ページID:63560更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成26年12月1日月曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

発表事項

発表事項以外の質疑応答
 

 平成26年12月議会提出予定案件について

知事

12月定例県議会は、12月10日に招集することといたしまして、本日、招集告示を行ったところであります。

提出案件は、条例案15件、予算案4件、その他の議決案件4件、承認案件1件、報告事項19件 の予定であります。

提出案件のうち、条例案についてでありますけれども、ひとつに地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための基金を設置する「山梨県地域医療介護総合確保基金条例制定の件」や富士・東部地域における障害児の福祉の増進を図るための「山梨県立富士・東部小児リハビリテーション診療所設置及び管理条例制定の件」などを提出することといたしました。

次に、平成26年度12月補正予算につきまして説明させていただきます。一般会計の補正予算の規模は、26億2,230万2千円でございます。これを既定予算と合わせると、4,765億6,073万1千円となるわけであります。

また、特別会計は、人件費に係る集中管理特別会計で、8億1,060万1千円を増額いたしまして、と同時に恩賜県有財産特別会計ほか1会計で、繰越明許費を設定しております。

今回の補正予算についてでありますが、事業計画に基づいて、今回計上することがあらかじめ予定されていたもの。新たな補正要因で、緊急を要するもの。人事委員会勧告等に基づく職員給与費の補正などを計上することとしております。

内容といたしましては、主なものでありますが、地域医療介護総合確保基金の設置及び同基金を活用した事業の実施に要する経費。富士山の噴火に備えた火山防災対策に要する経費。JR東海から受託するリニア中央新幹線の用地取得事務に要する経費。観光客の一層の誘致と甲州ワインのブランド確立を図るため、明年開催されるミラノ国際博覧会への出展に要する経費。サンリオのメインキャラクターであるハローキティを「やまなし観光ナビゲーター」に起用して、本県観光のPRを行うための経費などを計上いたしております。

以上が、主な提出予定案件でございます。なお、詳細につきましては、財政課長から後ほど説明をさせることといたします。

以上であります。

発表事項以外の質疑応答

 12月定例県議会について

記者

今回の12月議会が、知事が出席される最後の議会になると思いますが、それについての所感をお願いします。

知事

おっしゃるように確かにこの12月議会が、私の最後の議会になるわけでありますが、格別やはり通常の議会と同じでありまして、特に特別な感想、考えというものはあるわけではありません。

しかし、最後でありますから提案理由説明、議会の最初に提案理由説明というものを30分~40分やりますが、その中ではこの8年間を振り返って、自分としてはどんなことをやったか、というようなことについて説明をするということはしたいと思っております。

 衆議院議員総選挙について

記者

明日、衆議院議員総選挙が公示になりますが、近年、県内でも非常に投票率が低いという課題がありますが、今回の選挙について県民の方に知事からのコメント、メッセージみたいなものがありましたらお願いします。

知事

今回の解散についていろいろな議論がありますが、この2年間安倍内閣というものが、従来の民主党政権と違ったかなり新しい政策を打ち出してきているわけです。

したがって、この2年間の安倍内閣の成果を県民として、国民としてどう評価するか、大変に大事な選挙だと思います。そういう意味で、時間は限られているわけでありますが、よくよく有権者は、政見というものを聞いて適切にご判断をしていただきたいと思っております。

記者

最近、どの選挙でも非常に投票率が低いのですが、有権者がなぜ選挙に行かないのか、ということをどのようにお考えでしょうか。

知事

これは、長年の選挙に係る課題でありますから。特に、若い人達にとってみれば、なかなか選挙というものに対する関心を持ちにくいということで、昨年インターネットを使った選挙運動が解禁をいたしまして、候補者、政党もホームページ、ツイッター、フェイスブックを使ったり、或いは電子メールを使ったりして自分の考え方を有権者に積極的に伝えていく、ということをかなり幅広く認められたこともありますから、そのような効果が出てくるのではないかと期待をしているところであります。

今回の選挙、どちらに風が吹いているということでもないようでありまして、そういう意味においては過去2回の衆議院議員総選挙に比べると、やや低調な感じがいたしますが、我々としてもぜひ投票に行ってもらうように選挙管理委員会には、しっかりと県民の皆さんにお願いをしていただきたいと思っております。

