柴議長のもとで行い、高校生がはつらつとした姿で参加し、それを各学校に持ち帰ってフィードバックする姿の報告を聞き、政治に無関心だという若年層への訴えかけとして、非常に良い取り組みなので、引き続きやっていきたいと思います。ただ、議長と副議長だけの参加ではなく、議員あるいは委員長がもう少し関われるような方策等について検討し、バージョンアップできたらと考えています。

また、昨日もお話したように、女性の政治への参加について、女性議員がゼロという基礎自治体が9議会あるので、意見交換会の場に女性に参加いただけるような、裾野を広げるようなことを進めていければと思っております。

タブレット端末については、令和3年度には本格運用となりますが、まだ若干の戸惑いもあるので、もう少し検討が必要だと考えています。もちろん、ペーパーレスについて、後戻りはできないと思います。タブレット端末には災害情報等の伝達機能もあり、単に議会の資料という枠を超えたものになってくるので、5Gの時代に先駆けて、バージョンアップしていくことがさらなる議会改革の一つになるものと思っております。

(記者)

拡大しているコロナウイルスについては、いかがでしょうか。

(議長)

山梨県議会でも、3月9日に災害対策連絡会議を開催し、その会議の名称を「山梨県議会新型コロナウイルス感染症対策連絡会議」に変更しております。これについては本当に未知の領域というか、例えば2014年2月の豪雪の時の経験があって次にどう動くのかというのとは違い、我々ができることもある程度限られてきます。現在は、科学的な根拠に基づいた県の施策に対し、それを強力にバックアップしていくこと、それから県民が不安を持つことに対し、分かっている情報を周知していくことが、今の議会に与えられている役割ではないかと思っております。

(記者)

昨日の所信表明では、議会改革、議会の活性化に関して、各会派代表者会議についておっしゃっていましたが、具体的にどのようなことをお考えでしょうか。

(議長)

他会派の方たちと相談した際に、各会派代表者会議について、もう少し活発な議論が交わせるようにという話がありましたので、これについてチャレンジしたいと思っております。ただし、議長の一存というわけにもいきませんので、議会事務局にも指示をしながら、議論を活発にできる方策を探っていきたいと考えております。

(記者)

議会基本条例の運用についても、改めて検証していきたいとおっしゃっていましたが、何か具体的なものはあるのでしょうか。

(議長)

議会基本条例については、一定の期間を経たところで見直すという申し合わせがあります。また、逐条解説の委員会については、私が委員長を務め全会一致で御承認をいただいた経過があります。この検証については、例えば、何らかの委員会なりプロジェクトチームを作って行うなど、いずれの方法になるかはわかりませんが、一度ここで振り返りをする必要があると思っております。

(記者)

議会基本条例を作った時にそのような役割を果たされたということですが、この3年間について、この条例は機能していたと考えていますか。

(議長)

いわゆる憲法的な意味合いがありますので、その条文一つ一つを見て当てはまったかどうかはともかく、我々の頭の中に、議会基本条例があることがベースになっていることは間違いないと思います。

(記者)

各会派代表者会議での議論の活性化についてですが、この議論というのは、基本的に議会運営に関しての議論ということですね。

(議長)

はい。

(記者)

今回、大柴前議長が10ヶ月という短期間でお辞めになられ、今日も議長宛に市民団体から申入書の提出があったかと思いますが、短期間で議長が交代することについて、どのような御所見をお持ちでしょうか。

(議長)

任期が長いから良い仕事ができたとか、短いから駄目だったということではなく、やはり立候補の所信を述べた中で、自分の思いが実現してきたということが大きいと思います。一概に任期の長短で判断できないと思っております。

(記者)

同じような質問になりますが、山田議長御自身は、御自身の任期といいますか、勤め上げたい期間についてはどのようにお考えでしょうか。

(議長)

やっていった中で、どのぐらい自分の所信が達成できるかに関わってくることですので、ここでは明言することはできないと思います。

(記者)

今回、議長が変わるプロセスの中で、自民党の会派において、事前に調整がなされたと認識しています。議会基本条例では、意欲ある方が名乗りを上げて、その中から選ばれることになっていると思いますが、事前調整が行われていると、立候補制の形骸化に繋がってくるのではないかという見方もあると思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。

(議長)

調整があったのかは分かりませんが、私は所信表明しましたので、一期生や二期生も含め、このような思いでやるからとお願いに行きました。その過程の中で、水面下でそのようなこともあったかもしれませんが。形骸化と言われてしまえばそうかもしれませんが、私としてはそういう感覚はありませんでした。

(記者)

チェック機能の発揮について、現状発揮できているとお考えでしょうか。

(議長)

できると思います。例えば全員協議会のなかで議論を闘わせたり、執行部に対して疑問点の詳細な説明を求めたり、方向性を軌道修正したりすることもあるので、相当大きなチェック機能になっていると思います。本会議で否決することだけがチェック機能ではないと思います。

(記者)

執行部の案件に関する説明の仕方や、議会に対する意見の諮り方に関して、何か要望などはありますか。

(議長)

私は最初2人だけの会派だったので、その後大きな会派に入った際の情報量の違いに驚いたことがあります。その経験からすると、全員協議会については、機能しているといいますか、情報として良い線をいっていると思っています。

(記者)

最初の御挨拶で、チェック機能を果たしていきたいということをおっしゃっていましたが、それは現状、県政の中で課題があるからでしょうか、それとも現状維持というニュアンスでしょうか。

(議長)

同じ有権者が首長と議員を選ぶ二元代表制度において、議会にはチェック機能としての役割がありますので、それをどのように果たしていくかについて、私が議長になって疑問に思うところは、発言していきたいと思います。

(記者)

チェック機能に関わらず、議会を運営していく上で、議長が課題として感じている点などがあればお伺いしたい。

(議長)

はじめて議長になることや、各会派代表者会議の一員としての経験がないこともあり、現状では少し運営してみないと明確には答えられないのが実際です。

(記者)

2月議会を拝見していると、山田議長は本会議場に最初に入ってくることが多いと思いましたが、心掛けているのでしょうか。

(議長)

一期の時代からその気持ちを忘れないようにと、一貫して続けています。

(記者)

執行部のチェック機関として、知事が自民党籍を持っていることについては、どのような御所感をお持ちですか。

(議長)

知事が自民党籍を持って、自民党の力も借りる中で、県政のためあるいは県民の福祉向上とか、今日より明日、明日より明後日を豊かにしていくため、政策を実現していく中で必要と思っていることであれば、それは御本人の御判断ではないかと思っております。

(記者)

議会においては、議長や副議長が会派を抜けないのが慣例となっていますが、小さな会派も経験され、それから時を経て議長となり、今度は小さな会派の方とも接する立場として、大会派に属していることについてはいかがでしょうか。

(議長)

特にそれが障害になるとは思いませんが、やはり少数意見にも耳を傾けていく、いわゆる公正公平な立場で議会運営を行っていくという言葉に尽きるものと思います。

(局長)

以上をもちまして、議長及び副議長の就任記者会見を終了させていただきます。

 

(以上)

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山梨県県議会事務局 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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