 富士山登山者数について

記者

先週、富士山の世界文化遺産学術委員会がありまして、その中で一日あたりの望ましい登山者数を今後3年後にかけて出していくということを打ち出されたのですが、3年後くらいに出てくる数字の性格についてお伺いしたい。そこに向けて相当両県努力して絶対に達成しなければならない数字と考えるのか、それともあくまでも努力目標であってそれに向かって努力はするけれども、達成できなくても仕方ないという数値なのか、あるいはもしかしたらその中間くらいなのかも知れませんが、知事としてはどのようなお考えでしょうか。

知事

イコモスが来訪者戦略というようなことを言っておられたり、有識者の皆様からも登山者がやや多すぎるということもあって適正な登山者数を出すべきではないかと、それで一定の入山規制的なものを考えるべきだという意見もある中で、山梨県、静岡県としては、3年くらいかけて科学的に有識者の意見を聞きながら、それぞれの登山道ごとの一日あたりの登山者数というものを検討しようということになったわけであります。その数字の性格ということでありますけれども、私としては、それは、努力目標値というふうに考えております。もし、それを法律なり条例に基づく規制の基準にするということになりますと、非常に大きな問題がでてくる、たとえば、登っていく人の列の中で突然「はい、あなたはここでおしまいです。」と、もし沖縄や北海道から来た人が富士山の麓まで来て、さあ登ろうと思ったら、もう総量規制でおしまいです、というのでは、ちょっと納得いただけないものがありますから、法律等に基づく一種の総量規制としてやるということにはなかなかなりにくいのではないか、と。そうすると、いろんなPRその他の方法によって、その数字が達成できるように努力していく、そういう数字ではなかろうかと思っております。

リニア中央新幹線について

記者

リニアの関係でお尋ねします。12月17日に東京と名古屋で着工の祈願祭をやるということなのですが、いよいよ始まるというところになるわけですけれども、それに関しての所感をまずお尋ねしたいのですが。

知事

これは国から工事実施計画が認可されたということでありますから、当然今年度が着工の年ということになるわけであります。着工といっても直ちに具体的な工事そのものがすぐ行われるわけではないのですけれども、用地買収とかそのための事前説明とかそういうことを粛々と丁寧にやっていかなければならないということになろうと思います。特段感想というようなものはありませんけれども、何にしても県とJR東海が緊密に連携を市町村も含めて取りながら、本県の場合には用地取得の面積が大きいわけでありますので、用地取得の面積ということで言えば神奈川県の方が大きいのだそうですが、これはあそこで車両基地などを造るからなのですが、しかし用地取得の難しさという点では、これはリニアが通るその沿線の鉄道敷の土地を買うというのが非常に難しいわけでありまして、騒音の問題とか色々な問題が出てきますから、ですから地権者の皆さんはもちろんのこと、地域住民の皆さんによくよく丁寧に説明をしながら、ご理解を頂きながらできるだけ円滑に進めていかなければならない、そのように思っているところです。県としてはJR東海から用地取得事務の一部、というよりも大部分の委託を受けますので、これが円滑に進むように組織また人員の面では十分なものを配置したいと思っているところです。

記者

今お話しがあった用地の関係ですが、事業説明会が一通り終わったわけですけれども、それに関してどういう内容だったかということの報告を受けていらっしゃって、それへのご感想というか、どういうものを思っていらっしゃるかを教えていただけますでしょうか。

知事

今のところ(関係課が)整理をして説明をしてくれるということになっておりまして、まだ詳しいことは聞いておりません。したがって毎日その都度読んでいるマスコミでの情報の範囲内ですけれども、やはり沿線の住民の皆さんの騒音とか電磁波障害とかそういう環境問題に対する懸念が大変に大きいということであります。これはある意味当然のことでありまして、そういう方々に対してよくよく数字を示しながらきちっとした説明をしていかなければならないと思っております。あと、大量の土砂が出てくるが、その土砂を処理するために運搬車両が非常に頻繁に通行することに伴う問題だとか、日照の問題とか色々な課題があるようでありますから、色々な問題についても県民が心配している大事な問題でありますから、しっかりと説明をしていきたいと思っております。

 

(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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